私たちは家庭や家族にしんどさを抱える子どもたちの支援をおこなっています。
私たちは家庭や家族にしんどさを抱える子どもたちの支援をおこなっています。
外から見えない家の中では、両親の不和や親族のいざこざ、DV・虐待・貧困などの課題をかかえているケースがあります。
ところが、それらの状況に陥っている子どもたちに『相談しよう』『誰かに助けを求めよう』と思う気持ちがわきづらいという現状があります。それは、家庭・家族は自らが存在するルーツであり、『今以上に壊れる』『誰かに否定される』ことの怖さがあるからです。
さらに家庭や家族の問題は「親が悪い」「親がちゃんとしていないから」と『親の自己責任』とみられることも多く、そのことは親が相談窓口へ向かうことの足かせにもなっています。
誰もが最初に所属する小さな組織であるにも関わらず、それゆえに支援の手が行き届かないのです。
しかし、これらの課題を抱える子どもたちには第三者の適切な支援・関わりが必要不可欠です。
それは、同じ苦労を子どもの頃にしてきた『かつての子どもたち』が証言してくれています。
ある20代の女性は、小さい時に両親の離婚を経験しました。シングルマザーで忙しい母親に代わり、いつも話をきいてくれたのは隣の家に住むおばあちゃんでした。「うん、うん」と話を聴き、ときに叱ったり励ましたりしてくれることもありました。この人のおかげで「子どもの話を聴いてあげられる大人になりたい」と感じたという彼女は、今は保育士として活躍しています。
ある20代の男性は、生まれてからお母さんに会ったことがありませんでした。しかし、中学の時の部活のコーチが精神的な面でも父親のように接してくれました。その姿を見ていたお母さんも『子どもにとっては父親の存在は大事』と感じ、お母さん・お父さんとの3人での食事の場を作ってくれたと言います。今はお父さんとお酒を飲んだり、お母さんと旅行をしたりしながら、仕事を頑張る日々を過ごしています。
いずれのケースも『第三者がいてくれて救われた』と話してくれました。
子どもは家庭環境を選ぶことはできません。
未来を担う子どもたちの成長を願えば、決して家庭や家族の問題を『自己責任』で片づけてはいけないのです。
ウィーズには自らのルーツである家庭を安住の地ととらえられず『死にたい』『消えたい』と漏らす子どもたちから毎日コンタクトがあります。そういった子どもたちを対象として活動しているため、すべての事業は無償でおこなっています。
なぜ無償でおこなうことができるかといえば、協力をしてくださる方々がいらっしゃるからにほかなりません。
手弁当で頑張るスタッフ、ボランティアで活動を手助けしてくださる方、助成や伴走をしてくださる企業や中間支援団体の皆様、そして、経済的な支援をしてくださる方。
1度でもご寄付をいただいた方は、ウィーズの仲間であり、子どもたちのサポーターです。
『自分のことを気にしてくれる誰かがいる』ということを、子どもたちが実感できる社会を共につくっていきましょう。
・無料LINE相談の運営(相談管理費、第三者評価費、人件費)
・無料面会交流支援の実施(相談管理費、おもちゃなどの備品代、人件費)
・無料教育プログラムやイベントの実施(講師謝礼、資料印刷費、会場借料)
・団体運営管理費(事務所家賃、光熱費、コピー機リース料、通信費等)
一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付にしよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。
だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい「寄付」がはじまります。
寄付月間とは
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。