場づくりへの思い
親による幼児虐待などのニュースを耳にするたびに、親だってそんなことしたくてしている訳ではない、ちょっとだけ誰かの助けがあったら、ちょっとだけ心のゆとりがあったら、そんなことにはならなかったろうに、と思います。
そのような悲劇を繰り返さないためにも、次世代を担うこどもを、親ばかりでなく、人生経験の豊かな高齢者をはじめとする地域の人たちが協力して育てる。そんな場が多くの地域にできることを夢見て、まずは札幌市豊平区西岡に、コミュニティ・サロンを中心とする居場所創りを進めています。
私たちは、東京および埼玉の出身ですが、縁あって札幌への転勤を機に、札幌市南区藤野で、あかちゃんからお年寄りまで、障がいの有無にかかわらず誰もが気軽に立ち寄れる友だちづくりの場のフロンティア・ランナーとして25年に亘って活動を続けている「むくどりホーム・ふれあいの会」に15年以上にわたってボランティア・役員としてかかわってきました。その経験を活かして、子育てについて気軽に協力しあえる場を創出したいと思っています。
施設の整備状況と計画
現在、今年令和2年5月末に西岡に完成した自宅に私たちそれぞれの老親と一緒に移り住んで準備を進めていますが、その同じ敷地に、11月末までにコミュニティ・サロンを建て、来年2月末までには、単身高齢者用2戸、ひとり親世帯用2戸、学生用2戸からなるアパートを建てる計画です。
コミュニティ・サロンにおける当面の具体的な活動としては、
・お年寄りから子どもまでが楽しく食卓を囲める多世代食堂
・食べ物づくりをはじめ、大人とこどもの双方が関心を有する学びや遊びを通じた交流
を考えています。
ご支援について
この事業では、多世代食堂を地域の方々に手伝ってもらったり、近隣の大学生にお願いして子どもたちに勉強や遊びを教えてもらったりと、場所づくりを支えるための幾らかの運転資金が必要になってきます。子どもたちや地域のみんなが使える玩具や書籍なども購入する予定です。
新しいかたちの地域社会をデザインしていく当会の試みに、ご賛同とあたたかいご支援をお待ちしています。
一般社団法人協生会 窪田裕子(代表)、川野辺創
ウェブサイト
当法人ウェブサイトでは、施設のご案内など随時更新して掲載しています。