公益財団法人つなぐいのち基金の紹介
私たち『つなぐいのち基金』は2012年12月10日から活動を開始し、次世代を担う子供や若者を想う有志の方々から預かった寄付金で活動を続けています。この社会から託された寄付財源を活用し、「社会的ハンデを抱える子どもの福祉の増進」「心身の健全な育成」「自立支援」を目的とする社会貢献団体に対する事業予算の助成の他に、各種助成金や補助金を獲得するための事業計画策定等の伴走支援や児童養護施設をはじめとする社会的養護施設を巣立つ子供たちの生活支援事業、そして子供・若者と一緒になって楽しむイベント開催などを行っています。
また、私たち『つなぐいのち基金』の理事やスタッフ全員は本職を別に持つビジネスのプロ集団であり、全員がボランティアとして活動しています。そのため、皆様から託して頂いている寄付金は私たちの人件費やオフィス賃料などの管理的経費に利用することなく、皆様からの寄付金の100%を国内における子供・若者支援活動にすべて届けています。
代表者メッセージ
皆さま、いつもあたたかなご支援をありがとうございます。昨年冬、この夏とわたくしたちはとても嬉しい声を子供たちから直接いただきました。
一つはフードパントリーで榮太樓總本鋪様よりご寄付いただきました厳正された豆からの餡で寒い日に困窮家庭にお汁粉を作って配り、お母さんと子供たちが「わ〜おいしいいね」と楽しそうに話しながら笑顔で食べてくれた事。
もう一つは世界中で活躍しているバレエダンサーが年に一度夏に東京に集まり公演するBrite Step様より新国立劇場での10周年公演に児童養護施設の子どもたちをご招待いただき子供たちはとても喜んでくれました。観て貰えて良かったと思う反面「夢のような時間でした、終わって欲しくなかった」「今はバレエに通えなくなってしまったけれど、必ず習えるように希望を持って前に進みます」などお礼の手紙は胸を打つものがありました。困窮家庭においての教育格差をなくすこともとても大切ですが、もう一方で大切なのは『豊かな体験機会』だと切に思った次第です。
実際、文部科学省によると「体験機会に恵まれた子どもには成長にポジティブな効果がある」と公開もされています。感動する体験や、本物に触れる機会があったならそれは心の拠り所となり生活への興味、関心、意欲の向上へとつながります。体験機会が増えれば協調性、外向性、自己肯定感など生きる上での能力が育まれます。
今回も昨年に続き心を込めて作られている榮太樓總本鋪様の餡で本物のお汁粉を作り一人でも多くの子供たちに味わってもらいたい!その美味しく甘いお汁粉をいただきながら子供たちが一緒に楽しくホッとするひと時を過ごすことで心あたたまる記憶を持って欲しいと願います。
どうか優しいお気持ちとともにお汁粉を子供たちに届け体験してもらうご支援のほどよろしくお願い申し上げます。この輪が広がって苦しい思いをしている子どもたちが豊かな体験を積み重ねて希望が持てるようになる近い将来を信じて活動を続けてまいります。
公益財団法人つなぐいのち基金
代表理事 鵜居由記衣
活動Ⅰ.小規模児童支援団体向けの助成支援
つなぐいのち基金は、社会の応援と支援の必要な児童向けに活動を行っている小規模団体向けに、活動費の助成を行っています。昨年度は、宮城県、茨城県、東京都、和歌山県、兵庫県、福岡県、大分県、熊本県まで、全国幅広い地域から公募開により集まった応募から11団体を選定し、活動費を助成させて頂きました。児童支援団体の主な活動内容について、児童の居場所事業の他に、病児・障害児の支援事業、子どもの心理ケアの目的を兼ね備える楽しい体験プログラム事業を優先的に選定いたしました。
活動Ⅱ.養護施設を巣立つ若者向けの新生活支援
つなぐいのち基金は、児童養護施設などの社会的養護施設を巣立つ子どもや若者が、自立して元気に生きていくための生活環境を早めに整えられるように、生活家電セットをプレゼントする『長谷川基金』事業を毎年実施しています。昨年度の長谷川基金助成では、応募があった6施設15名の全員に対して生活家電セットのプレゼントを確定し、現在配送スケジュールの調整を進めています。
活動Ⅲ.小規模団体向けの補助金申請手続き支援
つなぐいのち基金は、独自に活動資金調達が難しい地域の小規模活動団体と伴走し、活動資金確保のための助成金や補助金の申請手続きをサポートしています。今年度は合計1,800万円を超える資金調達をサポートすることができ、大事な児童支援活動が長く継続できる組織基盤構築に大きく貢献できました。2024年10月には横浜市の依頼により、一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)と共に非営利団体の資金調達について横山市役所で話をさせて頂く予定もあり、今後も行政と連携して小規模団体向けの伴走事業は継続していく予定です。
新たにスタートする活動の背景と社会課題について
従来からの子供・若者支援の多くは、学習支援や就労支援が前提条件になっていることが多いです。進学と就職は将来自立した生活を送るために必要になることは確かですが、この条件が縛りとなって本当に必要な支援活動に助成金などの資金支援が届けられなくなることも多いです。
保護者による育児放棄、学校でのいじめ、友人関係のトラブル、心身の病気や障害、貧困など、様々な理由で生きづらさを感じる子供と若者は、まだ勉強や仕事を考えられる状態にないことが多いです。まずは、安心できる場所で暮らしながら信頼できる人との関係性を築き、心を落ち着かせてからこそ、子供や若者は希望と欲を持って未来の自信を描いて進路や就学、就職のことを考えるようになります。
このように、生きづらさを感じ、困難を抱える子供や若者の多くは、学習支援や就労支援よりも安心できる場所と信頼できる大人と繋がるための「チャンスと経験」が必要です。しかし、そのような活動には助成金や補助金、行政からの委託事業が集まりづらく、有志の方々の犠牲の上に成り立つ細々とした活動に留まることが多いです。
活動内容の詳細、実績について
つなぐいのち基金は、生きづらさを感じ、困難を抱える子供や若者に必要な「チャンスと経験」を増やすため、助けの必要な児童支援活動団体と想いある企業を繋げました。昨年の2023年冬には文政元年(1818年)創業の江戸の老舗和菓子屋「榮太樓總本鋪(エイタロウソウホンポ)」様のによる北海道産最高級小豆餡の物品支援の下、東京都板橋区蓮根所在の子供食堂と協業して、おしるこを食べながら地域の子供と大人が交流できるイベントを開催しました。
イベントに訪れた子どもの中には、普段から甘いものを欲しいだけ食べられていない子供も多く、おしるこが慣れない中でも美味しくたくさん食べて頂いていました。参加者の中にはおしるこを食べるのが初めての子供もいれば、小豆が苦手な子供もいましたが、みんなと食べる雰囲気のおかげか、寒い天気のおかげか、そもそも美味しい小豆餡のおかげか、全員美味しく大量のおしること餡子を完食してくれました。このイベントをきっかけにして子供食堂に足を運ぶようになった子供や親子も増え、孤立・孤独状態に陥りやすい家庭の子供や保護者が自然と地域のコミュニティと繋がるようにもなり、とてもいいイベントになりました。
前回の子ども食堂でのイベント開催を経て、榮太樓總本鋪様からの継続的な支援のご意向もあり、今回は全国の子ども食堂や児童養護施設、児童支援活動団体に向けて、地域と繋がるおしるこイベントを開催することを決めました。このクラウドファンディングの終了直後からオンライン上でイベント共催団体の公募を開始し、全国から集まる児童支援活動団体からの要望に応えて「おしるこイベント」に必要な小豆餡や食料品などの物品を提供する予定です。
寄付金の使い道について
今回のイベントは全国の児童支援活動団体を対象にした大規模なイベント開催でありながら、おしるこの材料になる北海道産最高級小豆餡を榮太樓總本鋪様に『無償』でご提供頂く予定です。そのため、皆様から預かる寄付金は、おしるこイベントに必要な他の食材や物品の購入、そして寄付者様への返礼品の購入の他、参加団体募集や寄付証明証郵送のための通信・広告費を少額に限って利用させて頂きます。
また、今回のイベント開催した後に皆様からお預かりした寄付金が余った場合は、次年度以降の同様の企業コラボイベント開催のために子供たちを元気にするイベント開催に全額活用させて頂きます。さらに、今回のクラウドファンディングによる受取寄付金が100万円を超過する場合は、つなぐいのち基金の正式な基金(わくわく基金)として冠基金を新たに設置し、来年以降も継続して子供・若者の心を元気にする楽しいイベント開催を継続していく事とします。新規基金が設立される場合でも、皆様から預かった寄付金は人件費や事務所家賃などに利用することなく100%子供・若者の支援事業に直接必要な費用に限定して活用していくことをお約束します。
今回共同企画を行っている『榮太樓總本鋪』の想いについて
株式会社榮太樓總本鋪の細田です。榮太樓總本鋪は、自社独自の児童支援活動を続けていることもあり、昨年から『つなぐいのち基金』さんと子ども食堂や子供・若者の居場所で行うおしるこイベントを共に開催しています。そのような背景から、今回も共同で全国にある子供・若者向けに拡大した新たなイベントを企画することになりました。生きづらさを感じている子供たちに対して応援の手を差し伸べられることができ、大変嬉しいです。
まずは、今の若い世代に「最高の材料で丁寧に作った日本の本当の和菓子を味わってみてもらいたい」と思いますし、和菓子を好きになってもらえたら嬉しいと思います。また、その甘くておいしい和菓子で子供たちの心が少しでも癒せると素敵ですね。そしてこの一つの経験が人と繋がるキッカケになり、明日に踏み出す勇気にも繋がればと思います。皆様、ぜひとも次の世代を担う子供たちのために、応援のほどよろしくお願いいたします。
株式会社榮太樓總本鋪の大場です。当社は今まで多くの子ども食堂やフードパントリー、児童支援団体に当社の商品を寄贈するなど、社会貢献活動を続けております。美味しい和菓子を食べたことのない子供たちに楽しい体験を届けられたことも嬉しいですし、当社の美味しい和菓子が世に広まるのもとても嬉しいです。
しかし同時に、このような活動を自社だけで広げ、続けていくことは簡単なことではないと感じています。今回の取り組みによって、榮太樓總本鋪も含めて多くの企業が社会に貢献しやすくなる仕組みがより広まればと期待しています。皆様ぜひともご関心、ご支援のほどよろしくお願いします。
おしるこの材料と、こだわりについて
榮太樓總本鋪は日本全国で最も和菓子作りに適した素材を見つけ出し、最高の和菓子を作るために日々努めています。北海道の小豆から、沖縄の黒糖まで、選び抜いた最高の材料で最高に美味しい和菓子を作っているとのこと。この最高の体験を子供たちに届けます。
榮太樓總本鋪の和菓子は材料のみならず、昔ながらの伝統的な製法を守り続けています。小豆餡は、何度も沸かして渋み抜きした小豆を1日寝かして作っているとのこと。一見、最高級の小豆を茹でこぼした際に出るお湯を全部捨ててしまうのは勿体なくも思えるのですが、惜しまずこの手間をかけることで小豆本来の旨味だけが凝縮した上品な小豆餡になるようです。とにかく上品な余韻が長く続きます。
寄付返礼品の和菓子ついて
寄付の返礼品には、榮太樓總本鋪様の原点であり魂(たましい)とも言える、日本一贅沢な(きんつば)と榮太樓飴を用意しました。
<寄付返礼品詳細>
1,000円の寄付:お礼のメール、寄付証明書、事業報告書の送付
3,000円の寄付:お礼のメール、寄付証明書、事業報告書の送付、きんつば3個
5,000円の寄付:お礼のメール、寄付証明書、事業報告書の送付、きんつば6個
10,000円の寄付:お礼のメール、寄付証明書、事業報告書の送付、きんつば9個+榮太樓飴2缶
金鍔(きんつば)は、たっぷりの餡を「小指の先ほどの小麦粉生地で箔のように薄く包む」のが伝統の技。生地で薄く包んだ餡を、ごま油を引いた銅板で香ばしく焼く…。その味は、屋台で焼いていた金鍔(きんつば)の味から変わらぬ、まさに江戸の味なのです。極限まで薄く包んだ皮の存在感にびっくり、濃厚だけどあっさりした甘さと小豆の香りがとても美味しく、長く続く上品な余韻に自然と笑顔がこぼれる格別な金鍔(きんつば)です。
この金鍔(きんつば)は、この金鍔(きんつば)は本来日持ちのしない生菓子なのですが、榮太樓總本鋪の衛生管理と現代の技術によって、1ヶ月ほどまで賞味期限を延ばすことができているとのことです。和菓子好きな方に喜ばれるのはもちろん、栄養不足気味の高齢者や身体を鍛えている方が効率よく素早いエネルギー補充をするにも適した逸品です。
寄付に対する税の控除について
公益財団法人つなぐいのち基金への皆さまからのご寄付は、税法上の特例措置の対象となります。
<個人によるご寄付に対する税の控除の概要について>
[所得控除]課税所得から(寄付金額-2千円)の額が控除されます。
*所得金額の40%相当額が限度
税額=課税所得(収入額-所得税控除)×税率
<法人によるご寄付に対する税の控除の概要について>
公益財団法人つなぐいのち基金へのご寄付は、「特定公益増進法人」への寄附として、一般寄付金の損金算入限度額とは別に、別枠の損金算入限度額が設けられています。最大で一般寄寄付分と別枠分の寄付金が損金算入できることとなり、法人税の非課税対象となります。
*税法上の特例措置の対象又は法人税の非課税対象に関する該当性の詳細や判断につきましては税理士等の専門家にお尋ね頂くようにお願いします。
<寄付金受領証明書の発行について>
・寄附をされた方には、後日「寄付金受領証明書」を送付致します。
・証明書名義:CONGRANTアカウントにご登録の氏名を宛名として作成します。
・証明書発送先:CONGRANTアカウントにご登録の「リターン/ギフトの発送先ご住所」にお送りします。
・寄附の受領日(証明日):CONGRANTからつなぐいのち基金に寄付金が入金された日となります。
・証明書の発送日:毎年12月ごろに送付いたします。
GIVING for SDGsについて
GIVING for SDGs は、社会のピースを埋める活動を行うNPO団体への寄付を通じてSDGsに貢献するしくみとして誕生しました。
[GIVING for SDGsの詳細(https://congrant.com/jp/corp/s...]
スポンサー企業からのメッセージ
■今回のプロジェクトのスポンサー企業『ソニー銀行』様からのメッセージ
このたびは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」へのご参加、誠にありがとうご
ざいます。子どもたちの心身の健全な育成を図るため、児童福祉に関する調査研究や寄付事業、イベント等の啓蒙活動を通じ、児童の健全な人間形成に寄与するというつなぐいのち基金さま
の活動は、とても大切な取り組みであると考えています。
このプロジェクトは、子ども食堂や社会的児童養護施設などの支援を必要とする全国の児
童に向け、おしるこイベントなど地域とのつながりを強化できる楽しいイベント開催支援
を目的とするものです。
ソニー銀行では、本プロジェクトを通じて子どもたちに楽しみながら人との交流を促して
いくとともにSDGsの目標である「No1 貧困をなくそう」「No2 飢餓をゼロに」「No11
住み続けられるまちづくりを」の実現に貢献できることを願っています。
[ソニー銀行公式サイト(https://moneykit.net/?cid=cf_g...]
金額1,000円 |
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