特定非営利活動法人シェア=国際保健協力市民の会
認定NPO法人

カンボジアでの活動を応援する

カンボジア農村部のプレアビヒア州では、4人に1人の5歳未満児が慢性的な栄養不良に陥っています。シェアは保健センターや保健ボランティア、自治体の人々と協力しながら、乳幼児健診や離乳食教室を含む栄養改善事業を行ないつつ、シェアがいなくなったあとも地域の人々の手で活動が続いていくような仕組みづくりをすすめています。

シェアの理念

Health for All! すべての人々が健康に暮らせる世界の実現を目指します。

いのちを守る人を育てる国際協力NGO

特定非営利活動法人シェア(国際保健協力市民の会)は、インドシナ難民の支援活動をきっかけに1983年に設立した国際保健NGOです。健康で平和な世界を全ての人と分かち合うために、草の根の立場から行動を起こした医師・看護師・学生が中心となり集まったのが始まりです。

カンボジアで取り組む課題

シェアが活動するプレアビヒア州は、カンボジア国内でも特に子どもの栄養指標が低く、約26%の子どもたちが慢性的な栄養不良の状態にあります。脳や臓器が形成されていく「最初の1000 日」にしっかりと栄養をとることはもちろん、免疫力を高めて病気を予防することの大切さや、病気になった時にお母さんやお父さんたちが正しいケアをすることができるようになることが大切です。カンボジアにおいて地方分権化が進んでいることから、自治体組織である女性子ども委員会を巻き込み、自治体予算を活用しながら、現地の自立性と持続性を尊重して活動を進めています。

カンボジアでのプロジェクト概要

2023年より、シェアがこれまで実施してきた母子保健・栄養改善のプロジェクトの経験を活かして、5 年間をかけて4 郡へ活動を拡大する予定です。事業は、大きく以下の3 つを柱にして進めていきます。①自治体が主体となり、予算作成も含めた子どもの健康増進活動の計画・運営・実施能力を強化②妊産婦・養育者が適切な子どもの栄養行動が取れるようになるために、子どもの健康増進活動を推進③重度の低体重の治療・改善によりコミットした活動を展開していきます。

プロジェクトの詳細

①女性子ども委員会が子どもの健康増進活動を管理できる。
コミューンが主体となって、予算作成も含めた子どもの健康増進活動の計画・運営・実施能力の強化を目指すワークショップを実施。また、継続地域で既に子どもの健康増進活動の経験がある女性子ども委員との経験共有をすることで、女性子ども委員の管理能力向上を目指します。

②妊産婦・養育者が適切な子どもの栄養行動が取れる。

女性子ども委員会が、保健センタースタッフ・保健ボランティアと協力しながら、包括的乳幼児健診や離乳食教室、保健教育を推進します。

③低体重児のフォローアップ率が改善される

課題となっている重度の低体重の治療・改善によりコミットした活動を展開していきます。低体重児の家庭を訪問し、保健センターでの治療を断念してしまう理由などについて養育者から聞き取りし、低体重児の背景にあるより具体的な要因を明らかにしていきます。

いただいたご寄付のつかいみち

いただいたご支援は、上記の活動のため大切に使わせていただきます。

団体情報
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コングラント」で作成されています。
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