「縁(えん)」は人と人の「繋がり」や「巡り合わせ」を意味します。日本青年館が行う様々な活動に参画いただき「円=縁」を描くように若者の活動を支える人々のつながりをつくっていきたいという願いから「えがきびと(縁描き人)」と名付けました。我々とともに地域活動に取り組む若者を支援し、色彩豊かな社会を描く「縁描き人」となり同じ思いを持つ方々の縁を一緒に繋いで行きませんか。
「縁(えん)」は人と人の「繋がり」や「巡り合わせ」を意味します。日本青年館が行う様々な活動に参画いただき「円=縁」を描くように若者の活動を支える人々のつながりをつくっていきたいという願いから「えがきびと(縁描き人)」と名付けました。我々とともに地域活動に取り組む若者を支援し、色彩豊かな社会を描く「縁描き人」となり同じ思いを持つ方々の縁を一緒に繋いで行きませんか。
2021年で一般財団法人日本青年館は財団設立100周年を迎えました。日本青年館の大きなミッションは全国で地域のために活動する若者たちの支援にあります。若者の置かれている現状と課題に関する調査研究活動や、地域活動に取り組む若者の交流と学びあいを目指した研修会等をオーガナイズしてきた若者活動支援のプロフェッショナル団体です。
いま地域には、少子高齢化に伴う担い手不足、産業の衰退や雇用減少、自然災害による被害の多発、伝統文化の継承など、様々な課題があります。同時に、それらの困りごとに新たな発想で立ち向かう若者たちの動きが全国各地で生まれています。特色ある地域を持続可能なものにするために、そうした若者たちによる新しいアプローチが不可欠であり、若者の行動力、情熱、自由な発想、そしてそれらを「繋げる力」が、今強く求められています。
これまで日本青年館が長年にわたり支援してきた全国の「青年団」に加え、昨今では全国各地域で挑戦的かつ意欲的な地域活動を展開する若者が数多くいる一方で、そういう若者たちを繋ぐ全国的なネットワークや、お互いの知恵や経験を共有できるプラットフォームがないという声に応え、日本青年館は全国各地で地域活動に取り組む若者たちが地域を越えて出会い、活動事例や課題を共有し議論する「場所」を作るために『全国まちづくり若者サミット』を2020年から開催しています。2度の開催でこれまでに35団体・延べ200名もの若者が出会い、学び、新たな活動が生まれています。
こうした事業を通じて若者たちによる自主的な組織運営をサポートし、地域のリーダーを育て、全国の意欲的な若者たちの「縁」を皆さまと一緒に描いていけたらと思っております。
[写真] 『全国まちづくり若者サミット』の様子
日本青年館が設立当初から続けてきた全国各地の青年団への支援はもちろんのこと、新しい若者たちのエネルギーを結びつけ、全国的なムーブメントに拡大させていくのが「縁描き人」のビジョンです。日本青年館とともに日本最大の若者団体のプラットフォームづくりに是非ご参画ください。
全国まちづくり若者サミット(公式Facebookページ)
◆若者サミットに参加した団体(21都道府県 35団体)
北海道 NPO法人ezorock
岩手県 盛岡YMCA
秋田県 特定非営利活動法人秋田県南NPOセンター
秋田県若者会議ネットワーク
栃木県 栃木県青年会館
群馬県 群馬県青少年会館
前橋の地域若者会議
埼玉県 かわじま☆未来塾
埼玉県立皆野高校
東京都 大正大学地域創生学部
創造集団440Hz
Ogouchi Banban Company
多摩市若者会議
東京工業大学真野研究室
ねつせた!(情熱せたがや、始めました。)
神奈川県 NELD
はじまり商店街
新潟県 つばめ若者会議
魚沼若者会議
石川県 珠洲市青年団協議会
福井県 勝山左義長ばやし保存会
鯖江市役所JK課
山梨県 学生団体トップファン
長野県 飯山市若者会議
高森町わかもの☆特命係
静岡県 ユースネットふくろい
おうち先生
富士山わかもの会議ver2020
愛知県 新城市若者議会
三重県 伊賀市若者会議
和歌山県 青年クラブみなべ
香川県 綾川町青年会
福岡県 一般社団法人STANDARD KOGA
長崎県 県立五島高校
沖縄県 沖縄県青年団協議会
この取り組みを次の100年につなげていくためには、皆さまからの幅広いご支援が不可欠です。皆さまからのご寄付は、若者たちが地域でいきいきと活動し、地域課題に取り組むための仲間づくりや学びの機会を創出する費用として使用させて頂きます。空き家を活動拠点にかえる、無くなった夏祭りを復活させる、知恵とお金を出し合いながらまちづくりのカフェを経営する...「1日約16円」の支援がこうした活動に取り組む全国の若者を支え、そして持続可能で彩のある地域を作ります。このプロジェクトに是非ご参画ください。
【金額について】
・月々 500円 (1日 約16円)
・月々 1,000円 (1日 約33円)
・月々 3,000円 (1日 約100円)
【寄付の主な使い道】
1.多様な地域活動を集約し学びあう『全国まちづくり若者サミット』などの事業経費
2.地域で芸能を継承する若者たちを奨励するイベントの開催および賞の授与
3.専門家や行政との連携による地域活動の普及活動
4.スポーツや文化に取り組む若者たちの活動機会の創出
皆様からのご支援により実現した2021年度の事業をご紹介いたします。ご支援ありがとうございました。
◆ 全国青年大会、オンラインで2年ぶりの開催
2021年11月13日に、2年ぶりとなる『第69回全国青年大会』を開催しました。新型コロナウイルス感染拡大を避けるために、体育の部および将棋の種目を中止し、芸能文化の部7種目を収録した動画や生中継を使ったオンラインでの開催となりました。
史上初のオンライン開催となった今大会では16道県から187名が参加。全国に配信され映像は多くの仲間や関係者が視聴しました。特徴的だったのは、例年に比べて東京から遠く離れた地域からの参加も多かったことです。
郷土芸能には、宮城県の離島「江島」、日本三大秘境の一つともいわれる宮崎県の「椎葉村」、沖縄県南部の伝統文化を色濃く残す「南風原町」の3地域から4チームが参加しました。普段の生活では顔を合わせることのない者同士が出会えるのも全国青年大会の醍醐味です。
次回こそは通常開催とし、参加者が再び外苑の地に集まることができるよう準備を進めてまいります。
◆ 語り合いからうまれる青年の学び
2022年3月5日に、「全国青年問題研究集会」を『コロナ禍における青少年活動報告会』として開催し、1道12県から30名が参加しました。
当初は、日本青年館分館の清渓にて対面とオンラインを併せたハイブリッドな形での開催を予定していましたが、新型コロナウイルスの第6波を受けて、全面的にオンラインでの開催となりました。人数は少ないながら、今後の活動のヒントを得ることができたと、参加者からは好評でした。
これまでは、参加者が属する団体での役職などをベースに分科会が構成されることもありましたが、今年度は仲間づくりやコロナ禍における事業をどのように展開するのかなど、課題ベースで分科会を構成し、団体内での役職や経験年数の長い人、短い人など多様な参加者での分科会となりました。
また、参加にあたっては自分たちの生活や活動の記録から課題を整理し議論のきっかけとするレポートを提出していますが、近年レポートの作成が難しいと感じる青年たちのために、ポイントを整理したアンケートを作成するなど新たな取り組みも導入しています。議論を深める方法を今後さらに検討していきます。
◆ 地域を支える若者たちが出会う場所
2022年1月29日(土)~30日(日)の二日間、『全国まちづくり若者サミット2022』を開催しました。当初、対面での開催を予定していたものの、年明けから新型コロナウイルスの新規感染者が急速に拡大。急遽、首都圏の団体を除き、全面オンラインでの開催に変更しましたが、29都道府県から100名もの方々にご参加いただきました。
今年の発表団体は青年団や若者会議、学生団体やNPOなど全国各地から12団体。内容も若者の居場所づくりや観光地の活性化、仲間づくり、ウェブマガジンの発行など多岐にわたりました。また、実践事例だけでなく、昨年に続いて今年も実行委員会を結成し、企画や運営を若者自身が担いながらの事業実施となりました。
参加者からは「仲間が増えてうれしい」「参考になる話ばかりで、自分の団体に活かしたい」「書き表せないほど楽しい時間だった」など、前向きな感想が多く、改めて団体や地域の枠を越えて出会い、学びあえる「場」が求められていることを実感しました。
◆ 日本最大の高校オーケストラの祭典オケフェス開催!!
日本最大の高校オーケストラの祭典『第28回全国高等学校選抜オーケストラフェスタ(オケフェス)』を開催しました。今回も12月25日~28日にかけ日本青年館ホールで首都圏の学校28校の収録と、全国から録音審査で選ばれた選抜オーケストラ2組の公開収録を行い、全国48校から寄せられた演奏動画と併せた形で2月1日~3月14日の期間でYouTubeチャンネルでの配信によるオンライン開催とし、全国76校より3,634人の生徒が参加しました。
参加生徒たちは互いの演奏を鑑賞し、期間中にやりとりされたメッセージカードは4,000通を越えました。さらに今回は動画を一般にも公開し、開催期間中の視聴者数は約15,900名、視聴回数は約87,700回、視聴時間は約5,040時間を越え、全国各地で大きな盛り上がりを見せました。
昨年から初参加の学校も相次いで出てきており、日程や金銭面等の事情でこれまでオケフェスに参加できなかった学校が、演奏を全国のオーケストラ活動に励む高校生と共有できる機会が拡大されたことは、コロナ禍だからこそできる開催形態を模索し継続することで生まれたオケフェスの「新しい価値」となりました。
◆ 日本青年館で初開催、弦楽器でアンサンブルの楽しさを
『弦楽オーケストラ・ワークショップ』を3月29日~30日に開催しました。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から弦楽器(ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバス)のみのワークショップとし、合奏を通じた学びと交流を目的に日本青年館にて実施しました。
全国26校より62名が参加。募集開始からまもなくほとんどのパートが定員締め切りとなるなど、コロナ禍で様々な演奏と交流の機会が失われている中でのワークショップの開催に生徒からも大きな期待が寄せられました。穏やかな雰囲気の中で練習は進み、成果発表では素晴らしい演奏が披露 されました。
また、自由時間には他校の生徒同士が楽しく交流する姿が見受けられ、ワークショップ終了後もSNSを中心に交流は続いており、同じオーケストラを愛する高校生の地域を越えた友情の輪が広がりました。
一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付にしよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。
だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい「寄付」がはじまります。
寄付月間とは
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。