私たちの活動紹介
私たちは、お困りごとからお愉しみまで!をモットーに、赤ちゃんから高齢者まで、年齢の差や障害の別を問わずに、介護や看護、生活サポートを行ってきた団体です。
2008年、ケアの仕事をもっと働きやすく、豊かにしたい!と考えた介護職・看護職が集まって立ち上げました。介護保険や障害福祉サービスの制度は、暮らしを下支えするとても大事なものですが、年々時間が短縮されたり、内容が限定されたり、要件が細かく厳しくなるなど、窮屈になってきました。
本来、ケアは人の生活のなかに入り、一人ひとり異なる多彩で豊かなもの。担い手となる専門職もただ決められた枠組みで作業のようにこなすのでは、疲弊するばかりで、人材不足が追い打ちをかける…。どこかで逆転できないか。
そこで「制度より生活をみよう!」を旗印に、こんなことをしてみたい!という思いを胸にいろんなケア職が集まって、事業を拡げてきました。
NPOグレースケア
ホームヘルパーが訪問して介護や家事を行ったり、ガイドヘルパーが訪ねて一緒に出かけたりします。はじめは自費だけでしたが、制度も併用して同じ人に来てほしいという利用者様の声を受けて、介護保険や障害福祉の指定も取得しています。また他の事業所とは異なるユニークな点として、ヘルパーの特技や経験・趣味を活かした「指名制」と「事業部」があります。
片づけ事業部
整理収納アドバイザーと介護福祉士をもつメンバーが集まり、片づけに特化しています。ADL低下に伴う片づけ、身辺整理や施設への引越手伝い、生前整理など行います。
おでかけ事業部
旅行好きなヘルパーが集まり、買物や日帰りのお出かけから、旅行の付添いまで行っています。箱根、熱海、長崎、松山など電車や飛行機を使った旅から、ディズニーリゾート、軽井沢の避暑までお好みで。
おいしい事業部
料理やお菓子作りが好きなヘルパーで始めた事業部で、病気や嚥下に配慮した食事のほか、彩りや美味しさ、愉しみを大切にしたごはん作りを行っています。みたか多世代のいえのお台所も。
ものがたり事業部
本好きが寄り合い、みんなの図書館とまり木に1箱本棚を設けて、読み聞かせの会を行ったり、隔月でケアに関する本の読書会を行い、社内外の多職種で交流を深めています。
ものがたり事業部
本好きが寄り合い、みんなの図書館とまり木に1箱本棚を設けて、読み聞かせの会を行ったり、隔月でケアに関する本の読書会を行い、社内外の多職種で交流を深めています。
こどもケアチーム
ひとり親のご家庭で家事や子育てをサポートしたり、自閉症や発達障害、医療的ケア児など、在宅や外出のお手伝いをしています。
ペットケア事業部、ロボット事業部、ICT事業部、ゲーム事業部、じぶんケアチーム
その他さまざまな事業部・チームが好きなように活動しています。
となりのでこちゃん
民家を使ったデイサービスで、毎日10名の高齢者が集まり、いっしょに買物に出かけてご飯をつくったり畑をする生活リハビリを行っています。宿泊もできます。
むかいのさっちゃん
民家を使ったケア付きのシェアハウスで、入居者は5名です。高齢の方のほか、がんの方や難病の方、知的障害や精神障害のある方など、施設や病院とは異なる家らしい空間で暮らしています。
ひとまちここ・くまちゃん保健室
くまちゃんハウスのなかにある、訪問看護ステーションです。毎週1回まちなかの保健室を行い、近所の方やさっちゃんから集まって賑やかにヨガをしたり手仕事やお喋りを愉しんでいます。
相談・住まい事業部
ケアプランや成年後見の相談のほか、居住支援法人として、高齢者や障害者、外国人、ひとり親家庭などの家探しと見守り・生活支援などを行っています。
取り組みの背景、社会課題について
制度が人を選んでしまっている
認知症があるからデイへ、重度の障害があるから施設へ、ターミナルを迎えるので病院へ…
医療的ケアがあるので行き場がない、文字盤につきあう人が限られる、報酬単価が安いので断る…
一人暮らしで孤独、行き場所がない、仕事がない、学校や会社が辛い、家族のなかでも居場所がない、大事な人を見送った悲しみで動けない…
現在の介護・福祉制度は縦割りになり、ベルトコンベアのように枠組みにはめられたり、そこからこぼれ落ちてしまう人が多くいます。また、社会保障の財政難を理由に、仕組みばかり複雑化して給付を抑え、自己負担を増やす流れが続いています。
いまこそ制度の境を越えて、いきいきと人がつながって助け合い、いまここと、この先の希望をわかちあえるような場所づくりが切実に望まれています。
グレースケアが断らない理由
常にもっとも排除されやすい人を中心に考える…設立時より、ほかの事業所が断わるようないわゆる「重度」な人に訪問し、行き場所の見つかりにくい人を「さっちゃん」に受け入れてきました。訪問介護・看護で家に訪ねて「でこちゃん」でも同じスタッフが入って安心いただき何とか地域での暮らしを続けることも。
コロナのときには主介護者が倒れたその日に防護服を着て訪ね、人工呼吸器をつけた人と電車に乗って相撲を見に行き、ワイルドな知的障害の人とはめをはずして出入り禁止になり凹み、難病の方と家族と緩和ケアに悩みながら生を全うし…
取り組み内容の詳細、実績について
くまちゃんハウスの建替え
老朽化した平屋の古家をいったん解体します。なかで使っている琉球畳や縁側、ふすまなどはできるだけ再利用し、資源の有効活用をしながら、くまちゃんハウスの落ち着いた明るいイメージを引き継ぎます。
テラスやお庭を設けて、隣のさっちゃんとはデッキで行き来しやすいようにします。
1階 集い場・遊び場・休み場
こどもや大人が訪れて集い、自由に遊び、休める場。障害があっても使いやすいお風呂や台所、お手洗いを用意します。保健室を引き継ぐほか、ワークショップなども開きます。
2階 住まい・ホステル
シェアハウス部分とホステルを備え、一時・緊急利用のベッドも確保します。快適で安心できる住まいを作ります。
★3つの壁を壊す
制度の壁 赤ちゃんから高齢者まで、障がいや有無や年齢、所得の別で区切らず、一つの家のなかでいっしょに集い、暮らします。
居場所の壁 ご家族の仕事や病気のとき、親亡き後のこども、DVや貧困で家をなくしているなど、居場所に困る人に、ひとときから長い期間のやすらぎを作ります。
ケアの壁 ヘルパーやナース、リハビリ職、相談職など、くたびれがちなケア職が休んだり学んだり、交流することでまた現場へ行くための拠点とします。
利用者の声、応援者メッセージ
くまちゃん保健室の利用者の方から
・ここにくるとみんながいてホッとする。お喋りをするだけでも気が晴れて楽しいです。
三好春樹さん、松本健史さんほか
・準備中
寄付金の使い道について
安心の建物づくり
バリアフリーの入浴、台所設備を作ります
地域に開かれたセルフケアや研修の場としてたたみ部屋を作ります
制度外のセーフティネット
経済的な事情や心身の状況で、通常の制度やサービスの利用が難しい場合に、サポートを提供するための基金に充当します
制度に縛られず柔軟なケアやソーシャルワーク、アクションのできる人材を育成します


