「徳島県コミュニティ財団(仮称)」とは?

全国各地ではすでに多くの地域で「コミュニティ財団」が誕生し、人の繋がり生まれ、地域で集まったお金が循環し地域課題が解決され始めています。
しかし、徳島にはまだその仕組みがありません。
「なぜ徳島にはないの?」
「じゃあ、私たちがつくろう!」
そんな想いを持った有志たちが集まり、2024年に準備をスタート。バトンを引き継ぎながら、2025年新体制の設立準備会を立ち上げました。
私たちが目指すのは、
「誰かの挑戦が、地域の希望につながる」――そんな徳島の未来です。
活動の背景、社会課題について

「子どもの数が減っている」
2050年までに、徳島のすべての市町村で、15歳未満の人口が大幅に減少すると予測されています。

「後継者がいない」
地域の伝統、商店、文化――それを受け継ぐ人がいないまま、静かに消えつつあります。

「若者が出ていく」
進学・就職を機に県外に出ていく若者、とりわけ女性が多く、地域の活力が失われています。

「公的な仕組みだけではカバーできない」
既存のメニューで行き届いていない。スピード感を持った対応が難しく、条件が限られており、地域のニーズとミスマッチが起こっている。
「何かしたい」と願う人がいても、それを支える“土台”が、今の徳島にはまだ十分ではありません。
だからこそ、いま、この“支える仕組み”が必要なのです。
財団が目指す未来は、「チャレンジが生まれやすい徳島」

● 想いが実現するように(チャレンジ伴走支援)
地域課題解決に挑戦する人や団体に、助成金と必要な相談や支援を行います。
● 地域を“つなぐ人“を育てる(コーディネーター育成)
想いある人同志をつなぎ、サポートする「つなぎ手」を育成します。
● 協働の輪を広げる(多様なプレイヤーとの連携促進)
行政・企業・NPOなど、セクターを超えた連携を生み出し、徳島の未来を一緒につくります。
これまでの活動・実績について
2024年6月 キックオフイベント開催
内閣府の担当官や、全国で先駆的に財団を立ち上げてきた方々をお招きし、「想いをつなぐ仕組み」の重要性を伝えました。
徳島県知事も駆けつけてくださり、「徳島でもやろう」という想いが会場全体に広がりました。



2024年6月〜8月 地域未来会議・座談会を県下6箇所で開催
徳島県下で開催した「地域未来会議」や「座談会」では、地域の課題や未来像について、世代や立場を超えた対話が行われました。
参加者は延べ100名以上。新たにできる財団への期待や、徳島の未来に対する熱い想いが語られました。
対話を重ねる中で、「想いをかたちにする財団」の必要性を共有し、求める財団の輪郭が、だんだんと浮かび上がってきました。

メンバーメッセージ
過疎地域で活動する大学生、若手社会人と行政、学校、地域住民とを繋ぐ中間支援業務を続けてきました。
確かに徳島県は人口減少、高齢化が進んでいますが、良い地域を実現しようと行動する若者が沢山いることを忘れてはなりません。また、派手ではないですが、地域に根ざした素晴らしい活動が世代を問わず展開されているのも故郷徳島の誇りだと思います。
今回設立する財団は、そうした地域の課題解決に挑戦する人と、応援したい人とを「資金」を通じて繋がる仕組みをつくるものです。共感の輪が広がることは、徳島の可能性が広がること、みなさんと一緒にコミュニティ財団をつくり育てていきたいです。
大西 浩正


これまで中間支援の立場で地域づくりに関わる中で、個人や組織、想いと実行をつなぐ“つなぎ役”の大切さを痛感してきました。
地域には多様な立場の人や機関があり、それぞれが持つ力は本当に大きい。だからこそ、老若男女、官民、NPOや企業などが“ごちゃまぜ”で協働できる仕組みが必要!コミュニティ財団は、その協働のハブ機能として、市民の想いや力をダイレクトに地域のアクションにつなげることができます。
この財団が、これからの徳島の未来を動かす“実践のエンジン”になると確信しています。
岡田 あかね
子ども達や女性がもっとチャレンジ出来る環境をつくりたい!皆の自己実現を通して、自分たちの理想とする「住み続けたいまち」をつくる。そんな想いを広げていきたいと活動してきましたが、資金面や仕組みづくりに何度も壁を感じてきました。
だからこそ、想いを支える“仕組み”としてのコミュニティ財団の設立に大きな可能性を感じています。
地域の課題を自分達で解決出来る可能性のある新しい形です。
私たちの暮らす徳島の明るい未来を、自分達の力でつくっていきませんか!!
藤田 梢


活動資金を支援してくれる助成金はたくさんあるものの、人件費に使えなかったり、募集テーマとマッチせずに応募さえできなかったりと、やりたいという想いだけではどうにもできない壁を感じることがありました。そして、活動資金を渡すだけではなく、組織づくりや事業計画を一緒になって考えたり、悩みを聞いて相談に乗ってくれたり、採択団体と一緒に取り組み、一緒に悩み考えるアドバイザー的支援を行う伴走支援の重要さも感じていました。これから立ち上げるコミュニティ財団では、資金面だけでなく伴走支援でもサポートできることが強みだと強く感じています。徳島をもっとよくしたい!という想いをカタチにするしくみをみんなでつくりませんか?
森 紗綾香
寄付のお願い
私たちは、地域に根ざした「コミュニティ財団」の設立に向け、まずは基本資金300万円の確保を目指しています。
さらに、設立後すぐに地域の活動を応援できるよう、助成プログラムの原資として200万円を加えた合計500万円を目標に設定しています。
ご支援が広がることで、地域に貢献する取り組みを一歩早く、そして力強くスタートさせることができます。
■ 寄付受付期間
2025年6月15日~8月31日
■ ご寄付の金額
一口 3,000円〜(何口でも歓迎です)
個人・法人を問わずご寄付いただけます。
ご寄付の使い道
◼︎財団設立のための拠出金(300万円)
一般財団法人の設立には、拠出金として300万円以上が必要です。設立後も純資産として維持する必要があるため、皆さまからのご寄付はこの拠出金として活用させていただきます。
◼︎地域を元気にする挑戦の支援特に
「子ども」「若者」「女性」を核とした挑戦を応援する助成プログラムに活用します。初年度は300万円以上の寄付支援と伴走支援を予定しています。
◼︎財団事務局の運営資金
設立後の円滑な事務運営のために、事務経費や人件費の一部にも活用します。
◼︎寄付受付サイトの手数料
ご寄付受付に使用している本サイトの利用料(48,000円+税)および決済手数料(3.4%)に充てられます

ご寄付いただいた方は設立発起人に
2025年8月31日までにご寄付いただいた方は、財団ホームページに「設立発起人」としてお名前を掲載させていただきます(希望者のみ・匿名希望も可能です)。
(ご寄付は個人でも法人でも受付可能です)
今後のスケジュール
- 2025年6月20日 寄付募集開始
- 2025年8月31日 寄付募集終了
- 2025年秋頃 コミュニティ財団設立
- 2025年冬頃 助成プログラム公募・支援開始

さいごに
今、徳島には、新しい風が必要です。
私たちは、若者や女性が希望をもって挑戦できる環境をつくりたいと考えています。
資金面だけでなく、寄り添いながら伴走する仕組みを整え、地域の課題を地域の力で乗り越えていく──
そんな“助け合いの土壌”を、今こそ一緒に育てていきませんか。
「今までにないものを」「今までの仕組みでは届かなかったところに」
そんな願いを形にするために、あなたの力が必要です。
一人ひとりの想いが、未来を変えていきます。どうぞ応援をお願いします。
ともに、新しい徳島を。