”昨年”と”これまで”のご報告

2015年2月から東京都武蔵野市を中心に児童養護施設を巣立つ若者を支援する活動を開始して11年になります。皆様のご支援のおかげで、18 児童養護施設と都内8区の養育里親から巣立つ若者、今年2月も48名、これまでの累計で420名を応援できました。
認定NPO法人(NPO法人の約3%)仲間入りもできました。
いただいた寄附は税控除・損金算入可能になります。
(写真は認定書を受け取ったあと@都庁、中央の村越理事は4月から副理事長に就任します。)

活動の持続と全国展開

毎年一人暮らし用の家電などを待っている若者の期待を裏切らないためには、この活動の運営を属人化しないようにマニュアル化しシステムにノウハウを埋め込むことで、運営できるひとを増やし活動を持続していかなければなりません。
(上の写真は、公開しても差し支えのないホームページ更新のマニュアルの例です。)
18歳~22歳で巣立っていく若者は経済的・精神的にも複雑な問題を抱えており、少ない貯金を切り崩さないことが自立には大切です。
寄贈者の代わりとなって一人暮らし用の家電等を集めて保管管理し、巣立ちの時期に児童養護施設へ配送する活動をボランティアのみなさんと行っています

より多くの児童養護施設などから巣立つ若者を持続的に応援できるよう、環境にも優しいリユース品を最大限活用しています。
この活動が必要とされる背景には
令和5年度における児童虐待相談対応件数が 225,509件とコロナ渦を経てなお増え続けています。また、児童養護施設に入所している子どもは全国に約23, 000人、そのうち約7割が虐待を受けたとされていて、経済面だけでなく精神面でも難しい問題を抱えています。

進学率を上げて正規社員になることが経済面の安定には必要ですが、児童養護施設児は全高校生平均と比べると進学率が低い傾向にあります。また、進学しても学業とバイトの両立ができず、2年で約1/4が中退しているという現実があります。

家電や家具の寄贈を受けることにより購入費20万円を節約できると、初年度の平日1日3時間×半年分のアルバイト時間を減らすことができます。

必要とされなくなったモノを必要としているヒトへ

児童養護施設から巣立つ若者や担当職員からはもちろん、寄贈者からも家電リサイクル処理にお金と労力がいらず次世代に活用されるので「ありがとう」と言ってもらえる“Win-Win”なプロジェクトです。
リユース家電や家具の活用でより多くの若者を継続して支援でき、廃棄処理までの期間を延ばし廃棄回数を減らすことで環境にもやさしいです。
地域でモノを活用し、子どもたちを見守るコミュニティづくりにつながる活動を目指しています。

寄付金の使い道について

基幹システムであるセールスフォース以外にも会計システムの切り替え強化も必要です。
これからも、より多くの若者の巣立ちを応援していくため、みなさまからの支援は運営を強化するシステム化の費用や手順化に使わせていただきます。


鈴木邦明 理事長からのメッセージ
児童養護施設の子どもたちを一括りにはできませんが、多くが親子の繊細で微妙な問題を抱えていて心の領域には中途半端に立ち入れません。
私たちにできることは限られていますが、モノを運ぶ運河の流れも一滴の「しずく」からです。
”より多くの人が、児童養護施設の子ども達のことに関心をもち、無理なく参加し貢献できる形にして、その力を集め繋いで ひとり暮らしの家電家具などを届ける運河にしよう”とSUDACHIプロジェクトをスタートしました。
このプロジェクトにより、巣立っていく若者たちは本来の自立準備に集中できます。もちろん、家電家具などは自立後の日々の生活を支えます。経済的には小さな応援ですが、巣立つときに切り崩さないで済んだ貯金が必ず役立つ日が来ます。
お金や情報が瞬時に飛び交い、注文したモノが翌日届くような世の中ですが、モノに拘り、ビジネスと逆にSLOWな活動です。また、SHARE/SIMPLE/SUSTAINそれとSMILEを大事にしています。
いざというときに頼れる親や家庭がない若者たちの「不安でいっぱいの顔が微笑む瞬間」Moment of Smileがあります。

贈呈式で若者のひと言をもらっていますが、たくさんの寄贈者やボランティアの人たちのスライドショーをみて感極まる若者がいました。式に参加している人たちの『頑張って!』という心の中の声で会場がいっぱいになりました。そしてその子は『バスガイドになって頑張ります』と微笑みました
皆さまに支えられ、お金がなくてもすぐスタートできる活動ですが、若者たちに十分配慮し、この規模で活動を続けるにはお金が必要です。
皆さまと一緒にSUDACHIプロジェクトを続け、仲間を増やしていければ幸いです



