近年、引退馬についての関心が高まってきています。一方で、馬たちが余生を過ごす養老牧場などの数や設備はまだまだ充分とはいえません。さらに、馬が亡くなった後のケア、馬のオーナーや関係者が馬たちへ想いを寄せる場所は少なく、その整備が求められています。
引退馬協会では、長年、亡くなった馬たちを想い、馬たちが帰る場所づくりの構想を温めてまいりました。その構想を実現するために、このたび引退馬協会と日高軽種馬農業協同組合、浦河町ほかの協働事業として「引退馬のためのモニュメント設立事業実行委員会」を発足させました。
馬たちが帰る「うまのふるさと」をつくるには周辺整備を含めると多額の資金が必要となります。引退馬協会としてできることは、引退馬の最前線に立つ者として、ひとりひとりの想いを結集し賛同者を増やすことだと考え、象徴となるモニュメント本体に充てるために本クラウドファンディングを立ち上げました。
「うまのふるさと」の象徴となるモニュメントは、馬産地・日高にある、北海道浦河町の「うらかわ優駿ビレッジAERU」内に設立します。このモニュメントの対象となるのは、種を問わず、元競走馬だけでなく、乗馬などあらゆる生活をおくった引退馬です。この地を馬に関わる皆様の心の拠りどころとして大切にしていきたいと考えております。温かなご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
2025-12-10 14:38
「うまのふるさと」へあたたかなご支援に心より御礼申し上げます
ソニー銀行「GIVING for SDGs」のご支援のもと実施してまいりましたクラウドファンディングが、昨日終了いたしました。
このプロジェクトに心を寄せてくださったすべての皆様に、心より厚く御礼申し上げます。
結果として、763名の皆様より、総額6,318,695円 のご支援をいただくことができました。
目標金額には届きませんでしたが、これほど多くの方が「馬たちの帰る場所~うまのふる さと」づくりの実現に向けて共に歩んでくださったことに、目標達成以上の大きな励ましをいただきました。
本プロジェクトは、亡くなった馬たちへの感謝と敬意を込め、北海道浦河町の“うらかわ優駿ビレッジAERU”に「馬たちの帰る場所~うまのふるさと」をつくる取り組みです。
この場所が亡くなった馬に想いを馳せる心の拠り所となるものであると同時に、SDGs 12「つくる責任 つかう責任」の象徴となるよう、皆様の想いをしっかりと形にしてまいります。
このたびお寄せいただきましたご支援は、全額モニュメント制作のために大切に使わせていただきます。
また、クラウドファンディング終了後も、引き続き引退馬協会が窓口となりご寄付を受け付けてまいります。
併せて、浦河町の企業版ふるさと納税への企業様のご協力や、馬関係各団体様へのご協力を呼びかけながら、皆様から託された想いを形にして参ります。
あらためまして、本プロジェクトに賛同しご支援・ご協力くださいました皆様、そしてこのような機会をくださいましたソニー銀行様、伴走してくださったコングラント様に、心より感謝申し上げます。
浦河の地に、皆様のお気持ちが形となって残る日まで、引き続きあたたかく見守っていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。
認定NPO法人引退馬協会
代表理事 沼田 恭子



