いのちの科学映像を中学・高校へ贈りたい。生命科学映像の灯を次世代に

支援総額

2,420,000円

24%

目標金額 10,000,000円

サポーター

113人

終了しました

2023年11月30日 23時59分まで

募集終了

実際の細胞分裂や、心臓が動き出す瞬間を、見たことがありますか？生きて動いているいのちの姿は、どんなに立派な写真や図解や標本やCGでも伝えられません。それができるのは、精緻な技術を用いて撮影された映像だけです。NPO法人市民科学研究室は17年前に、世界最高レベルの生命科学映像を制作してきたアイカム社と出会い、その作品の素晴らしさに感銘し、以来、共同で上映会などを数多く実施してきました。そうした映像体験が、若者たちがいのちを大切に育み、生命科学の研究や映像制作に興味を持つことにもつながる、と確信しているからです。ただ、その体験の機会を多くの若い人に提供することはできないままでした。そこで、予算も限られ購入も難しいだろう中学校や高校に、アイカムの科学映像作品セット (DVDブック19本、約50万円)を寄贈しようと考えました。まずは、全国20校をめどに1,000万円を目標にご支援をお願いします。

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活動報告

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応援コメント

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2023-10-03 10:27

寄贈予定の作品紹介　その2　時空キューブシリーズ「生命01　呼吸」「生命02　消化」

毎週、寄贈予定の作品を紹介していきます。第2回は、この2作品。詳細はタイトルをクリックしてください。生きているとはこういうことか。「時空キューブ」が縦に回転すれば、拡大・縮小、横に回転すれば、時間は速く・遅く流れ始め、個体から細胞、分子まで、全体と部分をひとつながりにイメージさせる。 ●作品4『『時空キューブ　生命01 呼吸』　　　34分　　DVD-Book 吸い込まれた空気は肺胞へ。肺胞と毛細血管が外呼吸、ガス交換の舞台。赤血球が酸素を体の隅々に運ぶ。細胞が内呼吸、エネルギー産生の舞台。多様な細胞と分子が呼吸を支えている。 ●作品5『時空キューブ　生命02 消化』　　43分　　DVD-Book なぜ、消化するのか? 他のいのちをいただき、他の生き物を構成していた高分子を低分子に分解する。体外から体内に取り込み、組み立て直されて新しいいのちの形、私の身体になる。

時空キューブという新しい表現法によって直感的に、個体から分子まで、生命現象を実感させるシリーズです。

※「時空キューブ」は、アイカムの登録商標です。

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作品4『時空キューブ　生命01　呼吸』　　　34分　　DVD-Book

私たちが、常に無意識に行なっている呼吸。その時、体の中では何が起こっているのか。

吸い込まれた空気は鼻腔から、気道壁にぶつかりながら肺胞に到達する。II型肺胞細胞がサーファクタントを作り、肺胞を護り、伸縮を助ける。肺胞とそれを覆う毛細血管が外呼吸、ガス交換の舞台である。
酸素が、赤血球の中に充満するヘモグロビンと結合して、全身の細胞に送り届けられる。細胞では、内呼吸によりミトコンドリアの電子伝達系が酸素を使ってエネルギーを作り出し、ATPの形で蓄え、消費する。
その時、生じる二酸化炭素が赤血球を介し、血漿に溶け込んで肺に運ばれ、外気に吐き出される。

多様な細胞と多様な分子が呼吸を支えている。

※見た人の感想から

・見終わった後、自分の呼吸のイメージが映像として脳裏に浮かんできました。優れた映像の力は、時に、どんな教科書にも勝るということがわかります。
・知識がなくても音楽を聴くように自然科学が分かるDVDで、きっと子供たちの益になる。
・再度観ました。キューブの回転の意味が、理解でき、なかなかいいアイデアだなと気がつきました。最初に本を一読してから、ＤＶＤを観たほうがよりよく理解出来そうですね。何度でも気軽に見て、生命の神秘に触れてみたいと思います。
・大変素晴らしい映像で感激しました。生物を教えている私としては、写真や絵でしか見たことのないものが実際に動く映像として見られたことに感動しました。
・呼吸についての解剖、生理について解説しながらストーリーは展開する。外呼吸から細胞呼吸にいたるまで、短時間で網羅しているのは驚異的といっても過言ではない。見た人は、目に見えない呼吸機能をダイナミックな生理活動として視覚的に認識する初の体験をし、同時に生命の神秘を垣間みることになる。
・すごい作品です。どうしてこんなことが撮影できたのだろうと感心しました。特に顕微鏡映像では血流、赤血球のリアルなダイナミックな動きが躍動感。CGではアクアポリンとミトコンドリアがリアルな表現でその機能の説明がとても上手くできています。外呼吸と内呼吸の２つを、酸素・赤血球の流れで生命のダイナミズムを出しています。生命そのものが宇宙であることを感じさせるものです。

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作品5『時空キューブ　生命02　消化』　　43分　　DVD-Book

私たちは、なぜ消化するのだろう。
物理的に噛み砕き、化学的に分解し、共生する微生物の力も借りて・・
他のいのちをいただいて体内に取りこむために消化する。

他の生き物を構成していた高分子を低分子に分解する。
小腸の絨毛の吸収上皮細胞の微絨毛、その境界を越えて、体外から体内に入り、高分子に組み立て直されて新しいいのちの形、私の身体になる。

消化のしくみをみていく。胃はなぜ自分の身体を消化せず、食物のタンパク質だけを消化できるのか。小腸はなぜこんなに長いのか。
身体の中では細胞が絶えず入れ替わり、はがれ落ちた細胞も消化される。
嗅覚・味覚、細胞が分子をとらえ、選んで摂りこむ。

自律して働く消化管の神経系、細胞のネットワーク。共生と免疫。
消化管をみていると、私の身体に刻まれた生物の進化、心の故郷が思われる。

※見た人の感想から

・透明なキューブが更なる時空へ案内してくれるところが面白い。科学の考え方を教わった感じです。”消化”の考え方が変わりました。
・他の科学書と違ってとても面白い。こうなっている、こうです、という解説ではなく、見る人、聴く人参加型のDVDですね。いろんなことに<なぜ>の疑問をもちながら進む、そうすると、わかってくること、みえてくる。自分の体や生きること、生きていることを多方面から考えさせられました。美しい映像、クリアな映像に、丁寧な解説、血の通った解説にひきつけられました。何度見ても飽きません。
・消化管の詳細な画像が鮮明で、圧倒的な理解につながる。
・食物の気持ちになれる。自分が食物の構成要素になり、消化という冒険をしている感じになる。
・食物が物理・化学的過程を通してマクロからミクロへ、そして体外から体内に入る、吸収されるとはどういうことかが実体験できたような気になる。
・消化管とそのシステムが人の意志とは独立・自律して、どんなに日々がんばっているかを知ってほしくなる。
・消化現象の理解には、一般には、消化管の解剖学的形態、そこで起る化学反応、神経支配などについて、個々別々の知識として学び、それらを総合して真の理解に達する道程が必要です。しかし、この映画ではすべてがまとめられていて。一見すれば一挙に総合的な理解を得ることが出来ます。
　この映画が優れた科学映画であることは言うまでもありません。同時に、医療関係者や、一般の人びとにとっても判りやすく大変有意義な知識を与えてくれるものと信じます。