1. “踊る”が、ただの表現で終わらない日が来た
2026年1月24日(土)、大阪・藤井寺パープルホールで開催されたダンスイベント「DANCE☆STAR challenge 2026(Vol.2)」に、なかよし学園プロジェクトが公式パートナーとして参画しました。
この大会は、コンテスト/バトルという“本気の競技”を軸にしながら、来場者から500円の寄付を預かり、その全額を国際教育支援へ充てる「チャリティ連動型」を採用しています。
私たちがこの仕組みに強く共鳴した理由はシンプルです。
「応援したい」という気持ちが、その場で“教育支援の実装”に変わる。ここに、支援を“続く関係”へ転換できる余地があるからです。

2. “寄付”を「学び」と「相互交流」に変える——CoRe Loopの実装
なかよし学園は今回、寄付を「一回性」で終わらせず、相互交流=学びの往復へ変換するCoRe Loop(つくる→届ける→共に振り返る→還す)を大会現場で実装しました。
具体的に起きたことは、次の3点です。
- 衣装を寄贈:希望チームの衣装を、ルワンダのユースダンスチームへ寄贈。練習・舞台に必要な“踊るための最低限の環境”を整える支援へ。
- 動画を送る:日本の会場で撮影されたダンス動画を現地へ共有し、「届いた」を可視化。
- アンサーが返る:現地からアンサー動画が返送されることで、支援が「関係」に変わる。
重要なのは、金額の多寡ではありません。
「寄付する/される」の一方向を超えて、“同じ舞台に立つ仲間”として互いを認識できる状態をつくること——ここに教育支援を“続く関係”へ変える実装価値があります。

3. なぜ今、Z世代とダンスなのか
大会記事でも触れている通り、いま日本の若者は「つながり」は増えても、将来不安や孤立、比較疲れが可視化されやすい時代にいます。
実際、国内統計では15〜39歳の死因の第1位が自殺であることが示されています。
その中でダンスは、言語や立場を越えて感情を表現できる“身体のことば”であり、自分を解放し、仲間とつながり直す体験でもあります。
さらに制度面でも、文部科学省は中学校で武道・ダンスが必修化される流れを示しており、ダンスが「一部の文化」ではなく、若者の共通体験として広がる土壌があります。
だからこそ今回の連携は、単なるチャリティではなく、
**「表現」×「社会課題解決」**を同時に体感できる“教育装置”として成立しました。

4. ルワンダの若者に「踊れる未来」を——歴史と貧困のなかで希望をつくる
ルワンダは1994年、約100日間にわたるジェノサイドの歴史を抱えています。国連による整理でも、その凄惨さと期間が示されています。
そして「戦争が終われば苦しみが終わる」わけではありません。社会の傷は世代をまたいで残り、格差や貧困は若者から選択肢を奪い続けます。世界銀行のデータでも、ルワンダにおける貧困の課題が読み取れます。
なかよし学園が支援するルワンダのユースダンスチームは、小学校中退経験者を含む若者たちが、ダンスを通じて社会復帰と自己肯定感の回復に取り組む団体です。
「踊ること」は娯楽ではなく、人生を立て直す“希望の技術”になり得る——その現実を、今回の往復型交流は日本の会場に突きつけてくれました。

5. 次回(3rd)へ:Z世代の“共創インフラ”を本気でつくる
次回(3rd)に向けて、なかよし学園はルワンダから「ダンス留学生」を招待し、フリーダンスバトルや共同セッション、ワークショップ等を通じて、交流を“イベント演出”ではなく人材育成の枠組みへ引き上げる計画を進めています。
さらに本大会では、株式会社NIJINが運営するNIJINアカデミーの取り組みとして、不登校の小学生がJrスタッフとして運営に参加する機会も創出されました。
「踊る側」だけが主役ではなく、受付・誘導・運営・映像連携など“場をつくる側”も主役になれる。ここに、多様なZ世代が役割を持ち、社会とつながり直す回路があります。

会員のみなさまへ:応援は「寄付」ではなく、往復する“関係”の燃料です
この取り組みは、支援を「善意の消費」で終わらせません。
日本の表現が現地に届き、現地の表現が日本へ返る。——この往復が、若者の中に「多国間で助け合う感覚」を育てていきます。
会員のみなさまの応援が、この“往復”を動かしています。
引き続き、見守り、広げ、次の挑戦をご一緒ください。
団体概要(テンプレ)
特定非営利活動法人 なかよし学園プロジェクト
所在地:〒270-0021 千葉県松戸市小金原4-14-14
代表者:中村 雄一
事業内容:教育支援・平和/防災教育、探究学習の設計運用、海外(アフリカ・中東・アジア)での教育協働
本件に関するお問い合わせ
特定非営利活動法人 なかよし学園プロジェクト(事務局・広報)
担当:中村 里英
E-mail:peace.office@nakayoshigakuen.org



