日本最大の食中毒被害「カネミ油症事件」半世紀経っても続くこの問題を、今この世代で変えたい

1月12日（金）福岡にてカネミ油症「へその緒プロジェクト」記者懇談会が開かれ、各メディアの方々にへその緒プロジェクトの詳細をお伝えすることができました。

講話は宮田秀明摂南大学名誉教授、「へその緒」におけるダイオキシン類の検査・調査のエキスパートです。そして聞き手は、藤原寿和日台油症センター長です。

母親と子を結ぶ「へその緒（臍帯）」において、母親よりこの方が10倍毒性を持つという驚くべき説明があり、「胎児毒性」という言葉と概念が提示されました。

「カネミ油症事件」では、2007年～2009年に掛けて、「へその緒」の調査・検査を行い、2009年5月の「福岡医学雑誌」において、2編の報告がなされました。その際、母から子を繋ぐへその緒を通して、異常な数値が証明されました。

しかし、その後なぜか？へその緒の追跡はなされていません。今回改めて、カネミ油症被害者の母親からへその緒の提供を受けて、調査を行い、カネミ油症被害者救済の一助になればと考えています。

これから全国の医師、研究者の参加を求めて、「へその緒プロジェクト」を充実させていきたいと思います。ご期待いただくとともにご支援をお願い致します。

映画「母と子の絆～カネミ油症の真実」製作委員会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　映画監督　稲塚秀孝