活動・団体の紹介
NPO法人れおんは、広く一般の家庭や企業あるいは行政機関に対して、メンタルヘルスの問題について、個人や集団の行動を対象とし、主に以下の2種類の活動を通して、人々の暮らしに寄与することを目的として設立された団体です。
①専門的知識の普及:メンタルヘルス問題の予防と対応に関する専門的情報を、研究会、講演会、ホームページ、ニューズレター等を通して広く提供し、社会全体の知識向上・予防啓発に貢献します。
②居場所提供とチャレンジの機会::学齢期の子どもたちへの学習支援、成人期のニーズに応えるためのサークル活動、社会参加を支援する就労訓練プログラム。これらの活動を通じて、私たちは確かな専門性と継続的な支援を提供し、「誰もが安心して生きられる社会」を目指します。
活動の背景、社会課題について
近年、社会の変化は加速し、多くの人が不安や孤立感を抱えています。子育ての悩み、学校や職場での人間関係、将来への不安。生活のさまざまな局面でメンタルヘルスの問題が深刻化し、不登校やひきこもり、精神疾患に苦しむ人々が増加し続けています。効果的な対策を探そうとしても、インターネットには根拠不明な情報が溢れ、混乱に拍車をかけています。地域の公的な支援だけでは手が届かないのが現状であり、さらに専門性の高い支援は費用的なハードルも高く、「一歩を踏み出せない」人も少なくありません。
この深刻な状況において、臨床心理士、公認心理師、保育士といった心と行動の専門家が中心となり、科学的根拠に基づいた質の高いサービスを提供することで「誰もが安心して生きられる社会」を目指すために、NPO法人れおんを立ち上げました。
活動内容の詳細、実績について
れおんでは、上記の目的のために、これまでに、①困難を克服された当事者を招く当事者講演会、②孤立傾向にある人を対象としたサークル活動、③保護者が子育て等の悩みを気軽に話せる場所としての親らぼなどを開催しています。
代表者メッセージ
不登校児童生徒数は20年で約3倍になり、最近では「行きたくなければ学校には行かなくてもいい」という消極的な選択肢が、ネット上に溢れています。またうつ病の患者数は、20年で約2倍になり、新しい薬や心理療法が開発され続けていますが、一向に減る様子はありません。そのような状況で、個別の問題に対応し解決できたとしても、その裏では新たな問題が次々と起きている現状があります。
そこで、問題が起きてからの事後対応よりも、起きる前の予防的対応や、問題が大きくなる前の早期対応を実現するための組織を作るに至りました。
「不登校」の児童を「登校」できるようにしたり、不安症で「休職」している人を「復職」に繋げたりする支援とは異なり、予防・啓発活動は結果が見えにくい活動です。そんな私たちの活動に理解をいただき、賛同してくださる方を募集しています。個人や企業にかかわらず少しでも活動を応援してくだされば幸いです。
寄付金の使い道について
寄付金は、イベントや教室、講演会等を運営し、NPO法人の活動を継続していくための費用として活用いたします。


