【緊急募金のお願い】コロナ危機を乗り越えるために
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臨時休館中の丸木美術館を支えてください

原爆の図丸木美術館は、開館当初から多くの市民の力に支えられて歴史をつないできました。しかし今、これまでになかった危機に直面しています。新型コロナウイルスの影響により2020年4月9日より臨時休館せざるをえなくなり、再開の見通しがつかない状況が続いています。この危機を乗り越え、ここにくれば「原爆の図」が見られる場所として存続し続けるために、みなさまのご支援をお願いいたします!

コロナ禍における休館

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、丸木美術館は今、先が見えない状況に直面しています。外出自粛要請により2020年3月頃から入館者が減少し、4月9日には臨時休館しなければならなくなりました。また、3月以降に予定されていた学校などの団体来館、美術館でのイベント、館外巡回展も次々とキャンセルされています。

丸木美術館は大きな助成金がないため、日頃の入館料は大切な収入源です。それが全くなくなり、まだ今後の活動再開の目処が立っていないため、苦しい状況にあります。この間の減収をできるだけ補填する必要があります。

具体的には、運営のために年間2500万円ほどの経費が必要となります。そのうち入館料収入は毎年1000万円ほど。その他に作品の館外貸出料、グッズの売り上げ、友の会会費や寄付収入が運営を支えています。1ヵ月平均にすると約200万円の収入が必要ですが、2020年度の来館者収入はほぼゼロという状況です。

「原爆の図丸木美術館」という場を残すために

現在、私たちはウイルス感染の拡大を防ぎ、大切な人たちの命を守るために、生活を制限して人との距離を保たなければなりません。それはとても重要なことですが、「原爆の図」をはじめとする丸木位里、丸木俊の絵や、位里の母である丸木スマの絵には、命への深いまなざしがあります。感染の収束後にも、こうした絵を、誰でもいつでも見て、ものを思うことのできる場所は、必要とされ続けるでしょう。芸術や文化における大切な役割のひとつが、この丸木美術館にあると考えます。

丸木美術館は、行政主導ではなく、「原爆の図」を中心に、市民の力によって50年以上の歳月をかけて築き上げられてきた大切な「場」です(丸木美術館の活動について、詳しくはこちらのウェブサイトhttps://marukigallery.jp/をご覧ください)。この小さな灯火を消さないよう、ご協力いただけると幸いです。

「危機」を「機会」に変えたい

今回の新型コロナウイルスの感染拡大で影響を受け、経済的に厳しい状態になっているのは丸木美術館だけではありません。そんな中、ご支援のお願いをしなければならないことは、とても心苦しく思います。しかし、丸木美術館という場所を何としても守りたいという気持ちから、呼びかけることになりました。

今回のことは、丸木美術館にとってとても大きな「危機」ですが、この緊急募金を通して、丸木美術館についてもっと多くの人に知っていただける「機会」だとも考えています。この緊急募金について、そして丸木美術館について、ぜひご家族やご友人に広めていただければ幸いです。

コロナウイルスの影響が収束した後には、より多くの方に丸木美術館に足を運んでもらうきっかけになることを願っています。

この危機を一緒に乗り越えるために、応援していただければ幸いです。そして、危機を乗り越えた先には、丸木美術館の扉を大きく開いてみなさまをお迎えします。よろしくお願いいたします。

※2020年5月6日追記※

沢山のご支援、応援のメッセージをいただき、ありがとうございます。大きな反響をいただいており、お問合せへのご対応に多少お時間をいただいております、ご了承いただけますと幸いです。

この緊急支援募金で年間の運営費を上回るご寄付が集まった際には、今後の美術館再開のために必要な費用や原爆の図保存のための費用、次年度以降の美術館運営にも活用させていただきます。皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。

※追記ここまで※

原爆の図丸木美術館学芸員からのメッセージ

人と人とがつながり、助け合う。同じ場所を共有して、同じものを見て語り合う。そんな社会の基本が断たれてしまう日々の中で、丸木美術館という、無数の人びとが支えてきた「場」の意味を考えています。歴史をさかのぼれば、平和な世の爛熟だけでなく、厳しい時代にあっても人は表現を手放さなかったことがわかります。人間の心をえぐるような痛みや、鋭い社会批評を通して世界の本質に近づくことも、文化の大切な役割です。よろこびも、かなしみも、生きるための力になります。現在、より厳しい状況に直面している方々も多い状況のなかで、支援の声をあげることへのためらいもあるのですが、次の世代に「原爆の図」のある美術館をつなぐため、まずはお気持ちを持ってくださる方との連携を大切にしていきたいと思います。どうぞご協力をよろしくお願いいたします。

                       丸木美術館学芸員 岡村幸宣

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