いのちの科学映像を中学・高校へ贈りたい。生命科学映像の灯を次世代に

作品18『胃　巧妙な消化のしくみ』14分　DVD-Book　日本語・英語
The Stomach The elaborate mechanism of digestion

強酸である胃酸や、強力な分解酵素でタンパク質を消化する胃袋。
しかし、なぜ胃は自身を消化しないのか？
粘液層がバリアとして粘膜を護っているらしい。でも、それならば、胃酸はどのように粘液を通って、消化の現場にたどり着くのだろうか？
仮説を立て、どうやって実証するか、多角的なバイオイメージングによって、胃粘膜で営まれる巧妙な消化のしくみを映像で解明していく。

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作品19 『探偵アイちゃん、”細胞”博士を知る』10分　DVD-Book　日本語

絵本は、細胞とはどんなものかの物語。
”細胞”の形をした研究室に飛び込んだアイちゃんは、北の丸博士の案内で、
細胞、DNA、遺伝子のこと、アイちゃんがひそかに恐れるがんのこと、細胞がくすりをつくる“バイオテクノロジー”の研究などを知ることになります。

DVDは、3つのショートストーリー。

「くすりの話」 薬探しは古今東西の草根木皮に遡ります。100年前には抗生物質を見つけ、体の中からも重要な薬を見つけました。腎臓の作る赤血球を増やすエリスロポエチンも、バイオの力で薬として作られています。

「バイオでくすりをつくる」 昔から、人間は生き物の力を借りて多様な食物や酒を作ってきましたが、今、新しいバイオの力で薬が作られています。DNAに刻まれた楽譜のような情報によって、必要な薬を専門の細胞に作らせます。病原菌と戦う白血球を元気づけるG-CSFもその一つです。

「バイオでがんとたたかう」がんは自分の体の細胞が勝手に増えたり、悪さするようになる怖い病気です。しかし、健康な細胞とがん細胞を見分けるのは難しく、薬による治療を阻んできました。そこでがんの目印にくっつく抗体を、がんと戦う新しい薬として作り始めています。