ご存知ですか?
私たちNPO法人北摂こども文化協会(以下、北摂こども文化協会)は、24年間、大阪府下の高校演劇を支える活動を続けてきましたが、高校生たちが自分たちで本格的な舞台を利用して演劇を行うためには、これだけのお金がかかります。
大きく機材といっても照明1つ、平台1つなど、演出に必要な個数の分だけ金額は増していきます。
(参考)舞台付属設備使用料:各1台の単価
- サスペンションライト 5,280円、スポットライト 2,420円
- マイク 1,870円
- スクリーン 2,750円
- ミラーボール 1,760円
- 演台 770円
- パイプ椅子 154円 など
舞台ホールは4日間借りる必要があり、その他にも楽屋を借りたり、事前打ち合わせのために大阪市内の会議室を借りるためにも、お金がかかります。
当日までに、たくさんの準備作業があり、それら事務作業にもすべて経費が掛かります。年度初めの立ち上げ時期から年度終わりの事後業務まで、責任もって演フェスに取り組む主担当者がいるからこそ、開催することができますが、そのための人件費も必要です。
経費の都合で高校生たちが望んだ演出を縮小したり、演出打ち合わせのために必要な技術リハも舞台上ではなく会議室で行わざるを得なかった年もありました。
それでも毎年、多額の金額を何とかやりくりして運営しながらも、長年この活動を続けているのは、私たちが
演劇に情熱を注ぐ高校生たちに【本物】の文化ホールの舞台で上演する機会を届けたい!
という願いからです。
大阪高校生演劇フェスティバルの役割
コロナ過でのオンライン上演など、多くの苦難を乗り越えながらも沢山の方に応援していただき、2001年の初年度より途切れることなく開催を重ね、今回の開催で第24回を迎える大阪高校生演劇フェスティバル(以下、演フェス)ですが、
出演する高校生たちは事前にプロの舞台演出スタッフ(舞台専属の音響照明の専門家)により直接指導を受けることができ、自分たちが表現してみたい演出に挑戦することができます。
当日は自分たち自身で、リハーサルや舞台準備を行なっています。
こうして、普段なかなか触れることができない《本物の舞台ホール》の演出方法を知る機会に加え、音響係や照明係を確保できない部員の少ない高校でも、他校と協力しあって共同で演出を支えるなど、他ではは見られない学生同士の演劇を通じた交流もあり、毎年多くの地域の方に見にきていただいています。
それは、私たち北摂こども文化協会が「あるがままのあなたでいいよ、子どもも大人も自己実現」をキャッチフレーズに子どもが主役の活動に取り組んできた中で、どの子も、地域社会の中で居場所をもち、文化・芸術に触れ、心豊かに育っていくことを願って「誰かと比べた自分」で価値を測るのではなく、「今ある自分がそのままで十分素敵!」と誰もが思える居場所づくりを目指していることによります。
高校演劇では、コンクールや勝ち抜きの大会など、どうしても大人の決める価値基準を意識せざるを得ず、高校生自ら表現できることの幅を狭めてしまったり、部員人数が多い・舞台セットのノウハウがあるなどといった点から、選ばれた高校だけが表現の機会を与えられがちといった側面もあります。
演フェスではその中で優劣をつけることなく高校生自身の持つ葛藤やメッセージ、目指したい表現など《本当に表現したい演劇》をありのまま【本物の舞台】で表現することを応援しています。学校の枠を超え、他校の高校生同士が助け合い、教え合い、学び合う姿も見られます。
しかし、この活動の資金をまかなっている大きな資金源は自己資金やその年に集める寄付金が中心です。
毎年多くの方が関心を寄せ協力してくださってはいますが、ひとりでも多くの方に来てほしいという想いで観覧無料としていること、コロナ禍もあり高校生自身が直接呼びかけて資金を集める機会やこういった舞台鑑賞の場への機会が一時的に減少したことなども重なり、昨年度のクラウドファンディングの達成金額は大幅に減少…実は例年赤字運営となっています。
それでも私たちがこの活動を続けているのは、高校生自身が表現の幅を広げ、共に歩む同士と共有しながら成長していくこと、支えてくださる地域の皆さんが高校生の持つ熱い想いと表現を毎年楽しみにしてくださっていること、高校演劇を通して高校と地域の繋がりを育むことに貢献できることに喜びを感じているからです。
演フェスは、文化芸術を大切に思い、高校生の文化活動・自己実現の場を保障してあげたいと願う人々の想いの結集によって、達成できる取り組みです。
今こちらを読んでくださっている貴方にも少しでも応援してもらえれば幸いです。
1,000円で小さなスポットライトひとつに明かりを燈すことができ、5,000円でスピーカーひとつを動かして、10,000円で高校生が平台を用意して高い位置で演じることができます。
貴方のご支援で高校生の演劇表現の幅が広がります。
貴方のご支援で、24年続く大阪高校生演劇フェスティバルを絶やさず、開催し続けることができます。
寄付金の使い道について
頂いた寄付金については、掛かる経費90万円の一部として、
舞台などの会場費や音響機材など演劇に関わる様々な備品のレンタル料や謝金、パンフレットの印刷費、広報費、人件費、次回に向けての広告宣伝費などに大切に使わせていただきます。
支出予算内訳
- 会場費・付帯設備費 20万円
- 人件費 40万円
- 謝金 16万
- 印刷費 5万
- 広報費 6万
- 通信費・旅費 2万
- 消耗品費他 1万
資金繰りには課題を抱えています。このままでは、自己資金も底をつき、演フェスを継続させることが不可能となります。ぜひ応援してください。
さいごに
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
主催団体、NPO法人北摂こども文化協会の理事長、川野麻衣子と申します。
「演フェスなら、試すことができる!」
ここ数年、本取り組みに参加する上演校の若者たちに事前インタビューを実施し、その様子をYoutube北摂チャンネルにて、収録動画配信しています。
作品の見所や意気込み等、上演に込めた想いを語ってもらいますが、主催者として一番聞きたい質問が、皆さんにとって演フェスとはどんなイベントなのか、です。
どの演劇部員も口をそろえて言ってくれた言葉が「挑戦できる!」です。
「競い合う大会の場合は、審査員受けする作品や演出をせざるを得ない。負けられないから、試すことができない。でも、演フェスは違う。競い合う場じゃないから、自分たちのやりたいことが表現できる。試すことができる。」
大阪高校生演劇フェスティバルは勝ち抜き型の大会ではありません。競うのではなく、演劇に情熱を注ぐ高校生たちが、自分たちの世界観を勝ち負けに関係なく、思いっきり試すことができる舞台の祭典を目指してきました。
本事業が目指してきた、そのねらい通り、高校生たちに自由な表現の場を提供できていることに喜びいっぱいです。この場を借りて、これまで共に創り上げてきてくださった寄付者の皆様、実行委員の先生方、関係者の皆様に心より感謝申しあげます。
そして、ぜひ、今これをお読みくださっている貴方にも、共に大阪高校生演劇フェスティバルを支えてくださる仲間に、なっていただけたら、とても嬉しいです。
高校生に、本物の舞台(文化ホール)で上演する機会を提供し、若者の表現活動を奨励するために、あたたかいご支援、応援をどうぞよろしくお願いします。
このプロジェクトは「ゆめ・まち クラウドファンディング」の認定プロジェクトです。
「ゆめ・まち クラウドファンディング」では、寄付決済手数料を阪急阪神ホールディングスが負担し、広報PR等を支援することで、社会課題の解決に取り組む市民団体の資金調達を応援します。阪急阪神ホールディングスは本プロジェクト等を通じて、ステークホルダーと協働しながら、持続可能な社会の実現に向けて地域社会の発展に貢献してまいります。
▽ゆめ・まち クラウドファンディング特設サイトはこちら
https://congrant.com/jp/corp/h...
金額100,000円 |
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