D×P
認定NPO法人

生活困窮する若者を、LINE相談と食糧支援で支える

私たちは全国の若者がLINEで進路や生活相談ができる「ユキサキチャット」を運営しています。累計の登録者は17,000人を超え、不登校や中退、貧困や家庭内不和、虐待、いじめ、進路未定決定など、さまざまな相談が日々よせられています。LINEを使って「否定せず関わる」を大切にやりとりを重ね、まず安心して話せる関係性をつくります。数回のメッセージの往復ではなく、長い方では2年ほどやりとりを続けています。相談される方の希望やありたい状態を尋ね、一緒に次の一歩を考えます。公的機関や他のNPO団体等と連携し、福祉制度にもつなげていきます。 また、特に経済的に厳しい若者には食糧支援・現金給付を実施。給付支援でサポートしながら、「ユキサキチャット」で生活改善に向けてやりとりを行ないます。現金給付の目的は、生活費、家賃、学費など。ライフラインの滞納の解消・引越し・医療費など一度に大きな出費がある場合は8万円を給付します。食糧は約30食を若者に直接届けます。パスタやお米、レトルトのカレー、缶詰など。相談者の多くは日用品も我慢していることが多いため、希望によっては生理用品、ボディーソープなども届けています。
2025-08-01 10:59
多くの若者から応募が殺到:給付型奨学生食糧支援プロジェクト
D×Pが運営するユキサキチャットでは、現在、日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金を受けている18〜25歳の方に、ごはんセット30食分×6ヶ月間を無料でお届けするプロジェクトを進めています。 こちらのプロジェクトは昨年も実施し、今年も実施することとしました。今回の募集では、先日締切を終了しましたが、今年は350名以上からの応募があり、昨年を大きく上回る2,5倍以上の応募となりました。

D×Pが運営するユキサキチャットでは、現在、日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金を受けている18〜25歳の方に、ごはんセット30食分×6ヶ月間を無料でお届けするプロジェクトを進めています。

このプロジェクトは昨年も実施し、今年も実施することとしました。

今回の募集では、先日締切を終了しましたが、今年は350名以上からの応募があり、昨年を大きく上回る2,5倍以上の応募となりました。

プロジェクトの背景

主食である米の価格高騰や、ガス代・光熱費などの値上げなどが続いており、暮らしに深刻な打撃を与えています。

これまでユキサキチャットでは、経済的な困難を抱えつつも奨学金を利用し、大学などの高等教育に通っている学生などに対してオンラインでの面談を行なった上で、ごはんがもらえる食糧支援や現金の給付を行なってきました。

その中でスピード感を持って支援を届けることの必要性も感じており、このプロジェクトでは、面談を行なわない代わりに、給付型奨学金の証明書類等を提出してもらうことで、よりスピーディに食糧支援を行なっていきます。

このプロジェクトは昨年も実施し、124名に3ヶ月間、ごはんセットを届けていきました。

3ヶ月間の発送終了後に行なったアンケートを通して、若者の変化が見られました。

生活状況の改善について

「よくなった」が33%、「すこしよくなった」が55.3%で、88.3%の人が生活状況がよくなったと回答しています。

ごはんを食べないことがある若者の割合が特に、朝食に置いて改善された

週の半分以上、朝食を食べない人の割合が、約48%から約40%に減少しました。

若者の声

若者からは様々な声が届きました。

「心が少し豊かになったと思う」

「食料品を買いに行く負担が軽減、焦りや不安も軽減した」

「食事が届くのはすごく支になった」

「ご飯のことを気にせず、しんどい時は作らなくていいという安心感で勉強に集中出来ました」

私たちがこれまで支援してきた学生の多くは、その後、進学したり就職したりして、次の一歩を踏み出しています。だからこそ、その一歩につながる「いま」を支える支援が必要です。

一人でも多くの若者の「いま」を支え、希望を届けるために、私たちは取り組んでいきます。

団体情報
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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