今、4秒にひとりが飢餓により命を失っています。
世界の飢餓人口は増加の一途をたどっており、特に2022年には前年から34%増え、2億5800万人となりました。
長引く紛争、気候変動、物価高騰により食糧危機が悪化し、多くの子どもたちが命を失う危険にさらされています。

栄養不良が招く子どもたちの現状

上腕計測で栄養不良と診断されるサンデー君(ケニア)
5歳未満で亡くなる子どもの約45%は、重度の栄養不良で衰弱している。
栄養不良が免疫力の低下を招き、下痢や肺炎などの予防可能な病気で亡くなる子どもたちがいます。急性栄養不良と診断される5歳未満児は、世界で4500万人にのぼります。

栄養不良を改善するドリンクを受け取るサンデー君(ケニア)
【食】の役割:生存に必要な栄養を摂取し、命を守る。
十分に食べられず栄養不良に陥ると、バクテリアやウイルスなどに対する防御機能が働かず、治るはずの病気で死に至ることがあります。人が生きるためには、ビタミンやミネラルなどもバランスよく摂取することが必要です。

友だちと給食を食べる子どもたち(スーダン)
【食】の役割:身体機能や知能の発達を促し、学びの土台を作る。
脳は、3歳頃までに急成長し、その後12歳頃にかけて発達していきます。この期間にバランスの取れた食事で心身の成長に必要な栄養を摂ることが重要です。きちんと食べることで、学校の授業でも集中して学ぶことができます。
子どもたちに、今必要な【食】を届け、これからの未来を変えていくために

栄養不良を早期に発見する
保健センターなどを拠点に、子どもたちの健康状態を観察し、栄養不良を早期に発見します。該当する子どもには栄養補助食を提供し、経過を観察します。重度の栄養不良は医療機関と連携して治療を行います。

栄養補助食を提供する
必要なカロリーとビタミンやミネラル等が配合された栄養補助食で、栄養不良に陥っている子どもたちの命をつなぎます。

食糧を届ける
穀物・豆・油などの現物支給や現金の給付など、支援地域の状況に最も適した方法を用いて、人々の命をつなぐ食糧を提供します。
皆さまの募金により次のような支援を行うことができます

5,000円では
栄養不良の子ども7人に1カ月分の栄養補助食を提供できます(南スーダン)

10,000円では
避難生活を送る2人に1カ月分の食糧(穀物・豆・塩・油)を提供できます(コンゴ民主共和国)

30,000円では
避難生活を送る13人に食料品購入に使う現金1カ月分を給付できます(ソマリア)
ご支援の成果がご覧になれます。
ご協力くださった皆さまには、毎年3月頃にお届けする年次報告書の中で、募金により行われた活動をご報告します。
※寄付額は、上記金額に限定するものではなく任意です。金額はあくまでも目安であり、支援内容は変更となる可能性があります。
※寄付額が記載活動の必要を満たした場合は、他に支援を必要とする人々のために役立てさせていただきます。

募金は、寄付金控除等の対象となります。
個人の所得税の寄付金控除について、「税額控除」と「所得控除」から有利な方を選択できます。
「税額控除」を選択することにより、多くの個人のご支援者の皆さまに、より大きな金額の所得税の還付が受けられることとなります。
法人の皆さまからのご支援金は、一般の寄付金等の損金参入限度額とは別に、特別損金参入限度額の範囲内で損金参入をすることができます。
詳細はこちら「寄付金控除等/領収証」をご覧ください。
ワールド・ビジョンとは
ワールド・ビジョンは、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する、国連経済社会理事会に公認・登録された世界最大級の子ども支援専門の国際NGOです。