このプロジェクトで実現したいこと
1967年に建てられた現校舎の老朽化した水道管の更新工事を行い、子どもたちに安全、安心な教育環境を提供したい!
プロジェクトの立ち上げ経緯
1.水道管の破裂
現校舎は建設より57年が経過しており、全体的に様々な設備が老朽化しています。1~2年程前より水道料金の増加が懸念されていましたが、2024年の夏にはその金額が過去平均の5倍以上となり、敷地内のいずれかの水道管(給水管)が損傷していることは疑いようのないものとなりました。業者による調査の結果、運動場下の地中において、学校建設時に敷設した銅製の水道管が腐食して複数個所が破裂しているとのことでした。漏水を止め、水道料金のこれ以上の増加を抑制するためにも、現場調査と応急工事を行いました。また、安心安全な教育環境を実現するため、早急に水道管の新設工事にも着手しました。
2.公的補助金が望めない財政状況
全国にある朝鮮学校は、学校教育法上の各種学校に位置付けられているため、国庫からの補助や助成は一切ありません。また、2010年度に埼玉県が埼玉朝鮮学園に対する補助金の支給を停止(※)してからは非常に厳しい学校運営が続いており、日本の学校と比較しても高額とならざるを得ない授業料と、地域の在日朝鮮人や卒業生、また理解ある日本の方からの寄付金で運営している状況です。そのため、高額となる電気や水道といった学校生活の基盤となる設備の改修工事を行うことさえも、容易ではありません。
※ 誰もが共に生きる埼玉県を目指し、埼玉朝鮮学校への補助金支給を求める有志の会・HP
「朝鮮学校への補助金停止問題Q&A」参照
https://tomoni-saitama-koreanschool.org/faq/
埼玉朝鮮初中級学校について
1945年10月に大宮、川口、川越、蕨など各地にて<朝鮮語講習所>が発足しました。これが埼玉県内での民族教育の始まりです。その後、幾多の困難を乗り越え、県下の同胞たちの悲願である埼玉朝鮮初級学校が旧大宮市高鼻町に1961年4月6日に開校しました。その後、1965年に中級部を併設、埼玉朝鮮初中級学校と改称し、1967年、現在の大宮区堀の内町に新しく校舎を竣工、移転するとともに、1979年9月には体育館を併設するなど教育環境を整備・充実させながら民族教育の強化発展に努め、今日に至っています。
※埼玉朝鮮初中級学校 Facebook https://www.facebook.com/saita...
目標金額を大幅に達成出来れば…
今回の水道管破裂は、配水管(公共の設備)から校舎を結水管の経年劣化が原因です。皆さまのお力添えにより目標金額を大幅に達成することができれば、今回と同様に損傷が激しいと推察される校舎内の配管の更新工事を行いたいと思います。
学校長からのメッセージ
鄭勇銖(チョン・ヨンス)学校長
『私たちは、子どもたちが安心して学び活動出来る教育環境の整備を目指し、在日朝鮮人が集い、地域に愛されるウリハッキョ(私たちの学校)をこれからも守り発展させていきます。日本の友人の皆さま、どうか温かいご支援をよろしくお願い致します!』
寄付金の使い道
寄付金は、公益財団法人ミレ教育財団の埼玉朝鮮初中級学校を指定する特定寄付金として受け入れられた後、同校へ助成され、水道管工事やその他施設修繕など等に使用されます。なお、寄付金額の3%はミレ教育財団の管理費に充てられます。(公益財団法人ミレ教育財団 寄附金等取扱規程)
寄付金の税制上の優遇措置
公益財団法人ミレ教育財団への寄付金には、確定申告の際の「税額控除」や「所得控除」等、税制上の優遇措置が適用されます。※詳細は下記、ミレ教育財団ホームページをご参照下さい。