あなたのまちの文化遺産を後世に残すため、「御財印めぐり」をより多くの人に広めたい！！

わたしたちは大阪府登録文化財所有者の会です

大阪府登録文化財所有者の会は平成17年9月に全国に先駆けて設立いたしました。令和7年7月時点での大阪府内の登録有形文化財建造物は308か所・896件を超え、当会の会員は170名以上となっています。

大阪府内の登録有形文化財所有者が相集い、所有者相互の親睦を図るとともに、登録文化財を所有することの誇りとともに、その維持に関する責務や悩みなどを、様々な情報交換や情報発信等によって共有しています。また、府民の登録文化財への関心を高めることが、更なる登録の促進にも寄与すると考え活動しています。

【主な活動】

※文化財の紹介と地域観光への誘客、登録文化財の周知活動および歴史的建造物への集客に努めています。

・文化財ポータルサイト「大阪文化財ナビ」共同運営　　

・御財印めぐり

※文化財を活用した地域活動への参画

活用を希望する所有者や、活用の場を探す人々をサポートします。　　　　　　　　　　　　　　また、所有者の様々な悩みを受け止め、地域住民の方々や行政・建築士・弁護士・税理士・宅地建物取引士・不動産鑑定士・ヘリテージマネージャーなど様々な分野の方々とともに解決方法を考えます。

・文化財活用イベントの企画・運営

「酒蔵映画祭」「豊中市岡町で御財印めぐりとお餅つき」「八尾恩智で御財印めぐりと和菓子づくり」など

・地域教育活動「地域防災」「文化財の防火と消火訓練」関連講座の開催

※教育事業・出版事業・調査研究事業

次世代への継承にも努めています。

・出前教育事業・講師派遣

・子ども向け事業（夏休み宿題大作戦ブース担当）

・「大阪府の登録文化財」「歴史的建造物の保存と活用に向けて」出版

国登録有形文化財って

私たちの周りには、残していきたい風景がたくさんあります。地域に親しまれている建物や、時代の特色をよく表わしたもの、再び造ることができないものは、貴重な文化財です。この文化財建造物を守り、地域の資産として活かすための制度＜文化財登録制度＞が平成8年に誕生しました。50年を経過した歴史的建造物のうち、一定の評価を得たものを文化財として登録し、届出制という緩やかな規制を通じて保存が図られ、活用が促されています。この制度を利用して、多くの建造物が保存され、まちづくりや観光などに積極的に活用されることが期待されています。（文化庁「登録有形文化財建造物パンフレット」より ）

「御財印めぐり」しおりを手にまち歩きを楽しみませんか？

「御財印めぐり」は、各地で⼤切に継承されてきた⽂化財などのデザインを表象した「御財印」を集めてめぐり、その地域の⼈々とのふれあい、⽂化や歴史を楽しみながら、未来につなげる応援の旅です。

「御財印」の由来について
御財印めぐりは、有形・無形を問わず、さまざまな文化財や、人々によって大切に受け継がれてきた“財（たから）”をめぐるものです。その思いを象徴する文字として、「文化財」の「財」をロゴマークに用いました。

　　御財印めぐりはこちらから→「御財印めぐり」事業 | 大阪文化財ナビ

御財印企画・デザイン担当
創作書藝デザイナー 尾原葉香（「Salon de 有香衣」主宰）さんより
御財印のデザインは、現在の建物の姿や展示品だけでなく、資料等から当時の風情を再現したり意匠を組み合わせるなど、建物ごとの特徴を所有者様の意見を反映させながら制作しています。未来につなげたい歴史や思いが伝わるようなデザインを心がけています。　　

「御登財記念」という表現について
大切に受け継がれてきた場所を訪れた記念の日付を入れるため、「御財印」および「登録文化財」の文字から着想を得ました。「登」には、登校のように“あがる”“行く”“進み出る”といった意味があり、来場記念や訪問記念を表す言葉としてふさわしいと考え、「御登財記念」という表現をもちいています。

「御財印めぐり」しおり
「御財印めぐり」しおりには鉄道沿線図に、御財印の設置場所が記載されています。
しおりを片手に魅力あふれるたてものを訪ねる旅を楽しみましょう！
※公開情報・休館日・入館料などは変更になる場合がございます。事前にご確認ください。
※建物を許可なくのぞき込んだり、侵入したり、所有者様や近隣の方にご迷惑のかからないようにご配慮いただきますようお願い申し上げます。

まち歩きの達人にきく！

魅力的なたてものやそこにしかない景観をめぐる「まち歩き」をたのしみませんか？
まち歩きの達人の方々からメッセージを頂戴しました！

大澤研一様 大阪歴史博物館館長

歴史や史跡に目が向けられるのはそれらが失われつつあることの裏返しといえます。だからこそ些細と思われるかもしれないことに耳を傾けたり記憶を掘り起こしたり、決して特別でない周りの光景にこそ関心をもち、その意味を考えていきたいものです。そしてそれをわたしたちの今や未来の暮らしに活かしていきたいですね。

上：福島区内の大和田街道　下：住吉区内の熊野街道

船越幹央様 大阪大学総合学術博物館教授・副館長

自分の五感を使って街をめぐる＜まち歩き＞が、今ひそかなブームになっています。地図を片手に、あれこれと観察しながら、地域の歴史をたどることはとても楽しいです。身近な街を再発見する＜まち歩き＞。一緒に歩いてみませんか！

橋寺知子様 関西大学 環境都市工学部准教授

仕事や用事で歩くことは多いと思いますが、ちょっとゆったり、まちを見ながら歩いてみませんか？改めて見てみると、いい風景や気づきがあるかもしれません。御財印のある建物をきっかけに、少し広く、その界隈を巡ってみるのも楽しそうです。

クラウドファンディングによって、ちょっと楽しい建物の情報がみなさんに広まるといいなと思っています。

陸奥賢様 観光家・コモンズデザイナー

まちは、まちの先人たちから受け継いだ大切なレガシーです。自分たちだけで私有するのではなくて次世代に繋いでいかなければいけないコモンズ（共有財産）でもあります。「御財印めぐり」をしながらコモンズを発見していきましょう！

会長よりのお願い

わたしたちのクラウドファンディングにご関心をお寄せいただいてありがとうございます。　　　近年はレトロ建築めぐりをはじめ、全国各地で建築公開イベントなども行われるようになってきました。建築に関心を持っていただける方が増えていくことを私たちも大変喜んでおります。

一方で、古い建物は現在のライフスタイルや環境に必ずしも適切なものではなくなっています。経済合理性を考えると建て替えた方が良いと考えることも当然の流れかと思います。しかし建物は一度壊してしまうと二度と同じものはできません。長い間そこにあって生活や地域に根差した建物には、その建物のものがたりがあります。魅力的な建物がそこにあることを知ってもらうこと、建物への思いを共有していただけることは大切なことだと思っております。

「御財印めぐり」は知ってもらう、建物を見てもらうきっかけとなるものだと自負しております。この活動をさらに幅広げていく活動へのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

                                                                                     　　　　　　  大阪府登録文化財所有者の会 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会長 寺西 興一

寄付金の使い道について

皆様からご支援いただいた寄付金については以下のとおり使用させていただきたいと考えています。

「御財印めぐり」ポータルサイトの制作

・御財印配布建物紹介（建物の魅力・地図・御財印画像など）

・おすすめ「御財印」めぐりコースマップ

・イベント紹介

・地図検索

・その他

このプロジェクトは「ゆめ･まち クラウドファンディング」の認定プロジェクトです。

「ゆめ･まち クラウドファンディング」では、寄付決済手数料を阪急阪神ホールディングスが負担し、広報PR等を支援することで、社会課題の解決に取り組む市民団体の資金調達を応援します。阪急阪神ホールディングスは本プロジェクト等を通じて、ステークホルダーと協働しながら、持続可能な社会の実現に向けて地域社会の発展に貢献してまいります。

▽ゆめ･まち クラウドファンディング特設サイトはこちらhttps://congrant.com/jp/corp/hhhd/yumemachi.html