
なんだかんだでもう10年以上、子ども情報ステーションに関わってきました。はじめはネットの力を借りて、子どもたちや子育て中の親御さんに、ちょっとでも楽になれるような情報が届けられればと思っていました。それがいつの間にか本当に多くの人に情報が届くようになり、それに伴って伝える情報も増えていきました。
いろいろ情報が増えても、このサイトで一貫しているのはチアキさんのイラストの雰囲気と子ども目線で取り組むこと、北野先生の整え力があるかなと思っていて、これらが上手くミックスされることで、普段固い印象でなかなか興味を持ってもらえない、精神保健福祉や障害福祉、子育てや人権などの情報や考え方に、楽にアクセスできるようになっていると思います。
僕も少しコラムを書かせてもらっていて、ここでのコラムはなんというか自分が普段の相談の中で使っている言葉をそのまま書けるので、いろんな人に届きやすいと感じています。 また書いている中で自分の中でも言葉のセンスが磨かれて、なんというかこの子ども情報ステーションならではの言葉遣いや相談やサポートの臨む姿勢が培われてきたとも感じています。
このサイトにあるツールやアイテム、情報には、みなさんや皆さんの周囲にいる人たちの生活がラクに過ごせるようになるヒントがまだまだたくさんあると思います。なのでたくさんの人に知ってもらい、なんだか生きてるのしんどいなぁと感じている人に届くよう広まっていけるとよいなと思ってます。
ピックアップページ
》ゆるゆる子育て〜ゆるゆる子育てのコツ〜
僕がピックアップするのは子ども情報ステーションで一番はじめに取り組んだ「ゆるゆる子育て~ゆるゆる子育てのコツ~」になります。とくに2「いろいろなものにたよろう!」のイラストのところがお気に入りです。

これは自分が子育てしていた時にも感じたし、いろいろと相談に乗っているときにも感じているのですが、やっぱり自分の子どもが大事だと思っているからこそ、ちゃんとやらなきゃと追い詰められちゃうことってある気がします。
親としての責任とか、周りにちゃんとやっているってみせなきゃとか、周囲からもそういうプレッシャーを感じることもあったりして、なかなか誰かに頼るっていう発想が持ちにくかったりするんですよね。
また、そもそも24時間赤ちゃんと関わっていると他のことに気が回らないので、誰かに頼る余裕すらないという矛盾があったりもします。
なので、こうやって普段からいろんなものに頼っていいんだよとみんなでお互いに言い合っていくことが、いざという時に頼りやすくなったりするんだろうなぁと思っています。もし、人に頼ることが難しかったら、SNSやアプリとかでもいいし、宅配とかレトルトとか、そういうのも頼るの一環で、ちょっとでもラクにしていいんだ、ラクになっていいんだとみんなが思えたら、もっとゆるく子育てできる社会になるんじゃないかなぁと考えたりしています。
なので、このイラストをできればいろんなところでいろんな人に見てもらえるとよいなと思ってます。
