シングルマザーのための勇気の出るパソコン講座とは

もう長いことパソコンに触れてない・・・。
パソコンを触ることを怖いと思っているシングルマザーはたくさんいます。
そんな方たちを対象にノートタイプのパソコンを1年間貸し出すというプロジェクトを2021年度より開始しました。
パソコンの基本操作や簡単な入力方法、検索の仕方、基礎知識を仲間と共に学び、身近なボランティア体験や子育て支援制度の調査・入力をしながらパソコンに触れていただき、楽しさを感じていただいています。子どもたちへの学習環境も整うことになり、職場でのキャリアップのチャンスを逃さないための第一歩をともに踏み出しています。

私たちの地域の課題・ニーズ

神戸市垂水区は人口約22万人（神戸市全体150万人　垂水区は約15パーセントを占める）、1970年代ニュータウンの居を構えた居住者の多くが高齢化しており、65歳以上の高齢者が約6万5千人と市内でも高齢化率の高い地域です。公団・公社住宅が多く、生活のしやすさにより、ひとり親家庭の割合も市内一多くなっています。ひとり親家庭は孤立することが多く、経済的に不利な状況を抱えていますが、当団体は仲間づくりや工夫、アイデアを集結させ、タフに子育てに取り組んできました。支援の対象とされているシングルマザーですが、今後は子育て中の世帯や多世代と繋がることで、悩みや解決方法を共有し、家族内や地域における問題の解決に取り組めると考えます。パソコン技能の習得が就労の障壁の一面にもなっています。

子育て支援制度を網羅するイクハクWEBサイトとの協働

ひとり親の参加の場を作ること、多様な子育て支援制度を知ることの双方を可能にするために情報の収集とWEBサイトでの発信をひとり親の方たちに取り組んでもらうことで課題解決にチャレンジします

全国の子育て支援制度40万件を登録する情報サイト「イクハク」。
子育て支援制度は数多くありますが、行政のホームページや各団体からの支援情報はバラバラに掲載されており、検索するにも情報を読み込むにも時間がかかってしまいあきらめてしまうことが多くあります。

そこでこの「イクハク」と連携し、地域の子育て支援の情報を私たちが学び、自分たちの言葉でわかりやすく発信することを企画しました。この活動はひとり親家庭のみならず、すべての子育て家庭への情報共有となり、社会貢献になると考えます。
入力作業を行うシングルマザーたちにとっても自身の困りごとの解決、技能の向上につながり、何より自分が社会の役に立っているという自己有用感は様々な困難を抱えたシングルマザーにとって大切なステップアップの土台となり、母親たちの自信はひとり親家庭の子どもたちにとっても、有益になると考えられます。

ご支援の使い途

しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西・神戸ウエストでは、ひとり親家庭当事者を中心に支援者の皆様と幸せな未来をつくるため、様々な活動を行っています。
緊急的に食糧が必要なひとり親世帯への食品提供、さまざまなイベント・講座への企画、行政との連携など多方面にわたります。
これらの活動を継続的に続けるには皆さまのお力が必要です。お力添えをお願いします。
皆さまからのご寄付は、主に機材の整備と学習のサポート、ボランティア謝金・交通費などに使用させて頂きます。