特定非営利活動法人ハロハロ
NPO法人

NPOハロハロ台風ティノ復興支援

支援総額
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目標金額 700,000
サポーター
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募集開始前
2025年12月11日 00時00分 から
フィリピン中部を襲った台風ティノ(25号)被災から約1ヶ月がたちます。 NPOハロハロでは今後、人々の生活の復興を重視して取り組みます。 今回被災したセブ及びボホール両事業地で10年以上、社会的経済的に弱い立場にある人々と現地NGOや住民グループをたちあげ活動してきた経緯を活かし、現場にいる人々が必要とする取り組みを自分たちの力で展開する復興支援を行います。

団体の紹介

NPOハロハロは2008年よりフィリピンと日本で地域の人が主役になるまちづくり活動に挑戦しています。生まれた場所や環境に左右されず一人ひとりが地域と国際社会に参画し豊かさを共有できるライフスタイルを世界へ広げようと、生活向上・教育・啓発3つの事業を展開しています。
このページは、2025年11月3日から4日にかけフィリピンに上陸し中部一帯に甚大な被害が広がった台風ティノによるセブ及びボホール被災事業地への緊急支援から復興支援への応援のお願いとなります。現場に寄り添い生活の復興を支える息の長い復興支援を予定します。

台風ティノについて

2025年11月3日夜から4日未明にかけ台風ティノがフィリピン中部を直撃しました。レイテ島上陸後、セブ島、ネグロス島と激しい雨と風を伴い通過し、河川の氾濫や堤防の決壊などによる大洪水がおこりました。濁流に家を流される、屋根まで浸水するなど、甚大な被害となり、死者数は188人をこえ(2025/11/7付BBC)、行方不明者数も日を追うごとに増加、大統領も国家災害事態を宣言しました。災害発生後も道路の不通、約3週間にわたる停電もあり、家を失った多くの人が集まった避難所(学校や村の体育館など)では初期は機能不全となり現在は縮小される中帰る家がない人々の問題も抱えています。なお、この台風は風雨の勢いそのままにベトナムそしてカンボジア、ラオスへと、アジアに被害を広げました。

事業地の被災状況と緊急支援

  • セブ事業地の被災状況

セブ州タリサイ市ドゥムログ村には、約4,000世帯22,000名が生活しています。
うち不法滞在地域を含む4地区約700世帯3,500名が、当団体の事業地対象地域です。地方から出稼ぎに来た人々が多く、漁業やドライバー(自転車やバイクタクシー)などで生計を立てていました。今回の台風で、河川沿い海沿いの2地域約500世帯の家屋が流されました。それ以外の地域も洪水により家屋損壊、家財や仕事道具を失う破損するなどの被災をしています。

  • セブ事業地での緊急支援

被災直後は、村の523世帯約2,500名もの人々が、村内6箇所の避難所(体育館・学校など)で生活していました。電気もなく蒸し暑く不衛生な環境でプライバシーもありません。停電は3週間も続いたそうです。
現地NGOではすぐに食料品や水などの緊急支援を開始しました。メディアでの注目もあり個人や団体など多くの支援があり被災者たちにとって食糧配給(水・缶詰・パン・米・インスタント麺など)は約1ヶ月分を受け取ったという声も聞いています。
一方で、大きな課題となっているのが被災者たちの生活環境です。日が経つにつれ体育館や学校の一時避難場所が縮小されていく中、帰る家を失った人々はもちろん、浸水被害のあった家の災害ごみ撤去などはまだまだ進まず、不安が募る毎日です。
現地NGO代表夫妻が生活する家屋周辺を、村長さんの協力もあり、ベニヤ板と布やブルーシートで簡易的な仕切り、床、屋根を作って、避難者たちを受け入れています。
今後、家ごと流されてしまった300世帯に対しては再居住区地域に住まいが用意されていくということですが、予定地域は山側の村になるそうで、今までの仕事(自転車タクシーなど)を続けられない環境だそうです。被災から家も仕事も失い、さらに過酷な貧困状況となっていく人々を支えていくのが、今後の復興支援での取り組みに求められています。できるだけ一人ひとりにあった働き生きられる環境をともに顔の見える距離でつくっていくことを掲げていきます。

  • ボホール事業地の被災状況

ボホール州ヘタフェ市アルマー島(村)には、約300世帯1,200名が生活しており、当団体の事業対象となります。
小さな島では、みんなが海藻農家、年3回の収穫にたよる細々とした生活を営んでいます。
今回の台風では、32世帯の家屋の屋根が損壊しました。海藻も収穫が困難な状況となったこと、本島でしか物資が手に入らないことなどが人々の暮らしを困窮させ、食糧・水・薬などの物資不足を招いています。
約10日間の停電となり、暑い中扇風機なども使えず、雨風に打たれたあとの暑さなどで体力のない子どもたちは発熱や咳から肺炎になるなど健康状態が悪化しました。
また植樹活動を続けているマングローブ林も流され、水産漁業を支えるバンブーデッキも壊れたままとなっています(9月の台風でも被災)。

  • ボホール事業地での緊急支援

現地NGOでは2021年の台風オデット支援の際に発電機を取り入れ、今回も翌日から多くの島民の携帯チャージスポットとなりました。またメディアにも取り上げられない地域だったため、海藻の収穫もできなくなった今、お米をはじめ食糧の配布が大変喜ばれています。まだ家屋修繕にはあたれていません。

寄付金の使い道について

支援方法

支援対象者:約1,000世帯 約4,200名
 セブ州タリサイ市ドゥムログ村 約700世帯 約3,500名
 ボホール州ヘタフェ市アルマー島(村) 約300世帯 約1,200名
10年以上に渡り活動をともにしてきたセブ現地協働団体 NGO Tulay sa Kinabuhi inc,(略称:TSK)、ボホール現地協働団体 NGO Alumar Seaweed Farmers Association inc,(略称:ASFA)を信頼し、現地の人々自らが生活する村を対象に草の根の支援活動を展開します
*集まる支援金額によっては、現地NGOの手により、本当に支援を必要としていて支援が届きにくい地域にも緊急支援活動の対象を広げることがございます。

予定する取り組み内容

セブ・ボホール両事業地の人々を対象に、現場に密着した草の根の復興支援を行います。
コミュニティをベースにした安心して生活できる居場所づくり、生活の再建までの復興支援を視野に、現場にいる人々が必要とする取り組みを、現地の人々主体で展開します。

①物資支援の継続
食料・水・日用品・衛生用品・寝具・衣類・薬・通信運搬費(ネット通信など)・旅費交通費(車両/ガソリン代)・家屋復旧にあたる清掃用具や建築資材など
②家屋の修繕・復旧

屋根材、床材、家具など、少しでも人間らしい生活空間が提供できるよう環境整備にあたります③生業づくり
できるかぎり今までの水産漁業関係や自転車タクシードライバーなどの仕事が続けていけるような支援を予定します
④そのほか現地ニーズに基づいた柔軟な草の根支援

*ご寄付の最大20%は管理費に充てさせていただきます。NPOハロハロとフィリピン現地協働NGOの管理費があることで、現地の人々との連絡調整、寄付金の受け入れから現地での支出までの透明な管理運営、そして報告までを行えるようになります。

緊急/復興支援にあたる現地協働団体ご紹介

セブ現地協働団体 NGO Tulay sa Kinabuhi(略称:TSK)

教育支援を中心に貧困地域内部からの変革に取り組むNGO。代表のグレマーさんとは、2010年より活動をともにしてきました。生きる架け橋という意味の団体名。2017年法人登記。
事業対象地域:セブ州タリサイ市、セブ州メデリン市ほか
緊急支援実績:2013年セブ市火災支援2014年ヨランダ緊急支援2020年コロナ緊急支援2021年台風オデット緊急支援

ボホール現地協働団体 NGO Alumar Seaweed Farmers Association(略称:ASFA)

約1200名の島民全員が海藻栽培農家ということで、豊かな海藻栽培の島づくりを目指してマングローブ植樹保全や環境活動に取り組むNGO
代表のロルダンさんとは、2015年より活動をともにしてきました。2023年法人登記。
事業対象地域:ボホール州ヘタフェ市アルマー島(村)
緊急支援実績:2020年コロナ緊急支援2021年台風オデット緊急支援

団体情報
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