①川崎での炊き出しの実施
本日、年内最後の炊き出しを、川崎の河川敷にて数団体合同で実施してきました。
思わず身体が小刻みに動いてしまうほどの寒さの中、温かいカレーや珈琲、物資の配給を行いました。
今回は、川崎の医学生の団体の皆さんが見学・体験として参加してくださいました。
「医師として働くうえで、一人ひとりの背景を理解できる人になってほしい」という思いから、参加されている当事者の方にお話を伺い、現場の空気や実情を感じていただきました。
お越しになる方は高齢の方が多いため、
「血圧測定や簡単な医療相談ができたら良いのではないか」
「自分たちにできる関わり方は何があるだろうか」
といったアイデアを出し合いました。
寒い中、本当にお疲れさまでした。
またぜひ参加していただけたら嬉しいです!


②居住支援と来年の新しい取り組み
12月に入り、東北にお住まいの20代の方から居住支援のご相談をいただきました。
実家暮らしではありますが家族との関係が良好ではなく、精神障害の治療をしたいけれど理解を得られない。実家に住んでいるため生活保護の申請も難しく、とりあえず東京に飛び出してしまおうかと悩みながらも、所持金がほとんどなく、不安を抱えている状況でした。
ちょうどその頃、東京都八王子市の物件オーナー様より物件提供のお申し出をいただいており、オーナー様とRelightで直接物件を借り上げさせていただけました。
ご相談から約1週間で上京・入居が決まり、生活保護の申請も一緒に行い、数日前に無事受給が決定しました。
年末年始をゆっくり安心して過ごしていただけそうです。
オーナー様をはじめ、役所の方々の迅速なご対応(通常は2週間ほどかかる審査が、今回は約1週間でした)、そしてフードバンクの方からの食材提供など、多くの方の支えがあり実現した支援でした。
今後は、まず治療に専念し、落ち着いたタイミングで仕事を始め、将来について一緒に考える。そんな長期的な関わりを築いていけたらと思っています。
なお、現在は新宿に拠点を置いていますが、入居前から入居直後までの手厚いフォロー、そして入居後は「支援する・される」という関係ではなく、少しおせっかいな地域の人として関われる関係性をどうつくれるかを検証するため、八王子エリアに絞った物件開拓や、拠点移転も検討しています。
さまざまなセクターと協力しながら、その人がその人らしく生きていけるよう、これからも伴走していきたいと考えています。


来年もRelightは、「生きることで悩まない社会」に一歩ずつ近づくため、
住まい・仕事・関係性を切れ目なく支える仕組みづくりに取り組んでまいります。
より多くの方に支援を届けていくため、引き続き見守り、応援していただけましたら幸いです。
年末ご多忙の折ではございますが、どうかご自愛のうえ、穏やかな新年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。



