このプロジェクトで実現したいこと

ICT機器（パソコン、タブレット端末）を購入し、学生たちがICT機器を用いた授業を満足に受けられる環境を作りたい。

プロジェクトの立ち上げ経緯

１．同校のICT環境整備の遅れ

文部科学省が掲げるGIGAスクール構想に基づき、日本学校ではICT環境の整備が急速に進められています。たとえば、日本の公立学校では児童生徒１人あたりの学習者用コンピュータ台数が1.1台となっています（令和６年３月時点。参照：令和5年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果(概要)【確定値】）。一方、和歌山朝鮮初中級学校は今年で創立6７周年を迎える歴史ある学校ですが、公的補助金が望めない厳しい財政状況に置かれており、約１５年前に購入したパソコンをいまだに使い続けている等、ICT環境整備が思うように進められていない状況です。そこで今回、パソコンとタブレット端末を購入し、同校の学生たちがICT機器を用いた授業を満足に受けられる環境を整えるべく、本プロジェクトを立ち上げました。

２．公的補助金が望めない財政状況

和歌山朝鮮初中級学校は学校教育法上の各種学校に位置付けられており、国庫からの補助金が望めないことに加え、2016年度には和歌山県・市からの補助金交付も停止されました。その影響で、学校運営に関して保護者からの学費収入だけでは賄い切れず、たくさんの方々からの寄付を募ることでなんとか運営を続けられている状況です。このような財政状況に置かれていることから、同校におけるICT環境の整備が思うように進められておりません。

準学校法人　和歌山朝鮮初中級学校について

和歌山県和歌山市に校舎を構える学校であり、初級部（小学校）、中級部（中学校）、幼稚班（幼稚園）を併設しております。同校は、前述のとおり学校教育法上の各種学校に位置付けられておりますが、朝鮮のことばや歴史・文化を学習するほか、日本の公立学校と遜色ないカリキュラムに基づいて授業を行っております。

※和歌山朝鮮初中級学校　Facebook：https://www.facebook.com/wakayamakorea/

準学校法人　和歌山朝鮮初中級学校　教員たちからのメッセージ

本校では、朝鮮のことばや歴史・文化を学習するほか、日本の公立学校と遜色ないカリキュラムに基づいて授業を行っていますが、日本学校と比べてICT環境の面で後れを取っています。本プロジェクトにより、ICT機器を駆使して本校の学生たちに対してより質の高い授業を提供し、学生たちの可能性を一層広げられる教育環境を作りたいと考えています。本校の学生たちのために、みなさま、どうかお力添えください。

寄付金の使い道

寄付金は、公益財団法人ミレ教育財団の和歌山朝鮮初中級学校を指定する特定寄付金として受け入れられた後、同校へ助成され、パソコン２台とタブレット端末２台の購入費、及び諸経費に使用されます。なお、寄付金額の３％はミレ教育財団の管理費に充てられます。（公益財団法人ミレ教育財団　寄附金等取扱規程）

寄付金の税制上の優遇措置

公益財団法人ミレ教育財団への寄付金には、確定申告の際の「税額控除」や「所得控除」等、税制上の優遇措置が適用されます。※詳細は下記、ミレ教育財団ホームページをご参照下さい。

　税制上の優遇措置 - 公益財団法人ミレ教育財団 (mire-ef.or.jp)