カネミ油症被害者であり、息子さんの大切なへその緒をご提供いただいた岩村定子さんに、その背景にある想いを伺いました。
へその緒プロジェクト概要とは?

本来食中毒とは、毒性のある食物を摂取した人が被害者ですが、カネミ油症事件では、母親の体内に蓄積した毒性が「へその緒」を通じて、子や孫、ひ孫に伝わっています。
しかし、母親から子や孫に伝わることの事実の証明は、現在明らかにはされていません。
油症患者の当時のへその緒を調査し、当時の数値を明らかにすることで、母から子へPCBの毒性が流れたことを「へその緒」から証明します。そして、患者を「認定」「未認定」と区別するのではなく、症状を訴える患者に救済を促すための一手としたいと考えています。
岩村定子さんについて
長崎県五島市に住む認定患者の岩村定子さんは、食品公害「カネミ油症」が表面化してから5年後に産んだ長男満広ちゃんを、生後4カ月で失いました。
「どうして元気な子を産めなかったのか」。
岩村さんは自問自答を繰り返しました。
2005年、節目の三十三回忌。「これで終わらせていいのか」。
家族が差別される可能性を思うと葛藤はありましたが、2009年に油症の検診を初めて受け、翌年に患者認定を得ました。
2013年、満広ちゃんのへその緒を九州大の油症研究班に鑑定してもらいましたが、死後40年ほど経過していたのに、ダイオキシン類が検出されました。「長男も油症だったのか」と詰め寄りましたが、「これはへその緒に農薬か何かが付着したのでは?」という返答でした。
岩村さんは納得できず、亡き息子の患者認定を求めて闘い続けています。今回、岩村さんから大切な「へその緒」をお預かりし、調査に使用させていただくことになりました。

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岩村さん、へその緒提供の背景を教えていただきありがとうございました!
半世紀以上たっても続くカネミ油症事件の真相を伝え、被害者救済の道をつくるため映画「母と子の絆~カネミ油症の真実」の製作を進めています。
ぜひともご支援をいただけますと幸いです。
・目標金額:1,000万円
・期間:2023/12/20〜2024/02/29
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