現在、難民や仮放免状態に置かれている方々が生活に困窮し、住まいを失ってしまうケースが相次いでいます。「難民・仮放免者のホームレス化」という深刻な事態も起こっています。つくろい東京ファンドはこれまでも「住まいは基本的な人権である」という理念に基づきシェルター運営などの住宅支援事業を展開してきましたが、今回、住まいを失った難民や仮放免状態に置かれている方々の状況に対応するために、新たに無償の住居提供を開始します。
また、現在住まいをお持ちであっても、家賃を支払えず、家を失う危険性の高い難民や仮放免状態に置かれている方々も多くいます。こうした方々の「ホームレス化」を防ぐために家賃支援も始めます。
(12/31 追記)「りんじんハウス」プロジェクトはネクストゴール【800万円】を目指します!詳細を活動報告に記載いたしました。ご覧いただき、拡散などご協力いただければ幸いです。
2023-02-21 10:08
「社会に光を灯すこと」〜「りんじんハウス」の大家さん、高橋さんのインタビュー

12月1日から開始したこのクラウドファンディングも、残すところあと1週間となりました。これまで、623名の方々に、700万円を超えるご支援をいただきました。本当にありがとうございます。
最終的には、4世帯の住居を提供する予定の「りんじんハウス」ですが、そもそも住居を提供していただくことがなければ、絵に描いた餅にすぎませんでした。
今回は、この物件を提供してくださった「りんじんハウス」の大家さん、高橋さん(仮名)のインタビュー記事をお届けします。
当日は、つくろい東京ファンド生活支援スタッフの大澤がお話を伺いました。
インタビュー記事をつくろい東京ファンドHPに掲載しました!
高橋さんは、気恥ずかしそうな笑顔を浮かべながら穏やかな物腰で、時にユーモアを交えながら、ご自身の生い立ちや経験、これからの社会に対する思いを誠実に語ってくださいました。
難民・仮放免者の方々が強いられている過酷な状況は、根本的には制度を改善しなければ解決することができません。一方で、いま目の前にいる方を「ホームレス化」させないこともまた、疑いの余地なく必要なことです。
その両輪を回していきたいと私たちは考えています。
そして、この「りんじんハウス」プロジェクトを支えてくださっている皆さまも、すでにともに生きている「りんじん」に思いを寄せ、私たちとともにその両輪を回しているかけがえのない隣人です。
高橋さんは、そんな隣人が一人、二人と増えていくことを「社会に光を灯すようなこと」だと語っています。
記事は以下のリンクより、つくろい東京ファンドHPにてご覧ください!
「社会に光を灯すこと」〜「りんじんハウス」の大家さん、高橋さんのインタビュー
国籍やルーツ、在留資格の状況や種類に関わらず、「住まいは基本的な人権」です。
足下にすでにある多様さが編み込まれた街へ、もう一歩。
どうか、このプロジェクトを引き続き支えてください!