私たちは全国の若者がLINEで進路や生活相談ができる「ユキサキチャット」を運営しています。累計の登録者は17,000人を超え、不登校や中退、貧困や家庭内不和、虐待、いじめ、進路未定決定など、さまざまな相談が日々よせられています。LINEを使って「否定せず関わる」を大切にやりとりを重ね、まず安心して話せる関係性をつくります。数回のメッセージの往復ではなく、長い方では2年ほどやりとりを続けています。相談される方の希望やありたい状態を尋ね、一緒に次の一歩を考えます。公的機関や他のNPO団体等と連携し、福祉制度にもつなげていきます。
また、特に経済的に厳しい若者には食糧支援・現金給付を実施。給付支援でサポートしながら、「ユキサキチャット」で生活改善に向けてやりとりを行ないます。現金給付の目的は、生活費、家賃、学費など。ライフラインの滞納の解消・引越し・医療費など一度に大きな出費がある場合は8万円を給付します。食糧は約30食を若者に直接届けます。パスタやお米、レトルトのカレー、缶詰など。相談者の多くは日用品も我慢していることが多いため、希望によっては生理用品、ボディーソープなども届けています。
2025-10-01 19:00
194件(昨年比約2.4倍)の応募!企業と協働して、若者30名にPCを提供しました。

D×Pは、株式会社ゲットイットおよび株式会社プログリットから寄贈いただいたPC30台を、必要とする若者にお渡ししました。この取り組みは、経済的にしんどい・親に頼れない、不登校経験があるなど、さまざまな事情を抱えた若者が、パソコンを使う機会を通してこれからの選択肢や可能性を広げることを目的としています。
今年は194件(昨年81件の約2.4倍)の応募があり、30名に提供しました。
提供後には「パソコンを使って、大学院での専門研究を進めていきたい」「IT会社に入社予定なので、これからパソコンのスキルを磨きたい」といった声が届いています。
PC提供後に届いた声
PCを受け取った方からは以下のような声が寄せられました。
・将来に不安がありましたが届けてくださったパソコンのお陰で前向きに取り組むことが出来、これから卒論に向けて使わせていただきます。
・私の環境ではノートパソコンという代物は手が出せなかったので、こうして頂けたことに対して大変嬉しく思います。
・今まではスマホの小さな画面で調べ物をする際に行ったり来たりと不便さを感じていましたが、パソコンをいただいたことで大きな画面を活用しながら効率よく課題に取り組めるようになりました。
・学校で行わなければいけなかった作業が家でできるようになりました。お母さんの介抱や自分の家での時間がより増えたことで心に余裕がうまれました。




今後も様々な方々と連携していきながら、若者の選択肢を広げていく取り組みを継続していきます。