認定NPO法人おてらおやつクラブとは
認定NPO法人おてらおやつクラブは子どもの貧困問題の解決を目指し、お寺の色々な「おそなえ」を、仏さまからの「おさがり」として、子どもをサポートする支援団体の協力のもとさまざまな事情で困りごとを抱えるひとり親家庭へ「おすそわけ」する活動です。
活動趣旨に賛同する全国のお寺と、子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、お菓子や果物、食品や日用品などを日々お届けしています。
2014年、奈良のお寺から活動を開始し、2017年にNPO法人化。2018年度にはグッドデザイン大賞を受賞しました。2020年には認定NPO法人として認定を受け、現在では全国2,200か寺以上のさまざまな宗派の賛同寺院、母子家庭や生活困窮者を支援する全国900以上の団体、16,000世帯以上のひとり親家庭とつながり、おすそわけを届けています。(2025年4月現在)

「2018年度グッドデザイン大賞」を受賞
おてらおやつクラブの「おすそわけの仕組み」は、その美しさが評価され、2018年度グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)を受賞しました。

グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
おてらおやつクラブの2種類の「おすそわけ」
おてらおやつクラブでは、それぞれの地域で支援活動を行う支援団体へおすそわけを送る「後方支援」と、支援団体を介さずにひとり親家庭の自宅へ直接おすそわけを送る「直接支援」の2つの支援を行っています。
当初は支援団体への「後方支援」を中心におすそわけ活動を行っていましたが、さまざまな事情で支援団体を利用できないひとり親家庭からの「たすけて」の声に応えるべく、寺院と家庭それぞれのプライバシーに配慮しながらおすそわけを送ることができる「匿名配送」の仕組みを新たにつくりました。

おすそわけを受け取ったご家庭からの声
おやつまで食費が回らず、子供には我慢させてばかりでしたので、おやつが入っていてとても喜んでいました。日用品も大きな出費となるため、最低限でしのぐ日々でしたので、たいへんありがたいです。感謝の気持ちと情けなさも感じますが、助けていただける方がいると感じて、とても嬉しかったです。
(愛知県/30代のお母さん/お子さん2人)
(広島県/30代のお母さん/お子さん2人)

これからのおてらおやつクラブが目指す社会
私たちは団体のパーパス(社会的な存在意義)として「たよってうれしい、たよられてうれしい。」という言葉を大切にしながら活動しています。
私たちとつながり支援を受けたお母さん・お父さんから、「たよってうれしい」の声が数多く届く一方で、寄付や寄贈をくださる方からも「こんな不安定な社会情勢だからこそ、誰かの力になりたいんです」、「支援させていただきありがとうございます」といった声も多く寄せられます。

孤立を抱え悩んでいたお母さん・お父さんや子どもが「たすけて」と声をあげたことで誰かとのつながりが生まれ安心感を得られて、うれしい。他方、困っている人に手をさしのべることがその人にとっての喜びにつながり、うれしい。
おてらおやつクラブはこれからもさまざまな立場の方の「うれしい」を生みだし、全国各地で見守りのネットワークを育んでいきます。
どうか子どもたちの笑顔と未来のために、お力添えをお願いいたします。

毎月1,000円で1年間に12世帯へ「おすそわけ」
お預かりしたご寄付は、おてらおやつクラブの活動資金として活用いたします。おてらおやつクラブの支援の輪を広げることによって、より多くの子どもたちに「おすそわけ」が行き届くようになります。
おてらおやつクラブでは、毎月のご寄付で活動を応援いただくマンスリーサポーターを募集しています。例えば、月1,000円のご寄付は、ご家庭へおすそわけを届ける1箱分の送料になります。この送料があることで、ご家庭に食料品や日用品、そして皆さまの想いがつまった「おすそわけ」を安心安全にお届けすることができます。
皆さまからのあたたかいご寄付が親子の助けとなります。
どうぞご協力をよろしくお願いいたします。
