【ウリハッキョマダンによせて】

松本真人

　たぶん、私は第２回の実行委員会から参加させてもらっていると記憶しています。「この指とまれ方式で思いのある人たちが集まって第１回を開催したこと。」（この辺りの経緯はきっと誰かが書いてくれていることでしょう）「今年もやるのか」「第２回、３回と続けていくのか」といったことが話されていたと記憶しています。そうして回を重ね、どんどん参加人数が３００、５００人と増える中で「これから、どのように広げるのか」「どんな人たちに広げたいのか」などの話をしたように思います。

　第１０回のマダンで名前ばかりの実行委員長をさせてもらった時のあいさつで、「いろんな人がいていい場所、安心していられる場所」と話をさせてもらいました。思いやら立場やら、いろいろと違っているけれど、どこか共有できるものがある人たちが広く、安心して集える場所だと今も感じています。そして、そのつなぎ役をしてくれているのが朝鮮学校だと感じています。

日本の滋賀に住む、「日本人」の私にとっても、ここにあってほしい「ウリハッキョ」であり、集える場所「マダン」を大切にしたいと思います。