NPO法人TMAT

【緊急支援へのご協力をお願いします】令和6年9月能登半島豪雨被害

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支援総額
1,594,000
53%
目標金額 3,000,000
サポーター
124
終了しました
2024年10月31日 23時59分 まで
9月21日(土)から能登地方を襲った集中豪雨により、2024年1月の能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市を中心に大きな浸水被害が出ております。 TMATでは能登地震の際、発災翌日より同地域で約1ヶ月半の間災害医療支援を行いましたが 今回の浸水被害の情報を受けて、9月23日に現地調査を実施し、支援の検討を行いました。 能登半島地震支援時に協力いただきました地元行政職員や支援関係者と協議し、避難所支援及び物資支援を行うことといたしました。 10月6日㈰ 本隊第2陣の活動が終了。 TMATは輪島市内での災害支援活動をすべて終了いたしました。 皆さまからの温かいご支援・ご協力をお待ちしております。
2024-09-24 14:34
【第1報】令和6年9月能登半島豪雨 災害支援活動報告
9月22日情報収集開始、 9月23日現地入りし、状況確認と行政関係者と協議を実施。チーム派遣を決定。

2024年9月24日  10:00

第1報

922

19:30頃

9月21日(土)能登地方を襲った集中豪雨により、2024年1月の能登半島地震で支援を行った輪島市を中心に甚大な被害が発生。浸水被害及び避難所支援ニーズの拡大が予想されるため、TMATは現地調査派遣を視野に情報収集を開始。

923日 

現地被害状況の調査のため、事務局長野口が2024年1月の能登半島地震の際に支援を行った輪島市へ現地調査派遣を決定。

9:00頃

金沢駅到着 車両にて輪島市に向かう(天候は晴れ)

11:00頃

輪島市街を通過。能登半島地震の際に通行止めになっていた区間、また今回の豪雨で一部通行止めになっていた区間は解消されており、金沢市内からのと里山街道~能登自動車道にて、輪島市に最も近い「のと三井IC」まで自動車専用道路を使用して順調に通行が可能。金沢市内から輪島市内まで2時間弱で到着。輪島市内は道路の冠水の跡とみられる深い水たまりが多数あり、また家の清掃をする人々が多くみられた。氾濫した川の水位は下がっている。

11:15頃

輪島市役所に到着。輪島市役所の前を流れる「河原田川」が氾濫したため、この地域一帯は浸水被害を受けており、道路は泥で覆われていた。

続いて、輪島市役所訪問。同市の医療福祉対応を行い、1月の地震の際にも協力いただいた健康福祉部長と面談。現在、自主避難を含めた38か所の避難所と約550名の避難者がおり、また孤立地域の状況が全て把握できておらず全体像が不明であることの説明を受ける。一時、停電、断水などの影響が出ていたが、解消されつつある状況。しかし、完全復旧には時間はかかる見込み。また、同市の保健師の活動拠点となっている「ふれあい健康センター(1月の地震でTMATの活動拠点となった施設)」も浸水被害を受けており、本日業者が入り清掃作業を行っているとのこと。同市保健師の拠点施設も被害を受け、避難者の健康状態を含めたニーズ把握などに大きな負担を生じていることから、TMATへの協力について強く要請を受けた。

12:00頃

輪島市役所内に設置された、医療福祉調整本部を訪問。現在はDMAT本部、石川県DMAT、日本赤十字社石川県支部(ロジ)が同地域で支援している。また、NPO法人ジャパンハートの支援チームも活動中であった。

現在は、保健師とジャパンハートを中心に避難所のアセスメントを実施中で、翌日以降は日赤救護班が2チーム入ることとなっている。また孤立集落のニーズ把握等に時間を要しており、全体を把握するにはまだ時間がかかる状況であった。ただし、1月の地震のような大規模な避難所は無く、今後の支援規模については検討が必要であり、TMATの支援も含めた協議を継続することとした。

12:30頃

1月の支援でTMATが活動拠点となった輪島市ふれあい健康センターを訪問。駐車場、入口は泥で覆われており、1階部分のTMATが活動拠点としていたエリアや保健師や行政職員の事務所は全面浸水被害を受けており被害が甚大であった。訪問当時、業者による清掃が開始されていたが、復旧には相当の時間がかかることが予想された。2階・3階は避難所となっており、現在80名ほどが避難している状況。1月当時に一緒に活動した保健師と面会し、他の保健師メンバーは別件対応中であったため、午後からの市役所内の対策本部での会議後に再度協議を行うこととした。

13:00頃

石川県全体の医療調整本部会議(オンライン)に参加。石川県庁対策本部と、今回の水害被害の大きかった輪島市、珠洲市などと繋いだ会議であり、各拠点の状況報告が行われた。

15:00頃

1月の支援時に連携した、ごちゃまるクリニックへ向かう。同クリニックは輪島市役所と河原田川を挟んだ反対側に位置し、大きな水害被害を受けている地域であった。同クリニックに訪問を試みたが、足首まで泥に埋まる状態で進むことができず、訪問を断念。対策本部の情報から、院内1階が大きな被害を受けており、現在清掃を開始。診療再開までには相当な時間を要する見込みとのこと。仮設住宅への訪問診療など、地域医療を担う重要なクリニックであることから、同クリニックへの支援も検討が必要。

16:00頃

DMAT本部担当、日赤担当、輪島市保健師とミーティングを実施。輪島市はエリアが広く、分担して避難所のニーズを把握していく必要がある。ただし、一部診療所の被害はあるものの、輪島市立病院を含めて医療機関は基本的には稼働しているため、避難所での医療ニーズは原則医療機関に繋ぐ対応とすることを確認。輪島市保健師の拠点である施設も被害を受けており、行政職員のみでの避難所対応には限界があり、1月の地震支援のような支援チーム数もいないため、TMATに対してチーム派遣の要請を正式に受けることとなった。また、今回は災害救助法の適用災害となっており、輪島市からTMATへの災害救助法に基づく正式派遣要請となる見込み。TMATの派遣が決まれば、日赤、ジャパンハート、TMATで分担して避難所巡回をした対応を実施していきたいとのこと。

17:00頃

輪島市を出発。19:30頃金沢駅着。帰りも行きと同様に道路は順調であった。

以上から、輪島市からの正式な要請を受けて、TMATとしてチーム派遣を行うことを決定いたしました。ただし、今回は避難所における直接的な医療支援は実施せず、医療ニーズの把握と医療機関への繋ぎが主となる予定です。そのため、看護師を中心としたチーム構成で派遣を検討します。

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