笑下村塾

若者たちが「社会は変えられる」と思える未来を、一緒につくりませんか?

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あなたの寄付で、「社会は変えられる」と行動できる若者を増やします。笑下村塾は、若者が社会を自分ごととして考え、行動できるようになる学びと挑戦の場をつくっています。 「理不尽なルールを変えたいと思っても 『昔からそうだから』 で終わってしまった」 「意見を言っても、大人に聞いてもらえなかった」 そんな経験をした若者は、少なくありません。 でも、立場の違う人同士が話し合い、考え続ける中で、社会は少しずつ動いていきます。 若者にもその経験を届けたいと考えています。 若者には、社会を動かす力があります。 その一歩を支える仕組みを、私たちはつくっています。ぜひ、一緒に未来を支えてください。
2026-02-11 19:00
参加した若者の声|知事とTIKTOKダンスを踊った高校生 1年後に気づいた「社会は変えられる」
笑下村塾のプログラムに参加した若者が、社会との関わりの中でどのような変化を経験したのか。その一人である、みかこさんの声をご紹介します。 【知事とTIKTOKダンスを踊った高校生 1年後に気づいた「社会は変えられる」】

2023年度に始まった群馬県のリバースメンター制度。高校生が、現役官僚や専門家のサポートを受けながら自身の問題意識をまとめ、知事に直接提言する仕組みです。初代リバースメンターを務めたみかこさんは、この制度を活用したお陰で視野が大きく広がったと言います。
みかこさんが山本一太知事に提言したのは、子宮頸がんの認知と予防ワクチン接種の重要性でした。


「高校2年の時、子宮頸がんの予防ワクチンの接種率が日本では非常に低いということを知り、友人と二人で、ワクチンを普及させる活動をしていたんです。すると学校の先生から、リバースメンター制度というものがあるから応募してみたら、と勧められました」

 「いい機会だな」と考えて参加したみかこさんは、プレゼンで四つの提案をしました。

「一つ目は、ワクチンの接種対象者にTikTok動画で知らせること。二つ目は生理用ナプキンのパッケージに子宮頸がんに関する情報を載せて高校で配布すること。三つ目は、学校で子宮頸がんに関する講演会を開くこと。そして四つ目は公共の施設で簡単にワクチンを接種できるようにして欲しい、と提言しました」

みかこさんの切実な訴えは山本知事に届きました。リバースメンターの委嘱式では知事と一緒にTikTok収録用の踊りも披露したといいます。

「ダメもとで、知事に一緒に踊っていただけませんかとお願いしたところ、私たちよりノリノリでした。それまではあまり知事のことを知らなかったのですが、こんなにはっちゃけた知事がいるんだ、って一瞬で緊張感がほぐれ、親近感が湧きました。TikTokの反響も凄く大きかったです」

提案が採用された喜びもさることながら、提案が具現化されていく過程からの学びも大きかったといいます。

「TikTok動画がアップされ、ナプキンの配布を群馬県で事業化していただき、さらにはワクチン接種の会場をイオンモール内に設けていただきました。自分の提案が県政になってこんな風に形になっていくと知り、自分の小さな一歩がここまで大きな影響を及ぼせるんだと驚きましたし、大人たちのチカラというものも改めて認識しました」

高校生でも社会は変えられる、とみかこさんは力を込めて断言します。

「自分の提言で大人たちが動き、それが実際に県政になって実行された。自分が起点となって社会がどんどん変わっていく姿を目の当たりにし、高校生でも社会を変えることが出来ることを身をもって体験しました」

周りも変わった。

「友人たちが、私の活動を知ってくれて、“ワクチン打ってきたよ”とか“まだ行っていないけど今度行くね”と報告してくれたり、あるいは“子宮頸がん予防ワクチンのことを詳しく教えて”などと、声を掛けられる機会が増えたんです。身近な友人たちに興味を持ってもらえるのが私の活動の第一歩だと考えているので、そこは嬉しかったですね」

リバースメンターは、“青春”そのものだったとみかこさんは目を輝かせます。

「大変なこともありましたし、辛くて逃げ出した時もありましたけど、今振り返ってみるとこの時に得たものって凄く大きな財産になっているなって。人との繋がりだったり、経験だったり、素晴らしいものが自分の中に蓄積されましたね」

活動期間中、自分がどんどん変化していくことに、みかこさん自身驚いていました。

「今まであまり気に留めていなかった社会問題に急に興味を持ち始めて。例えば環境問題のニュースに接したりすると、じゃあ、どうやったら解決できるんだろうって、自分なりに考えるようになったんですよね。多分リバースメンターをやっていたからこそ身に付いた思考の変化だと思います。
また、ワクチン問題を事業化させていく過程で大人の人たちとの話し合いが多く、プレゼン力や会話力も磨かれたと思います。自分に新しい力が付いたと断言できますね」

リバースメンターをやったことで群馬県に対する愛着も生まれました。

「県政を深く知り、身近に感じることができましたし、私の提案に職員の人たちが懸命に取り組んで下さり、とても嬉しかったです。加えて、選挙とか政治にも興味が湧き、選挙には必ず行こうと思うようにもなりましたね。
実をいうと、リバースメンターとして提案はするものの、それで終わりと勝手に思っていたんですよね。ところが、提案が着々と形になっていくのを目の当たりにし、想像以上の結果になったな、って。本当にびっくりです。
計画を具体化させていく過程で、大人たちとの会話が楽しかったし、驚きも色々あり、自分が一番成長できたかなと思いますね」

だからこそ、リバースメンター制度を全国に広げて欲しいとみかこさんは訴えます。

「高校生のチカラ、あるいはインパクトって結構あると私は活動しながら気づけたので、全国に広がって欲しいと思います。私の場合は子宮頸がんのトピックで活動してきましたけど、他に色んなトピックで活動できる高校生がどんどん増えていけば、日本社会にいい影響を与えるかもしれない。
リバースメンターをやることで“自分は社会を変えられる”と実体験をした高校生が増えれば社会も変わっていくと思うんです。自分は社会を変えられないと思っている人よりも、変えられると信じている人の方が大きな力を持つでしょうし、影響力も違ってくる。だからリバースメンター制度が全国に広がって、高校生でも社会は変えられるという考えが広まるといいなと思います」

みかこさんはリバースメンターを卒業しても、講演会やInstagramで子宮頸がん予防のワクチン接種の啓蒙活動を行っている。サンリオピューロランドや日本女性財団主催のイベントで紹介されるなど、その活動は広がりつつある。

「今、アメリカへの留学を控えていますが、留学先で世界のワクチン接種状況を調査するなど、何かアクションを起こしていくつもりです」

リバースメンターで培ったみかこさんの智慧と行動力は、舞台を群馬から世界に移し、さらなる飛躍が期待されます。


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