カルーナよこはまが考えていること
わたしたちは、自立援助ホームでの暮らしがまず何よりも安全で、そして安心して過ごせる場でありたいと考えています。そこで大切にしていることが「セーフスペース」です。
セーフスペースは、どのような人生を歩んできた人も、どのようなアイデンティティや特性の人も、差別したり排除したり、自分の基準で一方的に決めつけたり判断したりすることなく、”その人の存在そのもの”、”その人がその人であること”を尊重する場です。
カルーナよこはまで暮らす若い女性は、「安全ではない日常の構造」の中で暮らしてきた経験をもちます。居心地よい快適な空間で、セーフスペースで暮らすことは心を落ち着けます。それが安定感につながり、「自分を取り戻していく」回復につながっていくと信じています。
彼女たちが「次の一歩を踏み出す準備をしようかな」と思ったときに、「自分の手で選び取れるんだ」と感じられるように、わたしたちは「自分で選び、決める」ことも大切にしています。彼女たちは、人に決められてきた、自分で選べなかった、選択肢がなかった、諦めるしかなかったといった経験を多くもちます。だからこそ、小さな選択の積み重ねによって、自分には選ぶ権利があることを感じてほしいと願っています。
わたしたちは、彼女たちが「次の一歩を踏み出そう」とするときに、これまでの生育環境や経済的障壁によって「選択肢がない」ことを再生産することなく、さまざまな選択肢にアクセスできる仕組みをサポーターのみなさんと一緒に準備したいと考えています。
カルーナよこはまのサポーターになる
カルーナよこはまには、サポーターとなって継続的にご支援いただける制度があります。
■毎月サポーター 月額500円~
♦毎月、500円より少額からのご寄付が可能です。
♦クレジットカード決済で、手軽にはじめられます。(*クレジットカード決済のみ対応)
♦金額は、500円、1,200円、2,200円よりお選びいただくか、ご希望の金額をご指定いただけます。
■まとめてサポーター 年間11,000円~
♦年に1回、まとめてご寄付が可能です。
♦金額は、11,000円、33,000円よりお選びいただくか、ご希望の金額をご指定いただけます。
♦クレジットカード決済で、手軽にはじめられます。
♦本サイトでは、クレジットカード決済のみとなります。銀行振込をご希望の方は、横浜YWCAまでお問合せください。
♦横浜YWCAへ直接お持ちになる方は、本サイトの最後に記載してあります住所までお越しください。
・今回のみ単発でサポートをする
♦ご希望の金額をご指定いただいて、ご寄付いただけます。
♦クレジットカード、銀行振込がご利用いただけます。
♦横浜YWCAへ直接お持ちになる方は、本サイトの最後に記載してあります住所までお越しください。
ご寄付は3つのサポートに役立てます
「誰もが、いつでも、必要なこと」にアクセスできるために
カルーナよこはまで暮らす利用者の背景は、一人ひとり異なります。しかし、そこに共通していることは「暴力がある生育環境」や「経済的困窮によって選ぶことが困難」といった「安全ではない日常の構造」です。それは、チャレンジする機会や、信頼できる大人と関係性を築く機会を奪われてきたことを意味します。
わたしたちカルーナよこはまは、サポーターとなってくださるみなさんと一緒に、「誰もが、いつでも、必要なこと」にアクセスできるように、その仕組みを整え、彼女たちの退所後のチカラとなるようにサポートしたいと思っています。ぜひ、仲間になってください。
①チャレンジしたいを応援
検定、資格、受験など、就学や就労への一歩を踏み出したり、就学や就労中にステップアップをしたいときに後押しします。
②体験と出会いの機会を創出
社会体験や野外活動などを通じて、さまざまな体験や出会いの機会をつくります。いつもとは異なる環境で、自分の中のさまざまな側面に気づいたり、多様なロールモデルと出会ったりすることで、将来の生き方へのイメージを広げていきます。
③からだとこころにサポートとケアを届ける
トラウマや、依存などの症状があるとき、自分が必要と思うタイミングで、専門家やサポートグループとつながり、ケアを受けられるようサポートします。
サポーターの皆さんにお届け
- カルーナよこはまのニュースレターをお送りします。
- ご寄付を使わせていただいた際には、利用者本人の声を可能な範囲でニュースレターに掲載してお届けします。
- 講演会や学習会を実施する際にはお知らせいたします。
わたしたちYWCAについて
YWCA(Young Women’s Christian Association)は、キリスト教を基盤に、世界中の女性が言語や文化の壁を越えて力を合わせ、女性の社会参画を進め、人権や健康や環境が守られる平和な世界を実現する国際NGOです。
1855年英国で始まり、今では日本を含む100以上の国・地域で活動しています。
横浜 YWCAは、設立されて今年で112年になります。開港以来、年を追うごとに貿易がさかんになった横浜で働き始めた若い女性のために、1913年、「ご飯が食べられて相談もできる安全な居場所を」という思いで始められました。その思いを現在につなぎ、2008年に、生きづらさ・働きづらさを感じる女性の自立支援「Yカフェ パーショ」を、2009年には暴力を受けた女性のための相談支援「ゆう」を、2024年にはさまざまな生きづらさを抱える、10〜20代の女性のためのSNS相談をスタートしました。