
ご支援ありがとうございました!
2024年3月にスタートした『ウィッグドネーションプロジェクト第3弾』は、サポーター123名、寄付金額は目標を超える1,313,953円が集まり、無事プロジェクトを達成することができました。
ヘアドネーションに参加していただいた方、寄付金でサポートしてくださった方、支援を呼び掛けてくださった方、クラウドファンディングをサポートしてくださった方々に心から感謝いたします。
ウィッグ寄付実績
・長野県立こども病院 ウィッグ10台
・茨城県立こども病院 ウィッグ10台
・兵庫県立こども病院 ウィッグ20台
・東京都立小児総合医療センター ウィッグ20台
・埼玉県立小児医療センター ウィッグ10台
・九州大学病院 ウィッグ31台
・京都府立医科大学附属病院 ウィッグ2台(フルウィッグタイプ)
・京都大学医学部附属病院 ウィッグ20台




入院中の子どもたちがいつでもウィッグを受け取れる環境を
髪のない状態での外出に不安を抱える子どもたち
自分の髪が抜けてしまう・・・。大人でもその現実を受け止められない人が多い中、子どもたちも治療が始まると辛い現実と向き合わなければなりません。
入院中は同じように治療を受けるお友達がいるのでケア帽子をかぶったり、そのままで過ごせる時間も増えていくのですが、病院を一歩出れば環境が一変します。
体調や経過によって急に病院外での検査が決まったり、外泊許可が出たりして、髪のない状態での外出に大きな不安を抱える子どもが少なくありません。
しかし、多くの子どもたちが「必要な時にウィッグが用意できない」という現状がありました。
それは小児がんの子どもならではの理由が関係していることが分かり、一般的なウィッグ支援とは違った仕組みが必要と感じたのです。
その課題を解決できるのが『病院でいつでもウィッグが受け取れる環境づくり』でした。そして、まずは第一歩として多くの方に子どもたちの現状を知っていただきたいと思い、このプロジェクトを立ち上げました。
病院で「いつでも」ウィッグが受け取れる安心感
ウィッグを受け取られたご家族からのメッセージ
16歳 高校生 女の子
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抗がん剤治療が始まると分かった時、娘が一番気にしていたのは髪が抜けることでした。
16歳と、本当ならおしゃれをいっぱい楽しみたい時期にこのような辛い現実を受け入れなければならない娘に、親としてどう寄り添ってあげれば良いのか悩んでいました。
そんな時にがん相談員の方からつな髪さんのウィッグの事を教えていただきました。
「もし必要になった時はいつでもウィッグがあるから」という安心感はとても大きかったです。
治療前にウィッグを試着してみたり、ウィッグに合わせる帽子を一緒に選んだりして治療に向けて少しずつ心の準備もできたように思います。
髪の脱毛が始まった時はやはりショックで娘もとても辛かったと思いますが、「ウィッグを使用している間は(自分の)髪の毛の事を気にしなくていいから」と気持ちも前向きになり、家族で旅行に出かけた時も楽しく過ごすことができました。

闘病生活の中、娘の笑顔が増えることは親としてこんなにありがたいことはありません。
大切に伸ばされた髪を提供してくださった方々、ウィッグを提供してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
娘もがんを乗り越え、いつか自分もヘアドネーションをしたいと言っています。
本当にありがとうございました。
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将来的にはがん治療にはアピアランスケアとして医療用ウィッグが大きな役割を果たすことが社会全体に認知され、医療用ウィッグの保険適用(かなり大きな目標ですが)、さらに治療を受ける子どもたちが「いつでも」ウィッグのサポートが受けられる仕組みづくりを目指していきたいと思っております。
これからもつな髪をよろしくお願いいたします。