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※本プロジェクトは、日本語版・英語版の両ページでご支援を募っています。集まったご支援はすべて合算し、一つの共通プラットフォームの構築・機能拡張に活用します。
世界には、まだ”声が届かない”病気があります。
世界中で流行し、人々の命と生活を脅かし続けている感染症には、何があるでしょう?エイズや、マラリヤや、結核・・・だけでは、ありません。
デング熱、狂犬病、トラコーマ、ブルーリ潰瘍、トレポネーマ感染症・・・世界には「NTDs (Neglected Tropical Disease)」、日本語で「顧みられない熱帯病」と言われている、21もの疾患(※1)があります。
これらの疾患は、世界中の15億人もの人が影響を受けていると言われているにもかかわらず、流行地域が熱帯・亜熱帯の貧困地域に集中しており、予防・診断・治療法の研究開発や普及が、他の疾患に比べて取り残されてきたという背景があります。そのため「顧みられない熱帯病」と言われているのです。罹ってしまうと、家族を支える大人が働けなくなる。子どもが学校に行けなくなる。人生を大きく奪うにも関わらず、世界的な注目も資金も足りていません。皆さんも、初めて聞いたという病気もあるのではないでしょうか。
世界には、多くの人が苦しめられているにも関わらず、まだ”声が届かない”病気があるのです
引用:世界保健機関「Reported number of people requiring interventions against NTDs」
※1 WHOにより、デング熱、狂犬病、トラコーマ、ブルーリ潰瘍、トレポネーマ感染症、ハンセン病、シャーガス病、睡眠病、リーシュマニア症、嚢尾虫症、ギニア虫感染症、包虫症、食物媒介吸虫類感染症、リンパ系フィラリア症、河盲症、住血吸虫症、土壌伝播寄生虫症、マイセトーマ、疥癬症、蛇咬症、ノーマの21疾患がNTDsと定義されています。
日本の若者が立ち上がり、世界を舞台にNTDsに立ち向かう「NTDs Youthの会」
わたしたち「一般社団法人NTDs Youthの会」は、NTDsの制圧を目指し活動を行っている、
日本発の若者主体のアドボカシー団体です。主な活動として、政策決定者に向けた提言活動や、この課題に対する社会的な関心・認知度を高めるための啓発活動に取り組んでいます。
日本全国から学生や社会人などが参加しており、NTDsに関わる国内外の産官学民の多くのステークホルダーとの連携を深め、NTDs制圧に向けて取り組んでいます。
世界中の”志をともにする仲間たち”をつなぐ場を作る
私たちと同じように、NTDsの制圧に向け活動している団体は、世界中に数多くあり、これまでの活動の中で多くの仲間と出会ってきました。
しかし現状、
・連携の断絶:互いの活動を把握する手段がなく、連携を望んでもつながる術がない
・認知の不足:本来協力し合えるはずの団体同士が、互いの存在すら知らない
・格差の固定化:低・中所得国の小規模な団体ほど資金調達が難しく、広報力も不足している
といった課題があります。
こうした課題を解決するべく、今わたしたちは、同じようにNTDsの制圧に向け活動している、世界中の仲間たちをつなぐ、そのための場、「プラットフォーム」の作成を構想しています。

このwebサイトは、
・主に英語で制作することで、世界中の人が閲覧可能
・メイン画面の世界地図上に各団体の拠点をプロット。視覚的に活動状況を把握できる設計
・各拠点を選択すると、その団体の理念・人数規模・活動実績などを一目で確認可能
といった構成になっています。
”世界NTDsの日”である2026年1月30日には、完成・公開を目指しています。
実際に海外にはPrecious Plasticというユース団体のプラットフォームがあります。
このプラットフォームが設立されて以降、
・所属団体の連携は強化され、強大なネットワークとなった
・資金調達へのアクセスが改善した
・政策提言活動が推進された
という前例も報告されています。
これは、世界中の人々をつなぎ、NTDsに苦しむ一人でも多くの人の命と生活を救う、日本の若者発のプロジェクトです。
グローバルヘルスの最新情勢として、この分野では若者の情報発信力や、国境を越えたネットワークづくりが重要視されています。また、日本の人材育成やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)推進の取り組みは、国際的にも高く評価されています。
本プロジェクトの寄付金は、専門的な設計・実装が必要な部分について、外部の専門企業・専門人材に依頼するための費用として、NTDs Youthの会の自己資金と合わせて活用します。企画や運営に関わる作業はNTDs Youthの会が無償で担います。もし30万円を超えるご支援が集まった場合には、寄付決済システムの開発および維持管理費用に充てる予定です。
ご協力いただいた方のお名前は、プラットフォームのwebサイト上にご協力者として記載いたします。※ご希望により非掲載もしくは匿名寄付も可能です。
NTDsに苦しむ15億人の未来のため、皆さまのご支援をお待ちしています。
プラットフォーム参加団体からの声


