酒田コミュニティ財団を設立するための寄付を募集中！

酒田コミュニティ財団設立準備会・理事の松本です。
先日参加した世代間交流イベントについて所感をお伝えします。

イベントでは、酒田市内の高校生と社会人が混ざったいくつかのチームに分かれて対話をしました。

• 今の酒田をどう思っているか、それはなぜか
• 酒田に将来帰ってきたいか、それはなぜか
• 自分はどんなキャリアを描いているか、それはなぜか
• 今の環境はキャリアを描ける環境か否か、それはなぜか
• 大人と一緒に何かをしたいと思うか、それはなぜか
• 一つだけ酒田を変えられるとしたら何をかえるか、それはなぜか

など、高校生たちに対面で質問をして、リアルな声に耳を傾けました。
高校生たちは、探究学習で鍛えているおかげか、自分の考えを整理して分かりやすく伝えるスキルを身につけており、本当に大人顔負けのプレゼン能力だと感じました。

このイベントは、何かひとつの答えを出すことを目的としていないため、多様な意見やアイデアが生まれていました。全体を通して言えることは、高校生たちは酒田のことを好きで、酒田の現状や未来について決して悲観的でないことです。

酒田に残りたい、酒田を出るがいつか戻りたい、という高校生が多く、とても嬉しく心強く感じます。酒田の自然や暮らし、文化などは、高校生たちがそのように思うポテンシャルがあるのだと思います。

それでは、私たち大人（社会人）は、酒田でなにをつくるべきか——

色々な意見があると思いますが、私は酒田に若者が挑戦をする場をつくることが大切だと思います。酒田を出ていく高校生たちは、自分が学びたいことや挑戦したいことのために地域外に行かざるを得ないのです。
それは、むしろ良いことだと思います。しかし、いつか酒田において学びたいことや挑戦したいことがなければ、若者が前向きに戻ってくることは少ないのではないでしょうか。そのため、酒田といつどのように関わるかは自由ですが、酒田に若者が挑戦する場が常にある状態をつくることが大切だと考えます。

なんのために酒田コミュニティ財団が必要なのか、改めて考えることができました。