NPO法人北摂こども文化協会

遊び・文化体験を通じて子どもたちの居場所づくりを支えたい

NPO法人北摂こども文化協会と申します。 1998年の設立以来27年にわたり、子ども・若者のための地域文化環境の向上に努める市民公益活動団体です。 私たちは、「あるがままのあなたでいいよ、子どもも大人も自己実現」をキャッチフレーズに、子どもが主役の活動に取り組んで参りました。 どの子も、地域社会の中で居場所をもち、文化・芸術に触れ、心豊かに育っていくことを願って活動を続けています。 これらの活動を継続していくために、貴方のお力を貸してください。 少額でもご支援いただけると嬉しいです。 頂いたご寄付は協会での取り組みを通じて、 子どもたちの豊かな心を育む、遊びの環境づくりや文化体験に、活用させていただきます!

NPO法人北摂こども文化協会は、1998年に設立し、翌1999年に法人格を取得して以来、25年(四半世紀)にわたり、子ども・若者の育ちを地域で支え続けています。

大切にしている想い

「あるがままのあなたでいいよ」という思いを大切に、子どもが家庭でも学校でもない第三の場として、地域社会の中に居場所を持ち、安心して過ごすことができ、多様な文化体験に触れたり、自分の興味関心に応じて自由に伸び伸びと過ごすことができる、場づくりをしています。

具体的な取り組み

自然や町中での遊び場を提供する「プレイパーク」の運営や、
北摂太鼓集団・高校生演劇フェスティバルなどの文化活動の場づくり、
児童文化センターの指定管理・行政からの受託事業の企画運営や、社会教育研究活動
などの事業を通じて、子どもたちにとって豊かな体験の場づくりを行っています。

現在は、子どもの心が豊かに育つ地域文化環境の向上を目指し、7つの自主事業4つの受託事業を行っています。

自主事業

  • 自然の中で思いっきり遊びほうけることを目的とした「ひと山まるごとプレイパーク
  • 町中に遊び場を創り出す「どこでもプレイパーク
  • 演劇に情熱を注ぐ高校生が本物の文化ホールの舞台で上演することを応援する「大阪高校生演劇フェスティバル
  • 打てば響く太鼓の音を体と心で感じ日本文化を継承する「北摂太鼓集団&フェスティバル
  • 新興の町に住む子どもたちに故郷の思い出を創る「とんど焼き
  • 子どもたちの平和と安全を願う安心のまちづくり「いけだ夢燈花
  • 上記の実践分析など、子ども・若者を対象とする社会教育の調査研究機関「日本こども未来研究所

受託事業

  • 大阪府池田市立水月児童文化センターの民間受託・指定管理運営
  • 大阪府池田市地域子育て支援拠点「つどいの広場くるぽん」の業務受託運営
  • 大阪府豊中市子どもの居場所づくり事業の受託運営
  • 大阪府池田市プレイパーク委託運営業務こども家庭庁・こどもの居場所づくり支援モデル事業

NPO法人北摂こども文化協会ホームページ

ひと山まるごとプレイパークや水月児童文化センターの企画などに参加した子どもや保護者、いけだ夢燈花の活動に参加した地域のボランティアのみなさんより頂いた声をご紹介します。

子どもたちに注意事項を説明をするプレイリーダー


これらの活動を通して

私たちは25年に渡って活動を続けていく中で、支えてくださる仲間や共感し応援してくださるたくさんの人と共に歩んでいく中で活動範囲を少しずつ広げていきました。

子育てについて気軽に悩みなどを相談できる場や、遊びや対話を通じて交流できる人たちが身近にいることが変わらず求められている一方で、近年は核家族化や少子化が進み、近隣の子どもたちと遊ぶことや地域の人たちと交流する機会はどんどん少なくなりつつあります。

引用...「図6 児童の有(児童数)無の年次推移」厚生労働省「2022(令和4年) 国民生活基礎調査の概況」、「図表3‐13 近居している家族・親戚(複数回答)」・「図表3‐50 子供を通じた地域とのつながり(複数回答)」文部科学者委託調査「2022(令和4)年度 家庭教育の総合的推進に関する調査研究~家庭教育支援の充実に向けた保護者の意識に関する実態把握調査~」

見渡せば子どもや見守ってくれる大人も身近に溢れていた頃とは違い、地域のつながりが希薄している状況だからこそ、無償・安価に利用し続けることができる居場所や、地域に根差し若者を支える文化活動が必要だと考え、私たちは充実した居場所づくりを続けていきたいと考えています。

これらの活動を通してずっと根底にあるものは、豊かな文化体験や遊びを通して「自分らしさ」を開放し、引き出すきっかけづくりや、地域と社会のつながりを育むまちづくり、家庭でも学校でもない第3の居場所づくりに貢献する中で、誰もがありのままの自分を認め、好きでいられる未来をめざすことです。

ですが、こういった事業を完全に無償化するためには自主財源のみでは賄い続けることができず、一部は参加する子どもからお金を徴収せざるを得ず、家庭の経済状況で参加できない子が出てきてしまったり、和太鼓の皮など破損が見られても修繕費が捻出できず一部敗れた個所があってもそのまま使用せざるを得なかったり、古い備品を何度も自前で修理しそのまま使用し続けるなどひっ迫した状況もあります。

こうした活動を続けていくために、一人でも多くの方に、活動を支えていただけることを願っています。

どうぞ、貴方のお力を貸してください。

みんなの思いが集結すれば、それは大きな活動資金となり、家庭の事情にかかわらず、どの子も参加できる機会を保障できたり、和太鼓などの修繕費や買い替えの費用に充てることができ、子どもたちのために文化活動のより充実した環境を用意してあげることができるようになります。

頂いた寄付金は、大切に利用させていただき、下記の様々な形で子どもたちの元へ届けます。

遊びの場づくり

「ひと山まるごとプレイパーク」

月1回の定期開催、そのための専任スタッフの人件費、毎月の下見・下草処理等フィールドのメンテナンス、当日と下見の保険代年間分、フィールドに設営したツリーハウスや山小屋のメンテナンス、老朽化した旧ツリーハウスの解体作業・廃材処理、子どもたちが利用する工具の購入・メンテナンス、タープやテントや机や椅子といった備品購入等  

「どこでもプレイパーク」

遊びを届けるプレイカーの車検代や車両保険代や自動車税などの維持メンテナンスをはじめ、児童館やプレイパークの無い地域に出向いて出張遊び場を開催、遊びと子どもの専門家であるプレイワーカーを雇用し現場に配置、定期的な研修、支え手を増やしていく遊び場サポーター養成講座の開講、プレイカーに搭載する遊びの素材(木材・ビー玉・ロープ・楽器、チョーク・黒板・コリント・有孔ボード等)のメンテナンスや購入等

文化体験の場づくり

「大阪高校生演劇フェスティバル」

年1回のフェスティバルの開催、会場となる舞台の確保(実践技術交流会の会場費、舞台打ち合わせの会場費、リハーサルの会場費、本番の会場費)、控室の借用料、広報物の作成・宣伝費、照明・スモーク・舞台装置・音響機材など、より高度な機材や備品を高校生が使用できる機会の提供、プロの演出スタッフによる指導の場づくり

「北摂太鼓集団」

各種太鼓の維持メンテナンス、太鼓置き場の借料、太鼓活動の発表の場づくりに掛かる経費(依頼をとってくるために掛かる経費)、練習に掛かる経費(練習場の借料、太鼓運搬費用等)、広報宣伝費、幟や横断幕の製作やメンテナンス、発表時に着用する衣装の制作やメンテナンス

地域とのつながりを育む場づくり

「いけだ夢燈花」

2024年度のいけだ夢燈花

地域の子どもと大人との交流を育むキャンドルづくりワークショップ開催費(ペンやカップなどの材料費など)、パンフレット作成・チラシ配布などの広報費、ほのあかりコンサートの音響・照明機材費、屋外会場設営に必要な電気配線工事費、保険料、灯篭づくりの竹を刈る道具や点火のためのチャッカマン、消火用バケツやアルミホイルなどの備品購入代

「とんど焼き」

切り出した竹の運搬用軽トラックレンタル料、とんどの櫓用木材費、点火式で舞う御神楽の練習会場借用料、実行委員会議の会場借用料、資料費、チラシ作成・新聞折込などの広告費、保険料、臨時駐車場警備費、屋台出店の材料費など

皆様のあたたかいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

特定非営利活動法人北摂こども文化協会の理事長、川野麻衣子と申します。

私自身、家でも学校でもない、地域における<子どもが主役の文化活動>の中で、育ってきました。私が3歳の時に、新興住宅地に移り住んだ我が家でしたが、母は、下町で育った幼少期の自分と同じように、我が子も、豊かな文化に触れ、隣近所の人たちと関係性を育みながら育ってほしいと願ったそうです。「文化果てる町」と揶揄されるほど、都会から離れた郊外の新興住宅地に移り住んだ我が家でしたが、社交的でバイタリティあふれる母の行動力によって、<おやこ劇場>という母親を中心とする「共同の子育て」を創り上げる市民活動に出会い、そこで親子共に、豊かな文化体験を得ることができ、今につながる豊かな人間関係を育むことができました。

年に4回、人形劇や音楽会など生の舞台を招致・鑑賞し、夏休みには20家族くらいの大所帯でキャンプに行ったり、中学生になれば中学生会を立ち上げて、自分たちの好き放題のイベントを企画して実行させてもらったり・・・24時間寝ない名付けてゴキブリキャンプに挑戦や田舎もんの私たちが電車を乗り継いで都会に繰り出す遠足など・・・。本当に楽しい思い出がいっぱいです。

当時の鑑賞の取り組みは、学校の体育館を借りての舞台上演。鑑賞する側の私たちは、自宅から座布団を持参。体育館の床に、座布団を敷いて、自分の席をつくりました。肩寄せ合って、ぎゅうぎゅうになって鑑賞したことも、よく覚えています。親の膝の上でぬくもりを感じながら観たことや、ハラハラどきどきしながら上演作品の物語に引き込まれて熱中したこと。親や友だちと同じ作品を見て、一緒に心動かした経験は、懐かしく愛おしい感覚として、心と体に残っています。

中学生会は、自身が大学時代まで続き、最終的に、中高生・青年の会にまで発展しました。要は、子ども・若者自身による自主サークル活動だったわけですが、自分たちでやりたいことを考えて実行に移したり、自分がやりたいと発案したわけでなくとも他のメンバーが発案したことを仲間として協力して実現させていく経験は、地域活動でしかできない、とても満足感のある充実した取り組みでした。

ゴキブリキャンプも、都会へ遠足に行くのも、大人になった今になって振り返ると、元はキャンプや遠足など、学校や家庭での日常生活で知って学んで経験したことをなぞらえて、今度は、私たち=子どもたちだけで、企画・運営する実学であり、自治の体験だったのです。自主的に、主体となって、責任と権限を与えてもらって、自分たちのやりたいことを自由にやらせてもらえた経験は、今の私を形作っています。子どもを尊重する、ということ。民主的であること。自治運営の難しさと楽しさと大切さ。

今を生きる子ども・若者にも、私が経験してきたような、文化に触れ、自治を体験でき、子どもとして尊重され、地域の中に構ってくれる親以外の大人がいる、そんな豊かな社会を与えてあげたいと、切に願って、私は特定非営利活動法人北摂こども文化協会の活動を行っています。

弊協会の理念・目的に、ご賛同いただき、そんな社会の実現に向けて、ご支援いただけましたら幸いです。

特定非営利活動法人北摂こども文化協会

理事長 川野麻衣子 拝

団体情報
NPO法人北摂こども文化協会
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