妻はアフガニスタン北部で女性活動家として著名な存在だったため、命の危険からタリバンの目を逃れ国内を転々としました。過去にも何度も殺害予告や脅迫状を受け取っていました。私たち家族は、8月の政権崩壊を受けて国外へ逃れようと試みましたが、かないませんでした。
そんななか、REALsの支援により、国外に退避することができました。本当にありがとう。退避前は、一日を過ごすのが一年のように感じられ、すべての瞬間が苦痛でした。
人生で当たり前だった日常の全てを失い、朝から晩まで何もできず、アフガニスタンの身の回りで起きる悲しいニュースを聞きながら隠れることしかできませんでした。退避できるまでは子どもたちも精神的に厳しい状況に置かれていました。安全な国に退避して、ほぼ3ヶ月ぶりに街を歩いたときの子どもたちはとても幸せそうで、表情の変化を見て、どれだけ精神的に厳しい思いをしていたかを実感しました。
これからも、たったひと家族でも、皆さんの支援で助けてもらえるなら、それ自体素晴らしいことです。命の危険にある人は退避の助けを必要としています。ひと家族だけでも救えるなら、アフガニスタンの人々にとって本当に貴重な支援となります。
※退避後のインタビュー動画から抜粋しています。
※左から人権活動家の女性、現地NGO職員の男性であり、右奥はお二人の息子さんです。現地の状況と支援を伝えたいとの意向により公開しています。