子どもが大きな病気になると、家族の生活は一変します。病気になった子ども自身も親御さんもつらい闘病生活を体験することになりますが、病気の子どもに兄弟姉妹(きょうだい)がいる場合、その子たちも同じように傷つき、時には寂しさや不安をがまんしながら、頑張っています。
子どもが大きな病気になると、家族の生活は一変します。病気になった子ども自身も親御さんもつらい闘病生活を体験することになりますが、病気の子どもに兄弟姉妹(きょうだい)がいる場合、その子たちも同じように傷つき、時には寂しさや不安をがまんしながら、頑張っています。
私たちは、そんなきょうだいたちに「ひとりじゃないよ」と伝えたくて2003年からきょうだい支援のたねまきを続けています。代表の清田は心臓病の弟を亡くした「きょうだい」で、弟が入院している病院の廊下で見た、幼いきょうだいたちが毎日何時間も泣きながら待っている光景、それをなんとかしたいと思った気持ちが「しぶたね」の芯になりました。スタッフ4名と、ボランティアさん50名ほどで以下のような活動をしています。
■「きょうだいの日」の開催
年4回、病気の子どものきょうだい向けのワークショップを開いています。きょうだいが主役になり、同じ立場の子どもと出会い、安心して思い切りあそびきることができる場を目指して、秋は小学生のきょうだい同士であそぶプログラム、春はきょうだいと親御さんとの絆を深めるプログラム、夏と冬は中学生以上のきょうだいが集まるプログラムを開いています。依頼に応じて出張「きょうだいの日」も行います。「きょうだいの日は私を守ってくれる大人がいるところ」「小学生の時きょうだいの日に行って、救ってもらったって思った」…子どもたちは主役になり大歓迎される経験を、自分自身の大きな力に変えてくれます。
■病院でのあそびの活動
中学生以下のきょうだいは感染予防のため病棟に入ることができません。 そのため、月2回、小児病棟前の廊下で、面会中の保護者を待つきょうだいが安心して楽しく過ごせる場をつくったり、病院内で開かれるきょうだいのためのイベントの企画や運営のお手伝いをしています。きょうだいにとって病院が怖くて不安で退屈な場所でなくなるように。入院中の兄弟姉妹との思い出や絆が途切れてしまわないように。「自分のことを見てくれる人がいた」という経験が10年先、20年先のきょうだいの心を支えることを大きくなったきょうだいたちが教えてくれます。
■たねまき活動
寄稿や講演などを通してきょうだいのつらさと頑張りを伝えています(講演先は保健所、大学、病院、関連学会、親の会、企業等)。「きょうだいさんのための本」という小冊子の作成配布も続けています(累計17,000冊になりました)。
命を脅かしたり、一生付き合っていかなければならないような重い病気をもつ子どもは日本に20万人以上いると言われています。単純に、その子どもたちにひとりずつ兄弟姉妹がいると仮定しても「きょうだい」は20万人いることになりますが、きょうだいを支える仕組みはほとんどなく、きょうだいを支える団体も数えられるほどしかありません。きょうだいたちが抱える悩みやしんどさは小さな子どもや家族だけで抱えるには重すぎます。きょうだいに出会う人はみんなきょうだいの味方になれる人。きょうだいたちがひとりぼっちで頑張らなければならない現状を社会の課題のひとつとしてもっとたくさんの人の力で変えていきたい、きょうだいたちに安心の中で子ども時代を子どもとして過ごしてほしい、「自分は世の中から歓迎されている存在なのだ」と感じてほしい、そのために必要なことをひとつひとつ見つけ出し、みんなで楽しく丁寧に実践していきたいと願っています。
その第一歩として、2016年NPO法人格を取得し、シブリングサポーター研修ワークショップ事業を始めました。
シブリング(きょうだい)の応援団を各地に増やすべく頑張っていますが、研修の受け入れ先である「これからきょうだい支援を始めようと考えている個人やグループ」は開催費用を負担することが難しかったり、病院は「きょうだい」支援のためには予算を確保しづらかったりという現実があり、研修にかかるお金は助成金とご寄付に頼らざるを得ない状況です。
いただいた会費やご寄付はきょうだいたちを直接サポートするこれまでの活動の費用の他、シブリングサポーターを増やしつながりひろげていくための費用、これらの事業を支える事務局業務の費用として大切に使わせていただきます。
みなさまのあたたかなお気持ち、熱い思いを、頑張っているきょうだいたちに必ず届けます。
○個人応援会員さん
シブブロンズ会員 3,000円/年
シブシルバー会員 5,000円/年
シブゴールド会員 10,000円/年
○法人・団体会員さん
シブチーム会員 1口10,000円/年
・会員になってくださった方には通信(年1回以上発行予定)と、メンバーズステッカーを送らせていただきます。
・会員は年度(4月1日から翌年3月31日)更新とさせていただきます。
・1口以上何口でも大変たすかります。ありがとうございます。
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これまで通り郵便局で手続きをしていただくこともできます。
郵便局に置いてある青色の払込取扱票を使ってこちらの郵便振替口座に年会費をお振込みください。
※ご依頼人欄に
・ご住所
・お名前
・会員の種別と口数
・メールアドレス
を忘れずご記入ください。
口座番号 00930-9-310118
名義人 NPO法人しぶたね
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大変申し訳ないのですが振込手数料をご負担お願いいたします。
払込取扱票を郵送させていただくこともできます。しぶたねホームページのお問い合わせフォームからご連絡ください。
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たくさんの人のあたたかなお気持ちで日本中のきょうだいさんたちを安心で包みたいです。ゆるく、しょぼく、楽しく、これからもぜひご一緒によろしくお願いいたします。
一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付にしよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。
だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい「寄付」がはじまります。
寄付月間とは
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。