特定非営利活動法人School Voice Project

学校の課題を"現場の声"で変えていく。学校がよくなるための活動をサポートしてください!【継続寄付】

img-cover
img-cover
img-cover
NPO法人School Voice Projectは、学校をボトムアップで変えていくプラットフォームです。「学校現場の声を見える化し、対話の文化をつくる」ことをミッションに、100名を越える現職・元教職員メンバーの参画によってスタートしました。 活動を通して教職員の声の力で社会を変える成功体験を提供し、長期的には学校をよりよく変えていく大人たちの背中を見た子どもたちが「自分たちは社会を変えられる」という自信を持てる社会を実現したいと考えています。 時間とエネルギーのかかる取り組みです。活動の継続と発展のために、ぜひ継続的に支えていただけませんか?

いま、学校が抱える課題とは?

ゆとりのない学校現場には今、増え続ける教育内容への対応や虐待・非行・不登校への対応、家庭や地域との連携、教員の多忙化など、さまざまな課題が山積しています。

学習内容がわからず授業についていけない子、学校のルールに疑問を感じながら過ごす子、授業中も机に突っ伏して寝ている子・・・。多様な子どもが過ごす学校で、必死に働きながら、困り感や疲労感を抱えている先生は、決して少なくありません。

学校には先生以外にも、事務職員、用務員、給食調理員、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、ICT支援員など、子どもの成長を支える大人たちが勤務しています。「子どもたちのために自分ができることをしたい」「学校が抱える課題をどうにか解決したい」、そう願っている人が大多数です。ですが残念ながら今の学校は、そんな大人たちが体や心の余裕を持って働ける場所になっていません。

現場の教職員が「困っていること」や「願っていること」、日々働きながら感じ、考えていることの中には、学校をよりよくするヒントがたくさん詰まっているはずです。そこで私たちは、学校現場の疲弊と窮状をどうにかするためにできることとして、学校現場の声を見える化し、課題解決につなげると同時に、教職員が元気になれる仕組みをつくろうと考えました。

School Voice Project(SVP)とは?

学校で働く大人たちの声は、教育政策を決める行政や議会、市民・地域の方、保護者にはほとんど届きません。なぜならその多くは、教職員の胸の内や職場内に留められたままだからです。School Voice Project は、子どもたちの思いが大切にされる教育をつくっていくためには、大人たちの思いも大切にされる必要があると考え、2021年4月にスタートしました。

たくさんの現場の声を集め、学校や社会に影響を与えられるプラットフォームに育てていくために、学校をよくしたいと願う100人を超える仲間とともに動いています。そのほとんどは現職・元職の教職員の方です。

具体的な活動内容

  • 教職員WEBアンケートサイト「フキダシ」の運営

教育現場の実情や教職員の”見えない思い”をより多くの人に『届く声』へと変換し、学校と学校を取り巻く環境を変えていくためのWEBアンケートサイト「フキダシ」を運営しています。2023年3月現在では約1595名の教職員がユーザー登録をしており、テーマにより50件程度〜300件程度の回答が集まっています。大々的なアンケートはユーザー以外にも対象を広げて実施しており、1000を超える回答が集まることも!https://fukidashi.school-voice-pj.org

  • 学校をよくするWEBメディア「メガホン」の運営

WEBアンケートサイト「フキダシ」に集まった教職員の声を紹介する記事や独自に行った取材により全国の学校現場の実情を紹介する記事、教育事情をわかりやすく解説した記事など、毎月記事を公開しています。2023年4月現在は毎月15000PVを記録しており、教職員に限らず教育に関心のある方に広く読んでいただいています。その他、ラジオや動画でも情報発信を行っています。https://megaphone.school-voice-pj.org

  • 全国の教職員とつくるオンラインコミュニティ「エンタク」の運営

全国の教職員がオンラインでつながり、学び合い、支え合いながら、教室と学校をよりよく変えていくためのオンラインコミュニティを運営しています。現在は教職員を中心に100人以上のメンバーが所属しています。https://entaku.school-voice-pj.org

  • メディア発信・政策提言などの活動

集まった教育現場の声を広く世の中に伝えるため、マスメディア等に向けた情報発信を行っています。文科省にて通算3回の記者会見を行い、テレビや新聞、メディアなどで活動の様子が紹介されました。

また、現場の声が教育政策や仕組みづくりの議論に反映されるよう、会議や教育行政機関に働きかける活動にも取り組んでいます。文科省や教育委員会、議員の方とこれまでに20回以上の対話の場を実現しました。

これまでの実績・成果

CASE1:#教員不足をなくそう!緊急アクション

 今、日本の学校には先生が足りていません。4月に学級担任が不在のクラスもあり、不安な思いをしている小学生たちがいます。専門ではない教科の先生から教わる中学生、高校生らもたくさんいます。産休や病休の代わりに入る教員がいないために管理職の先生が授業を持つ、といったことは珍しくなく、私たちが実施したアンケートでは、2クラス同時進行で授業をしている、教員免許を持っていない教科を2教科も担当している、というケースさえありました。

 School Voice Project は、公教育の土台が崩壊する事態を防ぎたい思いで、独自調査をして学校現場の声や実情をとらえ、メディアや教育委員会・文科省・政治家の方などに届ける活動を行っています。https://tinyurl.com/2pumbrhu

CASE2:新年度準備を十分に!キャンペーン

 多くの学校で、新年度が始まる4月の忙しさは大きな課題になっています。しかし、4月の始業式の日程が、自治体によって違うことはご存じでしょうか?年度当初というのは、教職員の業務量が非常に多くなります。また職場組織としても、児童生徒の学び場としても「心機一転、新たなスタート」を切るタイミングでもあることから、特に重要な時期です。

 それを考えると、「この数日で、何をどこまで準備できるか」は学校教育の質に大きく影響します。このような理由から、School Voice Projectでは、春季休業(春期休業、学年始休業)終了日の後ろ倒しを提言する活動を行っています。https://tinyurl.com/2hunston

CASE3:全国の教職員が集った対話合宿

2022年の夏に約40名が集まったメンバー合宿では、「学校を大人も子どもも幸せな場にするために」「インクルーシブで民主的な学校をつくっていくために」という共通の思いのもと、一人ひとりが自分の中にある問いやテーマを出し合いじっくりたっぷり対話をしました。まさに、自分の声を発すること、互いの声を聴き合うことが、学校を変えていく力になると体感でき、希望を分かち合う時間になりました。

    私たちが実現したいこと

    School Voice Projectは、声が届き、実際に物事が動いていくという経験を、たとえ小さなことからでも、現場の教職員の方とともに積み重ねていくことで、教職員の方が「変えていける実感」「声が届いている感覚」を持てるようにすること。まずは、そこを目指していきます。

    学校教育を取り巻く状況がよくなっていくことで、教職員の方がゆとりを持って子どもたちに関われるようになること。幸せに、やりがいを持って、主体的に働く大人の姿を、子どもたちが日々見て育っていくということ。それが、子どもたちに与える影響は、きっととても前向きなものであるはずです。

    大人も子どもも大切にされる学校をつくりたい。教職員の声を社会に届けるこのプロジェクトの目指すゴールは、教職員のみならず、その先にいる子どもたちが、自分の意見を大切なものだと感じ、自分の力を信じて、未来に希望を持って学び育っていける学校にしていくことです。

    参画している教職員の声

    応援メッセージ

    資金の使い道

    • 月5万円の寄付が集まると?
      団体存続のための最低限の事務局機能(経理・労務・総務など)が維持できます。
    • 月10万円の寄付が集まると?
      WEBアンケートサイトの運営とアンケート実施・結果公表ができます。
    • 月15万円の寄付が集まると?
      現場をよりよく変えていく教職員コミュニティが運営できます。
    • 月20万円の寄付が集まると?
      WEBアンケートサイトを活用したメディア発信・ロビイング活動ができます。
    • もっとたくさんの寄付が集まると?
      職場づくり(半径1mの改革)への伴走や、よりたくさんのテーマでメディア発信・ロビイング活動ができます。

    School Voice Projectの目指す「子どもも大人もしあわせな学校」や「民主的でインクルーシブな学校」は一朝一夕に実現できるものではなく、ましてや日本中の学校がそうなるためには、時間とエネルギーのかけて取り組む必要があります。
    また、活動自体でお金を生み出す(稼ぐ)ことが難しい活動でもあります。
    共感し応援してくださる方からの継続的な支えが、本当に大きな力になるのです。

    サポーターになると・・・?

    • メールで定期的に活動レポートを配信

    最新の活動報告を定期的にメールマガジンでお届けします。教職員アンケートの結果やWEBメディアのコンテンツ紹介、政策提言活動の報告やイベント情報などを掲載。あなたが支えている活動の成果をご確認ください。

    • SVPサポーター限定グループにご招待

    サポーター限定のオンラインコミュニティにご招待します。コミュニティ内には教職員の方はもちろん、外部から学校を支えたいというあたたかい思いを持った地域の方や企業の方などがたくさんおられ、ネットワークを広げる機会になります。

    • SVPサポーター限定交流会にご招待

    年に数回サポーター限定のオンライン交流会を開催しています。交流会ではサポーター同士で情報交換をしたり、親睦を深めることができます。

    さいごに

    職場である学校で、自分の思いを口に出してみる。その一歩を支え合うこと。
    教職員の声が「見える化」して、行政や政治の場に持っていくこと。
    これらの取り組みの先に私たちが思い描いているのは、声を出した皆さんが「届いたな」と感じられることであり、そこから応答と対話が生まれる世界です。

    この活動を通じて、教職員や保護者、地域住民・市民の方、教育行政に携わる方が、それぞれの立場を越えて、互いに相手の声を聞き合う文化をつくっていきます。それによって、学校はもっとよくなっていくと信じています。

    共感し、支えてくれる人たちの存在が活動の後押しになります。
    教職員の方も、学校を外から応援してくださる方も、寄付を通して、ぜひ私たちと仲間になってください。あたたかいサポートを、どうぞよろしくお願いします。

    継続寄付が厳しい・・・という方へ

    団体の継続的な運営のためにはマンスリーサポーターが増えることが本当に支えになるのですが、さまざまなご事情で「継続は難しい...!」という場合は、単発・任意の金額でのご寄付も可能です。その場合は以下のURLからお手続きいただければ幸いです。

    ▼単発寄付の受付はこちらから
    https://congrant.com/project/schoolvoicepj/5175

    団体情報
    特定非営利活動法人School Voice Project
    このページは寄付・ 会費決済サービス
    コングラント」で作成されています。
    このページは寄付・ 会費決済サービス「コングラント」で作成されています。