
その優しさを、未来につなげるために
「東ティモールに行って、子どもたちに正しい知識を教えてあげたい。」
私たちシェアの活動に関心を寄せてくださる方から、こんな声をいただくことがあります。
遠い国の子どもたちのために、自分ができることを届けたい。
そんな優しい気持ちに、私たちは本当に心を打たれます。
でも、実は私たちシェアは、「教える」ことより「支える」ことを何より大切にしています。
なぜなら、子どもたちや先生たち自身が、自分たちの力で「気づき」「学び」「伝えていく」ことこそが、
一番の力になり、未来を変えていくチカラになると信じているからです。
東ティモールの学校の現実
東ティモールでは、小学校で保健の授業がカリキュラムに入ってはいるものの、
保健教育を教えるための専門知識や教材が、まだ十分に整っていません。
先生たちは、大学でも「保健教育」を学ぶ機会がなく、
現場に出て初めて「保健の授業をやってください」と言われて戸惑うことがほとんどです。
そのため、「どう教えていいか分からない」「自信がない」と感じ、
保健の授業そのものが実施されないことも少なくありません。
外から“教えるだけ”では続かない
そこで、私たちが「日本から正しい知識を持っていって教えてあげる」だけでは、
その時はよくても、先生や子どもたち自身に残るものは少ないのです。
私たちが帰った後、また元に戻ってしまう。
それでは、本当に子どもたちの命や未来を守ることにはつながりません。
シェアが目指す「支える」スタイル
だからこそ私たちは、先生たちと一緒に考え、悩み、工夫しながら、
自分たちの力で授業をつくっていけるように支えることを大切にしています。
子どもたちが思わず笑顔になる劇や歌や紙芝居

先生自身が自信を持って使える教材や指導法
それらを教員研修で一緒に体験し、学校での実践を継続的にフォローすることで、
「自分たちにもできる」「子どもたちが喜んで学んでくれた」
そんな小さな成功体験を積み重ねていくことが、何よりも力になります。
子どもたちの「やりたい!」を引き出す“動機付け”を大切に
シェアが提案している保健教育では、ただ知識を教えるのではなく、
子どもたち自身が「やってみたい」「知りたい」と思えるような
「動機付け」を大切にしています。

たとえば授業の最初に、
「最近、風邪をひいたことある人?」
「手を洗わずにご飯を食べたことある人?」
と、子どもたち自身の経験を聞き出したり、興味を引く質問を投げかけることから始めます。
これによって、子どもたちは「自分のことだ!」と感じ、
受け身ではなく自分から考えて動く“主体的な学び”が生まれます。
子どもたち自身が「伝える人」になる未来へ
私たちの活動の最終的な目標は、
子どもたち自身が、家族や地域に「健康の大切さ」を伝える人になること。
先生たちが教え続け、子どもたちが学び続け、
地域全体に健康を守る文化が根付いていくことを目指しています。

そのために、私たちは「教える」のではなく、
「支える」「伴走する」ことを選んでいます。
シェアではこれを「側面支援」と呼んでいて、
東ティモールだけでなく他の事業実施国でも同様に、
当事者や現地の人の継続的な健康促進を大事にしています。
あなたも“支える仲間”になりませんか?
私たちの力だけでは、まだまだ足りません。
でも、皆さんの応援があれば、
もっと多くの子どもたち、先生たちを「支える」ことができます。
東ティモールの子どもたちの未来を一緒に支えていきませんか?
あなたのご参加を、心からお待ちしています。


金額10,000円 |

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