マギーズ東京とは
マギーズ東京は、がんを経験した人とその家族や友人など、がんに影響を受けるすべての人が、とまどい孤独な時、気軽に訪れて、安心して話せる、また自分の力を取り戻せるサポートもある、英国生まれのマギーズキャンサーケアリングセンター(マギーズセンター)の初めての日本版です。
マギーズ東京は、予約なく無料で利用できます(グループプログラムは要申込)。ご見学についてはお問い合わせください。
マギーズ東京ってどんなんところ?
がんに影響を受けるすべての人に
がんを経験している人とその家族や友人や医療者など、がんに影響を受ける人が無料で予約なしに訪れることができます。がんのことが心配な時、診断や検査結果を待つ間、治療中、治療が終わった後、家族や友人や同僚ががんと言われどうしたらいいか、大切な方を見送った後など、あなたが必要とする時に……。
居心地のいい第二の我が家
入り口を入ると、大きなキッチンテーブルが目に入る、居心地のいい第二の我が家のような建物です。受付カウンターはありません。座り心地のいい椅子やソファでくつろぎ、庭を眺めながらお茶を飲んだり、静かに過ごすことができます。
がんに詳しい専門スタッフ
がんに詳しい看護師や心理士がいて、医療知識のある友人のように、あなたの話したい話をお聴きします。そして、治療をしながらの暮らしの工夫や、自分の力を取り戻す実用的・心理的・社会的サポートを探すお手伝いをします。
治療のこと、学校や仕事のこと、お金のこと、医療者との付き合い、たくさんの情報の中から自分に合うものをどう見つけるか、身近ながんの人にどう接したらいいか、など、とまどい迷う時、どうぞマギーズ東京にお立ち寄りください。
●お茶を飲んだり本を読んだり、静かに過ごすことができます。
●看護師や心理士が、あなたの話したい話をよくお聴きします。
●あなたが自分の力を取り戻すための実用的・心理的・社会的サポートをご一緒に考え、探すお手伝いをします。
さまざまなグループプログラム
グループプログラムも開催しており、無料で参加できます。ご自身に合ったプログラムを見つけるお手伝いをいたしますので、初めての方はお問い合わせください。
リラクセーション/ストレスマネジメント/食事と栄養/ノルディックウォーキング/メイクやウィッグ・頭皮ケア/男性同士のネットワーキング/グリーフケア/「これからのわたしのために(Where now?)」/リンパ浮腫や放射線の相談/家族や友人のための時間 など
マギーズ東京ができるまで
マギーズ東京の設立の背景には、2人の女性の強い思いがあります。
秋山 正子 認定NPO法人マギーズ東京共同代表理事・センター長
がんと診断された姉の在宅療養を通じて、病院以外での支援の重要性を痛感しました。看護師としての豊富なキャリアを活かし、訪問看護の分野で多くの人々を支えてきました。
鈴木 美穂 認定NPO法人マギーズ東京共同代表理事
自身が24歳で乳がんを経験し、未来が想像できなくなった中、治療や生活について相談できる場所がなく困った実体験から、同じような状況にいる人々のために何かをしたいと考えるようになりました。
秋山と鈴木が出会い、「日本に、がんと共に生きる人の居場所をつくりたい」という2人の強い思いが重なり2016年にマギーズ東京が開設されました。マギーズ東京は英国に本部を置くMaggie's Cancer Caring Centres 国際ネットワークの一員です。
無料での利用は、ご寄付に支えられています
がんに影響を受けるすべての方々に“無料でご利用いただける”マギーズ東京は、多くの方のご寄付・ご協力に支えられています。お預かりしましたご寄付は、空間環境の維持、専門職スタッフの配置など、センター運営の継続のために大切に活用させていただきます。