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原爆の図保存基金の経過ご報告
2017年5月5日の開館50周年記念日からはじまった「原爆の図保存基金」は、たくさんの皆さまから温かいご支援を寄せていただいています。
2024年9月末時点で、累計寄付金額は3億2700万円となっています。すでに使用した諸経費(設計や事前工事などの経費、広報活動費、絵画修復費用、等)を差し引くと、約2億5千万円となっております。
当初から改修費の目標金額は3億円とご案内してきましたが、実は近年の資材や人件費の大幅な高騰に加え、建築調査の結果、新たに問題が見つかったこともあり、今後の改修に向けて、非常に難しい判断を迫られています。 また、原爆の図第2部《火》も愛知県立芸術大学で修復作業が進んでいます。来年の春には完了予定ですが、引き続き、第3部以降の修復も進めていかなければなりません。
現時点で、新たな保存基金の目標金額は4億円を目指しています。
どうぞ引き続き、ご支援、ご協力をお願いいたします。
原爆の図保存基金 https://congrant.com/project/m...
改修工事のための長期休館とInstagram特設のお知らせ
丸木美術館は2025年9月28日をもちまして、全館改修工事のため長期休館に入ります。 リニューアルオープンは2027年5月5日(開館60周年記念日)頃となる予定です。その間、改修計画の進捗をお伝えしつつ、丸木夫妻のあゆみと丸木美術館の歴史を振り返るため、Instagramに「丸木美術館 原爆の図保存プロジェクト」を特設しました。さっそく「丸木美術館Story その1」という記事をアップしましたので、ぜひフォローをお願いいたします。
プロフィールへのリンクはこちら ⚫︎https://www.instagram.com/hiro...。
2024年の丸木美術館の活動
太平洋ビキニ環礁の米軍水爆実験で第五福竜丸等が被爆してから70年という節目の年。 昨年秋から続くパレスチナ・ガザ地区への攻撃を想起する企画展・松下真理子「人間動物」が静かな反響を呼び、年末には日本被爆者団体協議会のノーベル平和賞受賞というニュースもありました。
2024年には、次のような企画展やイベントを行いました。
[企画展]阿波根昌鴻 写真と抵抗、そして島の人々
▶︎詳細はこちらから https://marukigallery.jp/7284/
[イベント]丸木美術館57周年開館記念日・映画「沖縄戦の図」上映
▶︎詳細はこちらから https://marukigallery.jp/7620/
[企画展]松下真理子 人間動物
▶︎詳細はこちらから https://marukigallery.jp/7600/
[企画展]菅亮平 Based on a True Story
▶︎詳細はこちらから https://marukigallery.jp/7901/
[イベント]被爆79年丸木美術館ひろしま忌・映画「HELLFIRE」上映
▶︎詳細はこちらから https://marukigallery.jp/7980/
[企画展]川久保ジョイ Left is Right -45億年の庭と茹でガエルー
▶︎詳細はこちらから https://marukigallery.jp/8213/
原爆の図丸木美術館 年次活動報告会 2024(YouTubeチャンネルで配信)
丸木美術館を支えてくださる皆さまに感謝の気持ちをお伝えするため、2021年度から活動報告会を行っています。今年は12月13日(金)14時から、オンライン(YouTube丸木美術館公式チャンネル)にて活動報告会を行いました。 2023年度の収支報告に加え、現在進めている美術館の改修計画や「原爆の図保存基金」の経過についてご報告や、2024年に開催した展覧会やイベントの内容をお伝えしました。
報告会は、丸木美術館専務理事の岡村幸宣がお送りし、また、wyes architectsの齋賀英二郎、八木香奈弥による改修計画の現状報告も行いました。
現在はYouTube丸木美術館公式チャンネルのアーカイブにてご視聴いただけますので、ぜひこちらのリンク⚫︎https://www.youtube.com/live/yrT-VORETV8?si=XnbnXneNi5QLk1s6からご視聴ください。
今年も沢山の皆様にご支援を頂きましたこと、心より感謝申し上げます。来年は被爆80年、そして現在の丸木美術館の建物で「原爆の図」を観ることのできる最後の年になります。どうぞ引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします。