本年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻を開始し、多くの市民が犠牲になっています。3月1日にはウクライナで最も歴史のあるハルキウ(ハリコフ)の盲学校が爆撃を受けました。その他の地域でも視覚障害者が大きな被害に遭って生活に支障をきたし、国内外に避難を余儀なくされるなどの混乱状態が続いています。爆撃等によって新たに障害を持ってしまう人々も多数います。世界盲人連合(WBU)加盟組織のウクライナ盲人協会(UTOS)では国内外の避難所や避難列車など移動に関する情報提供、食糧や医薬品の提供、再定住に向けた相談支援などを行っていますが、事態は日に日に深刻さを増しています。
WBUではこうした事態を踏まえ、3月20日付でウクライナの視覚障害者を支援する声明を発表し、同時に協同基金を設立して広く寄付を呼び掛けています。日本としてもこの趣旨に賛同し、ウクライナの視覚障害者の支援のため寄付を募集し、WBUウクライナ協同基金に送金することにいたしました。みなさまからのご寄付は短期的には視覚障害者の救援活動に、中長期的には生活訓練や支援機器の提供、精神的なサポートなど、ニーズに沿った支援に役立てられます。つきましては、みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。
一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付にしよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。
だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい「寄付」がはじまります。
寄付月間とは
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。