そらぷちキッズキャンプとは

日本には、小児がんや心臓病など、難病とたたかう子どもたちが、約20万人いると言われています。子どもたちは、辛く長い闘病生活の中で「外で遊ぶ」という機会がほとんどありません。
「外で遊びたい」── それが夢だと言う子どもたちがいるのです。
国内には難病児を受け入れることのできる医療施設の整った自然体験施設がなく、子どもたちは自然を体験する機会のないまま闘病生活を送っています。そして闘病中の子どもをサポートする家族にも「休息」や「リフレッシュ」が必要となっています。
そらぷちキッズキャンプは、難病とたたかう子どもたちや家族を受け入れることができる、医療ケア付キャンプ場を、北海道の大自然の中につくりました。
このような施設は、国内にはなく、すべて寄付やボランティアの力で運営しています。非日常体験であるキャンプに参加することが、闘病中の子どもや家族の「休息」になり、「明日を生きるエネルギー」になることを望んでいます。

医療施設の整った自然体験施設に全国から無料で招待します

これまで、小児がんや小児外科系疾患、神経・筋疾患をもつ多くの子どもたちやそのご家族が、全国からキャンプに参加しています。
子どもの感想
・こんな楽しいことがあったら、この先変わるんじゃないかなと思う。
・一人じゃないんだ。仲間がいるんだと初めて感じることができた。
親の感想
・こんなに楽しい日が来るとは、数年前には想像もしていなかった。これまで家族みんなで頑張ってきて良かった。
・普段の生活に制限がある中で、大自然で過ごしたキャンプは羽ばたいていたような気持だった。

代表理事　細谷亮太からのメッセージ

　わたしは、小児科医として「ひとりでも多くの子どもを救いたい」と思って、長いあいだ病院で仕事をしてきました。
　今は、第一線を後輩に譲ったあとの小児科医として「重い病気や障がいをもつ子どもと家族が、こころの底から楽しめてゆっくりできる居場所を確保すること」が大事だと考え、そのことをライフワークにしています。
　同じように思い行動をしてくれる仲間たちのおかげで、「外で遊びたい」と思っても中々それができない子どもたちとその家族を受け入れることができる、医療ケア付キャンプ場「そらぷちキッズキャンプ」ができあがりました。
　このキャンプ場には看護師さんが常駐し、キャンプ期間中は専門の小児科医のお医者さんも一緒に寝泊まりします。
　これから更に活動の充実を図ってまいりますので、一層のご理解・ご助力を賜りますようお願い申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　公益財団法人　そらぷちキッズキャンプ　代表理事　細谷　亮太

寄付金の使い道

頂いたご寄付は「そらぷちキッズキャンプ」の運営に関わる様々な用途に使わせていただきます。

●「難病とたたかう子どもとその家族を、全国各地から招待してキャンプを実施する」
全国各地の小児科医の協力による、専門の医療支援体制をその都度整えた上で、キャンプを開催します。
・主治医が同行するレスパイトキャンプ（3泊4日）
・セラピー馬アクティビティ中心の日帰りデイキャンプ
・多種多様なボランティアがサポートするキッズキャンプ（3泊4日）
・難病のこどもの家族会や支援団体によるグループキャンプ（3泊4日）
●「キャンプが安全に運営できるようなハード面でのサポート」
・既存施設の修繕・補修・改修や森の維持管理
・キャンププログラムを充実させるための施設整備等
●「難病のこども達が過ごす、全国各地の病院（病室）や自宅に「楽しみ」を届ける」
・雪の積もらない地域にある病院等へ、キャンプ場に積もった雪を専用のスノーボックスに詰め、冷凍空輸で贈る
●「難病のこどもと家族の現状やキャンプでの支援必要性を、広く社会に発信する」
キャンプ場一般公開イベントや写真展の開催など
●「元キャンパーや難病児支援に関心のある大学生にインターンを提供する」
・免疫が低いことなどで、行動制限がある元キャンパーに対し、積極的にキャンプ場でインターンとして受け入れ、就労体験の機会を提供する
・難病児支援の分野を人材の面でも発展させるため、この分野に関心のある大学生を積極的にキャンプ場でインターンとして雇用する

より充実した活動を行うことができますよう、ご支援のほどよろしくお願いいたします。