逗子のたからもの「披露山公園」
神奈川県逗子市の披露山(標高92m)の頂上に位置する披露山公園は、相模湾・江の島・富士山を一望できる絶景スポットです。1955年に猿舎が開設されて以来、長年にわたり地域の子どもたちや家族連れに親しまれてきました。
鎌倉時代 ― 「披露」の名の由来
「披露(ひろ)」という名前には、由緒ある歴史が刻まれています。鎌倉時代、源頼朝がこの地に御家人を集め、手柄を立てた者や全国から届いた貢ぎ物を披露(公表)したことに由来するとされています。「めでたいことを広く知らせる」という意味を持つこの名は、以来この丘に受け継がれてきました。
戦時中 ― 高射砲陣地として
時代は下り、第二次世界大戦中、この見晴らしのよい高台は**旧日本海軍の高射砲陣地(小坪高角砲台)**として使用されました。直径12mのすり鉢型砲座が3基設けられ、監視所の地下室も掘られました。戦争の記憶を刻んだ場所でもあります。
1958年(昭和33年) ― 公園として生まれ変わる
終戦後、この地は市民のための公園へと生まれ変わりました。1958年(昭和33年)6月7日、披露山公園として正式に開園。かつての軍事施設は、公園へと転用されました。
砲台のコンクリート砲座に金網ドームを被せた猿舎は、開園当初から市民に親しまれ、現在もその原型をとどめながら、ニホンザルたちの住処となっています。戦争の遺構が、子どもたちの笑顔があふれる場所に変わったのです。
公園内にはニホンザル・クジャク・烏骨鶏・インコ・アヒル・カモ・モルモット・ウサギ・カメなど、多くの動物が暮らしており、入場無料で誰でも気軽に動物と触れ合える場として、市民に愛されています。
2024年、7年ぶりの赤ちゃん誕生!
2024年5月19日、猿舎に7年ぶりとなる雌の赤ちゃんニホンザルが誕生しました。母親の「ナデシコ」と父親の「カシュー」の間に生まれたこの子は、市民から名前を公募した結果、「アヤメ」と命名されました(応募223件の中から最多得票)。
アヤメは今も元気に育ち、猿舎の仲間たちと日々を過ごしています。
雄猿には豆類の名前(エンドウ・エダマメ・ピーナッツ…)
雌猿には花の名前(ナデシコ・アヤメ・ツバキ…)
個性豊かな15頭が、今日も皆さんを待っています。
飼育担当者より
ここ披露山公園は、市民の方々の憩いの場所という存在に留まらず、遠方からも多くの方が動物に会いに、また、素敵な景色を見に訪れています。その全ての方々に楽しんでいただける様、我々飼育者は、動物達の健康管理はもちろん、公園美化業務等、常に動物達目線かつ来園者目線を考え、日々動物達と共に過ごしています。
皆様の寄附金は、より良い飼育環境につながり、現在では数少ない入園無料、駐車場無料の動物公園としての更なる発展への手助けとなります。この素敵な公園を次世代へと繋いでいく為にも、皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。
寄附金の使い道
皆さまからいただいた寄附金は、以下の用途に活用させていただきます。
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用途 |
内容 |
| 飼育環境の整備・改善 |
猿舎・小動物舎の修繕・環境エンリッチメント(動物が自然な行動をとれる工夫)の導入 |
| 飼育費・えさ代 |
野菜(じゃがいも・人参・きゅうり・小松菜)・果物(バナナ)など日々の食事費用 |
| 動物の健康管理 |
定期的な健康診断・医療費・衛生管理 |
| 飼育・展示の充実 |
動物紹介パネルの更新・来園者向け解説コンテンツの整備 |
| 公園の維持管理 |
動物エリア周辺の清掃・安全対策 |
飼育している動物たち
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種類 |
動物 |
| 哺乳類 |
ニホンザル(15頭・家族で生活)、モルモット、ウサギ |
| 鳥類 |
クジャク(インドクジャク)、烏骨鶏、ニワトリ(ナゴヤコーチン)、インコ、アヒル、カモ、ガチョウ |
| 爬虫類 |
カメ(ミドリガメ・クサガメ) |
観察のおすすめ時間
- 11:15 ― 昼食タイム(飼育員による猿の紹介)
- 15:30 ― おやつタイム(飼育員による猿の紹介)



