1.グッドブラザー事業
〇病棟での対面交流
香川大学医学部附属病院、四国こどもとおとなの医療センターの2つの病院で、学生ボランティア「グッドブラザー」と一緒に、病棟を訪問する活動を行いました。
長い入院生活の中で、どうしても病室の中だけの世界になりがちな子どもたちにとって、年齢の近いお兄さん・お姉さんとの時間は、とても特別なものです。ワークショップやゲームを通して、たくさんの笑顔と笑い声が生まれました。
実施したワークショップの一例 オリジナルお皿づくり、マジック粘土の塗り絵、ドリームキャッチャーづくり、スクラップブッキング、手作り楽器、ピニャータづくり、光るスタンドづくり など、月ごとに内容を工夫しました。
看護師さんからは「毎月この日を楽しみにしている子どもたちがいます」と声をかけていただき、皆さまのご支援が、確かに子どもたちの心に届いていることを実感しました。
〇オンライン交流
病室から出られない子どもたちや、自宅で療養している子どもたちとも、オンラインでつながりました。 画面越しですが、一緒に手を動かし、笑い、時には勉強もする時間は、子どもたちにとって大切な「人とつながる時間」になっています。
保護者の方からは「表情が明るくなった」「前向きに治療に向き合えるようになった」という声も届いています。
〇季節のイベント
夏祭り、ハロウィン、クリスマスなど、季節を感じられるイベントも実施しました。 病棟にいながらピニャータを割ったり作ったり、ゲームセンターとオンラインでつながったり、クリスマスプレゼントを自分で選んだりと、素敵な体験の時間をこどもたちに届けることができました。
「病院にいても、こんなに楽しい時間が過ごせるんですね」 という言葉を、ご家族や医療スタッフの方からいただいています。

2.エールバッグ事業
入院を経験したご家族の声をもとに、「あったら助かる」ものを詰め込んだエールバッグを作り、毎月20個ずつ病院へお届けしました。
バッグの中には、うどん鉢やマスク・消毒用品、靴下、S字フック、付き添い入院中に役立つ食料品や器など、皆さまからのご寄付によって購入させていただいた品物や善意によって集まった品物が入っています。
エールバッグは、地元高校生やの大人ボランティアの皆さんと一緒に、心を込めて作成しました。 「家族のことまで考えてくれていることに驚きました」 そんな声をいただくことも多く、この事業がご家族のお気持ちに届いていることを感じています。
このバッグをきっかけに、未来ISSEYが運営する家族の居場所「CAFÉなちゅ」に足を運んでくださる方もおり、ゆっくり休んだり、気持ちを話したりできる場へとつながっています。

3.透明&ゴールドリボンフェスティバル
目に見えない障がいや病気、小児がんについて知り、考え、つながる場として「透明&ゴールドリボンフェスティバル」を開催しました。
県内外から12団体が集まり、相談コーナーやワークショップを通して、来場者が気軽に話せる環境をつくることができました。 「どこに相談したらいいかわからなかったけれど、ここで道筋が見えました」 そんな声が多く寄せられています。
講演会や高校生ボランティアの発表も行い、支援の輪が世代や地域を越えて広がっていく手応えを感じました。

おわりに 〜心からの感謝を込めて〜
この一年の活動は、すべて皆さま一人ひとりのご寄付と応援があったからこそ実現できたものです。
病院の中で笑顔が生まれた瞬間、少し肩の力を抜いて休めたご家族の時間、 そして「ひとりじゃない」と感じてもらえたつながり。 そのすべてに、皆さまの想いが込められています。
改めまして、未来ISSEYを信じ、支えてくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。 これからも、子どもたちと家族に寄り添いながら、お役に立てる事業を続けてまいります。 今後とも、どうぞ見守り、応援していただけましたら幸いです。



