命をすくい、涙をとめ、笑顔をつくる
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20万枚のマスクを「あの人に」とどけるプロジェクト

 新型コロナウイルス感染症の蔓延により、私たちが住む国、日本にはたくさんの不安が広がっています。感染者数の増加、重症化のニュース、そして医療崩壊。たくさんの暗いニュースがこの国を覆いつくしています。マスクの不足、個人防護具の不足により最前線の医療機関で働く医療従事者が未知のウイルスと不完全なまま対峙せざるを得ない現実があります。その一方で病院を訪れる患者さん、在宅医療ケアを支える福祉団体さん、未来を育む命を宿している妊産婦さんなど患者さんや医療を支える人々が身を守るためのマスクですら手に入らないまま不安に怯えている現実もあります。このことを受けNPO法人あおぞらは、20万枚のマスクを調達し、新型コロナウイルスと戦う医療者と、現状を不安に思っている人々のために、マスクを配布するプロジェクトを立ち上げました。

マスクが足りない現実


 新型コロナウイルスは2020年4月30日の時点で、 感染者は14,281人、死亡者は432人です。(厚生労働省HPより)今後も感染者数は増加する見込みです。日本の集中治療室(ICU)は、人口10万人当たり7.3床であり、これは医療崩壊が報じられたイタリアよりも少ない状況です。このまま感染者数が増加していくと、重症の患者さんを収容するためのICUがすぐに満床となるのは火を見るより明らかです。
 新型コロナウイルスへの感染者が増えるにつれ、医療従事者への感染リスクも一層高まっています 。医療従事者の感染により、新規入院受け入れの中断や、病棟閉鎖も生じており、医療崩壊の大きな要因となり得ます。救える命を救うためにも、医療者の感染、医療崩壊は避けなければいけません。
 マスク、ガウン、フェイスシールド等の個人防護具は、医療者の感染を防ぐために必要ですが、厚生労働省からもN95マスクの再利用を認めるという例外的な通達がされているように日本の医療現場で個人防護具の不足は深刻な状況です。

 政府は先行して緊急事態宣言が出された7都府県に対し、4月中に医療用のサージカルマスク約1千万枚などを配布し、補正予算案ではサージカルマスク約2億7千万枚、密閉性の高いN95マスク約1300万枚、ガウン約4500万枚、顔全体を覆うフェースシールド約900万枚などを購入するとありますが、日本医師会の試算によると、全国の医療機関で1カ月に必要なサージカルマスクは4億~5億枚、N95マスクやガウン、フェースシールドはそれぞれ約3千万枚が必要で、不足の解消にはほど遠いとされています。

 4月24日、安倍総理が新型コロナウイルス感染症対策本部の会合にて、4月中にサージカルマスク1500万枚、医療用ガウン130万枚、フェイスシールド130万枚などを追加配布する方針である、と発言されました。しかしそれでもまだまだ個人防護具の現場への供給は追いつかないことが予想されます。
 このような情報から新型コロナウイルスと戦う最前線の医療機関での深刻な個人防護物品の不足が継続している現状が伝わってきます。不十分な備えで危険な新型コロナウイルスに現在も立ち向かい、感染のリスクと戦い、疲弊しつつある私たちの仲間のことを思うと胸が痛みます。

 

患者さんも不安に感じている

 医療現場の個人防護具が不足しているその一方で、
感染予防や身を守るための一般的なマスクですら手に入らないまま、
不安に怯えながら日々を暮らしている方々もたくさんいらっしゃいます。

慢性疾患をお持ちで病院に定期的に受診される方、
在宅医療ケアを支える福祉団体の皆さん、
未来を育む命を宿している妊産婦さんなど、
たくさんの方々がマスクを手に入れるのに大変なご苦労をされています。

 新型コロナウイルスの国際的な流行が始まってから、全世界的にマスクの不足が続いていて、
日本もまた例に漏れません。マスクの価格は通常の何倍にもなり、入手することもままなりません。新型コロナウイルスに対応している医療の最前線だけではなく、一般の患者さんのためのマスクも不足している現状です。

あおぞらの思い

 あおぞらは国際医療支援のNPOとしてカンボジア、ラオス、タンザニアの3カ国を活動のフィールドとして「医療を届ける、医療人材を支える、世界の現状を伝える」の3つをキーワードに活動を続けてきました。新型コロナウイルス感染症が世界に蔓延し、渡航自粛が言い渡され、私たちが現地に出向いて活動することができなくなりました。現地渡航し、現地で働くスタッフや住民と触れ合いながらの支援をメインに活動してきたあおぞらにとってこの状況はとても苦しく、厳しいものとなりました。

 このまま新型コロナウイルスが立ち去るのを待つのか。それとも私たちにできることを全力を挙げて考え、行動することを選ぶのか。時間を費やし、議論を重ねた末、『不安を抱えている「あの人」のために行動すること』こそがあおぞらという団体の根幹であることを再確認しました。この未曾有の状況の中でも、行動することで守れる命があるのなら。誰か1人でも笑顔にすることができるなら。あおぞらは何かするべきだ、という結論に達しました。その活動の第一弾がこのプロジェクトです。

新型コロナウイルス感染症で不安に思っている全国の医療者、患者さん、そして仲間たちに20万枚のマスクを届けたい!

 NPO法人あおぞらは エレコム株式会社様にご寄贈いただく不織布マスク10万枚および医療用マスクを10万枚を NPO法人地域医療連繋団体.Needsと連携して 全国各地の医療機関・団体に配布いたします。 マスクは各医療機関・団体に配布され、各医療機関、団体を通して必要とされる方に届けられます。その際の送料をNPO法人あおぞらが負担いたします。

○新型コロナウイルス感染症と戦う医療機関の仲間たち
○在宅医療ケアが必要な方々を支えている医療福祉領域の仲間たち
○感染に対して不安を感じている慢性疾患をお持ちの患者さん
○あかちゃんという未来をその身体に宿している妊産婦さんたち
○子どもを支える現場で活動している仲間たち

あなたの傍にいる「あの人に」マスクを届け、少しでも不安を減らし、笑顔をつくります。

連携する団体


NPO法人地域医療連繋団体. Needs
https://www.npo-needs.com/北九州市を拠点として医療従事者と非医療従事者の地域連携を目指して活動する非営利団体である。地域に必要な医 療の知識を届けることを信条に出張授業やセミナー活動も積極的に行っている。
所在地 福岡県北九州市 
設立:2016年7月11日

〜 応援メッセージ 〜

 不安を抱える『あの人』のために

この想いに深く共感させて頂きました。NPO法人地域医療連繋団体.Needs(NPO法人 Needs)は「医療を届ける、医療をもっと身近に、医療者と非医療者の地域連携」をテーマに、北九州市を中心として全国各地で地域活動を行っています。新型コロナウイルス感染症が蔓延し、多くの人たちが不安を抱える中で、「何か僕たちにできることはないのだろうか」と毎日の様に考えていました。そんな時に、NPO法人あおぞらのみなさんより、今回のプロジェクトについてお声がけを頂きました。

「不安を抱える『あの人』のために、自分たちにできることをやりたい。」

NPO法人あおぞらのみなさんのその想いに深く共感し、今回、このプロジェクトに協力させて頂くことを決めました。地域支援や海外支援と聞くと、どうしても事を大きく捉えてしまい、「人」が見えにくくなることがあります。しかし、地域にしろ、国にしろ、つまるところは「人」の集合体であり、僕たちが地域活動を通して解決したいのは、そこで暮らす「あの人」の困りごとです。僕たちもその事を決して見失わない様に法人の名前に『Needs』という名前をつけました。世界を変える様な大きなことはできません。でも、自分の手の届く範囲にいる人たちの『不安』を『笑顔』に変えることは出来るのではないかと思っています。NPO法人あおぞらのみなさんからの『想いのバトン』を頂き、僕たちも「自分たちに出来ることやってみよう」という気持ちにさせて頂きました。『マスク』を届けると同時に、その『想い』を届けるお手伝いがしたい。そう思って、今回のプロジェクトに協力させて頂きました。新型コロナウイルス感染症の影響で世界中の人が不安を抱えています。だからこそ、今はそれぞれが手の届く範囲で互いに支え合い、みんなで乗り越えていく必要があります。この『想いの詰まったマスク』が、届いた先でたくさんの人を笑顔にして、そして、その想いと笑顔の連鎖がつながっていくといいなと思っています。

NPO法人 地域医療連繋団体.Needs 代表 進谷憲亮

プロジェクトメンバーと事務局

<プロジェクトメンバー>
葉田甲太
 NPO法人あおぞら 理事長・総合診療医
中西貴大 
 NPO法人あおぞら 理事
 東京都立多摩総合医療センター 救急・内科医
嶋岡鋼
 NPO法人あおぞら アドバイザリースタッフ・小児科医
大竹 恵実 
 NPO法人あおぞら アドバイザリースタッフ
 名瀬徳洲会病院 助産師 
岩下義明
 島根大学 医学部救急医学講座 教授  
 救命救急センター 副センター長
進谷憲亮
 NPO法人地域医療連繁団体. Needs 代表理事
 武蔵国分寺公園クリニック 総合診療医
伊東浩樹
 NPO法人地域医療連繁団体. Needs 代表理事   
 社会福祉法人もやい聖友会 地域医療連携室 室長
<プロジェクト事務局>
 近藤 翼 (NPO法人あおぞら)             
 寺村 日蕗香(NPO法人あおぞら)

ご協力いただく機関・団体

・十勝いけだ地域医療センター
・宮城県立こども病院(産科)
・医療法人慈久会 谷病院
・東京女子医科大学八千代医療センター
・聖隷浜松病院総合周産期母子医療センター
・市立恵那病院
・志摩市民病院
・淀川キリスト教病院
・株式会社古閑グリーンプラン
・社会福祉法人いぶき福祉会いぶき福祉会
・NPO法人にこり
・社会福祉法⼈もやい聖友会
・社会福祉法人孝徳会 複合福祉施設サポートセンター⾨司
・社会福祉法⼈ 援助会 聖ヨゼフの園
・与那国町診療所
 その他、全国の医療機関・団体とも調整中です。

寄付のお願い

 各医療機関・団体にマスクをお届けする際にかかる費用は、NPO法人あおぞらが負担することとなっております。本プロジェクトにご賛同いただける方は、このページよりご寄付をいただけますと幸いです。ご寄付をいただいた方には本プロジェクトの報告書をお送りいたします。

 ▷期間:5月1日(金)〜6月30日(火)
 ▷ご協力いただいた寄付の使い道:協力していただける機関、団体にマスクをお届けするための送料として使用させていただきます。


  ※寄付していただいた金額のうち送料を超えた部分に関しては、NPO法人あおぞらを通じて命を守る活動に使わせていただきます。
  ※この寄付は、寄付控除の対象にはなりません。恐れ入りますが、予めご了承ください。

葉田甲太からのメッセージ

今まで、私はNPO法人あおぞら理事長として、
カンボジア、ラオス、タンザニアで活動を行って参りました。
様々な方のお力添えを頂きました。
本当に感謝しております。

私は総合診療医です。
医師として日本の患者さんもたくさん診察させて頂きました。


その中には、新型コロナウイルスの重症化リスクが高い方が多数いらっしゃいます。
膠原病を抱えた30代の女性
10歳の重症心身障害児
糖尿病や高血圧を抱えた方
癌で治療中の患者さん

維持透析をされている方々

不安で毎日を過ごされている、ひとりひとりの患者さんたちの顔が浮かびます。
そのひとりひとりのお気持ちを考えると、本当に胸が痛みます。
そして、私たちの仲間である医療者が、命をけずりながら、
新型コロナウイルスと戦っている現実があります。

毎日の業務に疲弊しつつ医療の最前線にいる仲間たちを思うとまた胸が痛みます。
「患者さんのために、医療者のために、何かできる事をしたい。」
そんな気持ちで、
20万枚のマスクを「あの人に」とどけるプロジェクトを発案させて頂きました。

応援の気持ちを、皆様のあたたかい気持ちを届ける事で、
苦しんでいる仲間や患者さんの健康を守り、
少しでも不安を減らす事ができれば本望です。

それだけが、このプロジェクトに込められた願いです。 
ご賛同よろしくお願い致します。


NPO法人 あおぞら 
理事長 葉田甲太

▷ 参考
1) 厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルスに関連した患者等の発生について(4月30日公表分)」Last accessed May 1st. 
2) Niall McCarthy, “The Countries With The Most Critical Care Beds Per Capita” (Statista, Mar 12, 2020)
3) 厚生労働省「N95 マスクの例外的取扱いについて」
4)  MacIntyre CR, Seale H, Dung TC, et al. A cluster randomised trial of cloth masks compared with medical masks in healthcare workers. BMJ Open 2015;5: e006577. doi:10.1136/ bmjopen-2014-006577
5) Centers for Disease Control and Prevention, “How to Protect Yourself & Others”
6) 北海道新聞「防護具不足「院内感染の恐怖」 ごみ袋で代用「現場は限界」」

 

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