子ども安全ネットかがわとは
子どもの事故が「起こりにくい」、子どもへの犯罪が「やりにくい」、そんな社会を創ることが私たちのミッションです。
事故や犯罪は、人々の無関心なところで起こりやすくなります。私たちは「今、子ども達がどんな危険に晒されているか」を把握し、その危険を社会全体に知らせて、専門的な視点や法律に基づいて、事故や犯罪被害を防ぐ方法を知らせていく。そして、不幸にも被害に遭ってしまった子どもとその保護者や不安を抱えている人たちの声を聴く。そんな活動を通じて、子ども達が安心して過ごせる社会づくりを目指します。
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「安心・安全な暮らし」していますか?
子育て中の当事者として
「私の子ども」だけではなく、「私の子ども」とつながっている「子どもたち」も安心して安全に暮らし、成長してほしい。そして、彼らが大人になったときに「子どもたち」に安心・安全な暮らしのバトンをつないでいってほしい。
いま、あなた自身は、「安心・安全な暮らし」していますか?
これは、県内に住む子育て中のある女性の話です。
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私は、小学 5 年生のとき、下校中にチカンにあいました。いつもの通学路、いつものように学級文庫で借りた本を歩き読み…集中して読んでいたから、なにが起こったのかよくわからない。でも、なんだか嫌なことだった。だって、ソイツは走って逃げて行ったんだから。
あの日から、世界が一転。誰かに、とくに親に相談できることじゃない…。毎日のように、自室の窓から見える川を眺めていました。なんか嫌だな…という気持ちを抱きながら。
誰にも話しちゃいけないこと。だけど、なんか嫌だった。私は、何か汚れている?という感覚をずいぶん長く持ち続けていました。
小学 5 年生だった私に、 「話してみて。 」の情報があったら、その後の何年かを、もう少し自分自身を愛しみながら、暮らすことができたかもしれない。
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この女性が出くわしたアクシデントは、「通学路」でした。これは、これで毎日が恐怖。でも、道を変えるとか、対処できる余地がある。けれども、毎日、長い時間を過ごす 学校、幼稚園、保育園…という、閉じられた「ハコ」のなかで『なにか嫌なこと』が起きていたら?しかも、『なにか嫌なこと』なのか どうかも判断できない幼い子どもが、そんなアクシデントに出くわしていたら??
このようなアクシデントは、ゼロのほうがよい。でも、あるのにない…というゼロはいただけない。
さらに、アクシデントなのかも線引きがむつかしい。
・小学 3 年生の女子が、男性教諭から、おひざ抱っこされたら…うれしいこと?嫌なこと
・中学生の男子が、部活の顧問からプライベートゾーンを触られたら?嫌だって思っていいの?
場面によって変わるかもしれない。
私たちは、学校等で生じる「子どもが性被害にあったのではないか」という保護者や当事者の不安な気持ちをすくい上げ、現実の問題解決へつなげます。問題解決の「はじめの第一歩」として保護者のための保育教育施設等での性被害相談窓口「話してみて。」を 2020 年に創設・活動継続しています。
子どもたちを守ることができる社会
子どもが事故や犯罪によって命を落とす出来事が起きています。
私たちの団体代表は、二児の母・弁護士として 『子どもたちを守ることができる社会』をつくることを目指して、子ども安全ネットかがわ を設立しました。
社会をつくる! なんて、途方もない、実現不可能な理想かもしれません。
でも、そこを目指して少しずつでも進んで行きたいと思い、仲間とともに行動しています。
なぜかというと
もしかしたら、あなたの、私の、近所の子どもが「事故・犯罪」に出くわすかもしれない。
そんな時、「事故・犯罪」に出くわした当事者だけが、この出来事に向かい合い解決できるでしょうか?
そもそも、この「事故・犯罪」を防ぐことはできなかったのでしょうか?
当事者になった一個人の問題ではなく、みんなの問題として 世の中が・人々が「わがこと」としてとらえる社会であれば、自分が当事者になったとき 少し楽になるかもしれない…、その「事故・犯罪」が起こらなかったかもしれない…
そしておのずと『子どもたちを守ることができる社会』に近づいていくはずです。
プロジェクト内容
「子どもが事故や犯罪によって命を落とす出来事」と同じくらい子どもの人生に大きなダメージを与える出来事があります。
それは、子どもにとって安全であるべき保育園や幼稚園、学校などで性的な被害にあうことです。
保護者の目線
・「性的な被害」か どうかも分からない、でも、子どもの様子がなんだかおかしい…と感じる
・何かしらの被害を受けているのに、加害者かもしれない担任の先生には相談しにくい
・子どもが「周りのみんなも我慢しているから、学校には絶対言わないで」っていうけど、どうしたらいいの?
子どもが見知らぬ第三者から性被害にあったら、保護者は迷わず警察に相談するでしょう。
でも、その現場が子どもが毎日通っている学校だったら?保育園だったら?どうでしょうか。親の仕事は?兄弟や姉妹の学校生活はどうなる?
保護者のモヤモヤ不安な気持ちに寄り添い、子どもたちが安全な日常を取り戻すために「保育教育施設等での性被害」に特化した保護者向け相談窓口を開設しました。
【対象】
主に保育・教育施設に通う子どもの保護者、関係者
(相談を迷われる方も、まずはお問い合わせください。)
(香川県内在住の方対象となります。)
⚫︎相談料は無料です。
⚫︎秘密は厳守します。個人情報や相談内容は、他の目的で利用することはありません。
「話してみて。」 プロジェクト /2020 年 9 月から始動 /2024 年 9 月~ 4年目
「話してみて。」の相談員 2 名の協力により、4 年目を迎えることができました。
しかし、このような専門的な相談に対応するためには、一定の研修を受けた上で相談対応の経験も必要となるため、継続的に相談員を確保するには相当な労力と費用がかかります。
今後、恒常的なプロジェクトとして後任の育成も見据え、些少ながら相談員の報酬(1 万円/月)を確保したいと考えています。
「話してみて。」の対象とする相談内容が「性的な事柄」であることに配慮し、相談員個人が特定されにくい周知方法…県内の幼保小中学校(2024 年は丸亀市内の小中学校)にチラシを配布しています。
皆さんは、子どもが例えば、先生などの親以外の身近な大人から性被害を受けた時、どこの機関がその問題を取り扱うか知っていますか?
児童相談所が対応していると思われるかもしれませんが、基本的には、児童相談所は、親からの被害でなければ管轄外として対応していないのが現状です。
そうしたら、警察はどうでしょうか?警察は親が被害申告をしなければ、受け付けません。
親が警察に行くことを躊躇う場合や警察に相談してよいかどうか分からない、警察には相談しにくいという場合、被害にあった子どもを救うために適切に対応し、子どもをケアする公的機関は現時点ではないということになります。
ゆくゆくは、子どもが性被害にあった場合、きちんと事情を聞き取って、証拠を残し、診察をし、心理ケアまでトータルで行うことができる子どもの権利擁護センターが日本全国にできて欲しいと思っています。
まずは、保護者が子どもの話を疑ったり否定したりせずに受け止めて、子どもを守るために行動すること、それは保護者一人ではとても難しいことなので、私たちが一緒に右往左往しながら考えます。
疑ったり、なかったことにされず、きちんと話を聞いて行動してもらえた、そのことが子どもが大人になっていく上で大きな財産になると思います。
これまで地道に相談窓口の啓発活動を行ってきましたが、教員による生徒へのわいせつ事案は後を絶えません。2024年5月には、丸亀市内の公立小学校の教員が生徒へのわいせつ行為で逮捕されたことが大きなニュースになりました。
教員は以前の勤務校で、小学生の女児の腕を掴んで抱きついたり、女児を自分の膝の内側に入れて床に座らせ、リュックに忍ばせた自分のスマホのカメラでスカート内を盗撮したとされています。
教員が逮捕されたことを知り、ショックで学校を休む児童もいました。まだどこかにカメラが隠されているのではないかと不安がる児童もいました。
「先生は本当に反省していますか?一生、刑務所に入って欲しい」
刑事裁判の法廷で読み上げられた、被害児童の言葉です。
教員が担任をしていた児童の保護者の中には、子どもから「先生がくすぐったり触ったりしてきて気持ち悪い」と聞いていた人もいました。
でも、保護者もそれを誰に相談してよいか、どう対応してよいか分からないままだったと言います。
そのような時に、保護者が相談できる先があったら、子どもたちの声を拾い上げて、大人たちが連携して、もしかしたら被害を最小限に食い止めることができたかもしれません。
だから、この相談窓口の存在を知っている人を増やしたい。
一人でも多くの人がこの相談窓口の存在を知っていれば、必要な人に「ここに相談してみたら?」と伝えることができると思います。
本プロジェクトでは、毎年、県内の各自治体の幼保、小中学校にチラシを配布する予定です。
【 「話してみて。」対象者】 主に保育・教育施設に通う子どもとその保護者、関係者
【実施体制】RIFCR™(リフカー)(※https://cfj.childfirst.or.jp/r...)、その他の研修を受け相談窓口対応の経験を持つ相談員2名が交代で電話を所持し対応
【連絡先】 電話:070-1419-0152(火・土の 18:00~22:00)Mail:anzennetkagawa914@gmail.com
ご寄付の使い道について
今回のクラウドファンディングでは、以下の用途として41万円を目標とします。
- 人件費……相談員、スタッフ実働分
- チラシ制作費……デザイン、印刷、発送
- 運営管理費
リターンのご紹介
ご寄付は500円から受け付けています。
ご支援をいただいた方には、感謝の気持ちとして以下のリターンをご用意しています。
●お礼メール
●1万円以上寄付いただいた方はHPとチラシに賛同者としてお名前を掲載します(希望しない方は除きます)
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