7億人が住むサブサハラアフリカ農村部へ井戸の維持管理システムを普及させ、水で苦しむ人を10年間でゼロにしたい!

安全な水へのアクセスが難しいアフリカのウガンダにおいて、私たち株式会社Sunda Technology Globalは「SUNDA」と名付けたモバイルマネーを用いたプリペイド式自動井戸料金回収サービスを提供することで「水問題の解決」と「若者の雇用創出」を目指す事業をスタートさせました。しかしSUNDAの普及に向け、プロダクトの更なる開発、スタッフの育成やオペレーション体制整備をしないといけないため、3年間は利益が出ない状況です。そこでこの度、SUNDA事業の立上げ期を応援してくださるマンスリーサポーターを募集させて頂くことにしました。この取組を通じて、アフリカの水問題を知ってもらい、皆さんと一緒にアフリカの人々の生活を良くしていければと思います。

はじめまして。株式会社Sunda Technology Global代表の坪井彩です。
2018年に青年海外協力隊としてウガンダで活動をしたことがきっかけで、この事業を立ち上げました。みなさんのイメージ通りアフリカをはじめとする途上国はSDGsで解決すべきとされている「清潔な水へのアクセス」や「若者の失業」をはじめとする社会課題がまだまだ多く残る状況です。
私は協力隊の活動を行う中、より多くの有用なサービスや生活を支えるモノが生み出されることで社会課題の解決が出来ないかと考えました。また、アフリカで活動する日本人はまだまだ少ないこと、協力隊時代にウガンダを好きになったことから、ウガンダをはじめとするアフリカにどうしても貢献したいと思いました。SUNDAを通してアフリカの人々の生活を大きく変えることが、私自身の人生初めての「夢」であるとともに、一緒に活動しているメンバー、住民、政府関係者などみんなの夢でもあります。これをなんとか実現したく、皆さまのお力を貸していただければ幸いです。

協力隊として村々を訪れた時、壊れたまま放置されている井戸の多さにとても驚きました。井戸が壊れてしまっている村では、子どもや女性たちが、野生動物も使うような溜池に水を汲みにいっていました。非常に不清潔な水であるため下痢が蔓延しており、特に子どもの場合は生死にも関わる深刻な状態になることもあるようでした。

▲実際に訪問したカサンダ県の溜池の様子

いまだにこうした水源を生活の中心にしている人が普通にいます。住民と話すと「家族みんな下痢だけど、他に選択肢がないのでしょうがないよね」、という感じでした。ちなみに、この溜池の水質調査をしましたが、しっかりと大腸菌が出てきました・・・。

▲2種類の溜池の水を大腸菌検出紙で検査した結果。ピンク色の斑点が多数検出され、水が汚染されていることが分かります

実際に訪問したこの地域には井戸が一つも無いようです。また、村の中心にはどこかのNGOが作った水道設備がありますが、壊れて使えなくなっているようでした。実際、井戸のような安全な水にアクセス出来る人はウガンダ農村部では67%となっています。状況は10年前と比べ改善されていません。これまで莫大な額の援助を受け井戸が設置されてきましたが、多くの井戸が壊れてしまっていて、援助のお金が無駄になっています。現在、ウガンダには6万基以上の井戸があるとされていますが、そのうち2万基以上が壊れています。また、統計上、稼働しているとされている井戸も、実際は一度壊れてから修理までに数か月かかってしまっており、その間水に苦しむこととなります。このように、設置後の井戸の維持管理がしっかりされていないことが、安全な水にアクセスできない人が未だ存在している主な要因となっています。維持管理がされていれば、これまで設置した井戸が稼働し続け、より多くの人が安全な水にアクセスできていたはずです。

設置後、井戸が壊れた際に修理をするのは、井戸を利用する住民の役割です。しかし、井戸が壊れたときに修理をするための費用が、住民グループの中で十分に準備されていないことが多いです。住民の代表が各世帯から毎月定額で料金を回収しようとしますが、回収者が不正をしてしまったり、定額料金に対する不公平感などから、なかなかうまく集まりません。

井戸用スマートメーターとオンライン決済システムの組合せで、”Pay-as-you-fech”型の料金回収の仕組みを構築。これまで問題となっていた料金回収の問題に対して、SUNDA を井戸に設置することで、井戸の料金回収が継続的に確実に実施できるようになります。

料金は利用者が決めた金額をデポジットし、水を組んだ分だけ残高から差し引かれる仕組みです。これまでは、利用者ごとの水利用量の違い、不払い者による水利用、雨季・乾季による水利用量の違いなどから、定額の料金体系に対して不満がありましたが、従量課金型の料金体系を採用しているため、これまで問題であった不公平感を解消できます。また、モバイルマネーを用いることで、料金回収者による現金持ち逃げなどの不正をリスクを抑えることができます。

【2018年】代表坪井が青年海外協力隊としてウガンダでの活動を開始しました。協力隊期間中にSUNDAを考案し、現地エンジニア2人とともにプロトタイプを開発し設置。


【2019年】設置された機器の利用者からフィードバックを受けながら、機器とオペレーション改善に継続的に取り組んでいます。


【2020年】JICAの技術協力プロジェクトにてSUNDAが井戸の維持管理費用の回収システがとして導入され、検証を行った結果、SUNDA が導入されたコミュニティでは導入しなかったコミュニティより倍以上の料金回収が確認でき、それが井戸の維持管理に十分な額であることが分かりました。SUNDAをウガンダの農村部全土に広めるために重要となる、ウガンダ水環境省とも関係を構築してきました。


【2021年】ウガンダ水環境省とSUNDAのウガンダ全土への普及についたMoUを締結しました。


【2022年】JICAの技術協力プロジェクトを通して、SUNDAを使った料金回収が井戸の維持管理ガイドラインとして、正式に認められ、公式文書にも載りました。また、日本青年会議所との協業も通じて、2022年12月時点で約150基のSUNDAがウガンダに設置され、5万人以上の住民がSUNDAを通して安全な水を安定的に得られる生活が送れるようになりました。

▼JICAのYoutubeで事業を取り上げていただきました。
https://youtu.be/y-9xCt_J8Lw

これから3年で主に以下のことを行います。

プロダクトの改良を通し、ユニット原価と設置後の維持コストの削減を行います
プロダクト改良には、共同創業者のウガンダ人エンジニア2名が主となり実際に技術的な研究開発を行います。考案した技術アイディアを工房やフィールドでの試験を通して完成させていきます。

量産に対応出来るよう、製造→設置→メンテナンスのオペレーションの改善を行います
これまで発生していたようなエラーを無くし効率的な作業を目指すために、各オペレーションプロセスの再考とマニュアル化を実施します。それらのプロセスを行うための新規スタッフを育成や組織作りを行います。また、製造と製造後の品質検査の各プロセスを同時進行できるようなスペースの確保も必要となります。

2025年度に年間1000台以上の設置を実現するための営業活動を行います
SUNDA設置を二人三脚で進めることとなる、各地域で井戸の維持管理業務を行う団体に対してアプローチします。さらに、大規模プロジェクト取得に向けた数十台規模のトライアルを行い、実績を確実に積んでいきます。

上記のことを行うため、皆様にサポートいただいた金額は、以下の内容に使わせて頂く予定です。

  1. ウガンダ人メンバースタッフの人件費
  2. 拡大に向けたオフィスや工房の整備費用など
  3. 新規メンバーのトレーニング
  4. 営業活動のためのSUNDA設置や維持ににかかる費用

事業化に向けて

今後の本格拡大に向け、まずはウガンダ政府の予算獲得に向けて実績作りをしていきます。2022年に200基、2023年に500基の設置を目指し、これらの実績をもって2024年以降ウガンダ政府の予算にて1000台以上の量産化・単年黒字化を目指す方針です。ウガンダ政府と2021年10月に締結した覚書では、2030年までに45,000基の設置を完了し、ウガンダの農村地域におけるハンドポンプ井戸を網羅することになっています。
2023年中に、現在継続して行っている機器の改良に伴い、原価とメンテナンスコストを下げていきます。また、設置拡大により2024年には損益分岐点売上高をクリアします。
まずはウガンダ農村部で最も普及しているハンドポンプを対象としますが、将来的には水道へのソリューションも確立させ、農村部の水インフラの維持に必要不可欠なサービスを住民・政府の両者へ提供します。

私たちSUNDAメンバーが私たちの経験などを通して、サポーターの皆様がおもしろい!と思ってもらえる価値を提供できるよう、出来る限り頑張っていきたいと思っています。この機会に、私たちのことやアフリカ、水問題などについて理解を深めていただければ幸いです。

ウガンダの地方都市でも一部水道の普及が始まっていますが、私たちがまず第一に着目するのはウガンダの農村部に住むハンドポンプを使っているような一番社会的に弱い立場の方、生活が難しい方です。援助だけでは限界があり、住民の力で設置された設備を継続的に維持管理していくために「サービス」が必要です。しかし、ハンドポンプは水道に比べて、一定の距離を移動しないといけない、水くみ上げの労力がかかること、利用者が比較的貧しいことから、料金の回収が難しいのが現状です。そのため、ビジネスとして継続するには、より多くのSUNDAを設置する必要があります。みなさんの想像通り非常に難易度が高いビジネスであるため、これまで誰もやってきていません。だからといって、多くの方が困っている課題をそのまま放置したくありません。私たちはこの事業にチャレンジし、まずはウガンダ全土の水問題を解決したいと思っています。

この事業を通して、外部からの支援を待たずとも、村の人びとが必要なサービスを必要なときに受けられるような「強い村づくり」に貢献していきたいと思います。その為にも、最も基本的なインフラである安全な水へのアクセス、それに付随する、医療、教育、仕事など多方面から、ウガンダ農村部に住む3千万人、更にはアフリカ農村部に住む7億人以上の生活改善を実現します。

その実現のため3年間だけは皆様のサポートをいただき、ウガンダの技術者や住民へのサービスを維持していきたいと思っております。

寄付という形で応援いただくことで、私たちと一緒に、ウガンダの衛生環境に貢献する体験や、事業が広がっていく喜びや、時には挫折や苦悩を味わいながら、共に事業を作っていただけませんか?

どうかご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

寄付募集元

Sunda Technology Global

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